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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月25日 (Mon)
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2011年04月09日 (Sat)

学校教材の、巨大な天気図用黒板。
毎日、天気図が書けます。
最低ピンナップボードにはなる。
しかし、そもそも日本地図がヘン。


放射能が、ですね。
放射能がなんとかならないと、何も決まらないわけです。
復興も、支援も、暮らしの腰の座り方も。
最悪のシナリオは誰も言ってないわけですから。
まず、教えてください、最悪の場合を。
原発抜きで、生活レベルを落として、徐々に右肩下がりの経済に入っていく、ってのが、今での最良のシナリオなんだなあと思っています。

それでもいい。 心の豊かさとは何の関係もない。
昔トンガのおばさんと話して、「ここ(アメリカ西海岸なのに!)は気候が悪い。 トンガは、毎日がピクニック。」 と言ってたのを思い出す。
それから頭に住み着いて離れないことば。 「毎日がピクニック。」
大島弓子のタイトルみたいじゃありませんか。

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2011年04月06日 (Wed)

ガラスと鉄枠で、ぼんぼりのかたちを模しています。
吊り下げと床置きの両用。
長年の埃でほとんど 「乳白ガラス」 状態だったのを洗ってみたら、少し可愛くなくなってしまった…。 (こういうことってよくある。)
でもローソクをつけてみたら、すごくきれいでした。
このまま下げた裸電球にかぶせても使えそう。
で、停電時だけランタンにするっていうのはいかがでしょうか。

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2011年04月04日 (Mon)
ニコニコ通信別刊

                             BY 長嶋
買い占めの次は買い控え、全く「日本は一つだ」等のキャンペーンが虚しい。
政府の発信がわかりずらい、等の中傷してるより、風評の責任は買わない人の意識を変えなきゃ。
原発の情報は正しくだせと言いつつ、出した内容がどうなのかどうすべきか、の説明は普通にはわかりずらい、それはもはや政府の広報の問題ではなく、原発そのものがもつ「面倒くささ」だ。
2011年04月01日 (Fri)

夫は電気とか計測とか工学とかの関係の仕事をしている。 (実はよくわかっていない。 きいたけど、「むずかしいおしごと。」 で終わらせられた。)
その理工系の夫がいうには、「今回の地震で何が美談って、新幹線がすべてピタッと停まったこと。」 だと。
関東大震災で列車の転覆事故死が多くあったのに比べると、あのスピードで地震を感知してすぐ停まったことは、もっともっと称賛されるべきことだという。

また昨日は、アメリカの学者の「自虐的な論文」 の話をしていた。
「東北の部品工場が被災し、世界中のメーカーがモノを作れなくて困ってるが、それだけ日本の部品は、他の国では代替不可能な、唯一無二の部品であることを世界に知らしめた。
(中国で作れるものはすでに中国に移ってしまっている。)
ひるがえってアメリカを考えると、アメリカの工場がすべてストップしたからといって、世界のどの国が困るというのか? どこも困らない。」

という内容だそうです。

だからだから。
東北の工場、どうか立ち直ってくれますように。


気を取り直して、4月の骨董市出店

 3日(日)  東京国際フォーラム (有楽町駅フォーラム口)
10日(日)  調布布多天神 (調布駅北口)
17日(日)  高幡不動尊 (高幡不動駅)
23日(土)  浦和調神社 (浦和駅)
29日(金)  高幡不動国宝祭り (高幡不動駅)

遊びにいらしてください。


2011年03月30日 (Wed)
誰でも、心の重しになるような、困難の時の支えになるような、作家や一冊の本があるのではないかと思います。
昔知り合った女の子は、「私には坂口安吾がいるからだいじょうぶ。」 と言っていました。

自分の場合はというと、ずっと、吉本隆明の 「初期ノート増補版」(試行出版部) で…。 
どうしても、そうなのです。
ほかに山ほど読んでも、そうなのです。 しかたがない。


〈 …生れ、婚姻し、子を生み、育て、老いた無数のひとたちを畏れよう。〉
〈 もう、ひとりの先達もいなくなった。 奥深い静寂について、又茫漠たる海について、あきらかに今しずまうとする人類の寂しい夕暮れについて、あの不気味な地平線の色について、誰が僕といっしょに考へてくれるか。 〉
〈 仮りに僕が何者であらうとも、僕の為すべきことは変わらない。  〉
〈 けっきょくは「そこ」へゆくに決っている。 だから僕は「そこ」へゆかうとする必要はないはずだ。 「ここ」をいつも掘下げたり切開したりすることの他に、僕に何のすることがあるといふのか。〉
〈 あの正号から出発していく幸せなひとたち。 僕は先づ負号を充たしてから出発する。 〉
〈 あいつもこいつも 賑やかな奴はみんな信じられない どうして 思想は期望や憧憬や牧歌をもつて また 絶望はみみつちい救済に繋がれて提出されねばならないか 〉

違う本ですが、

―〈 エリアン おまえは此の世に生きられない  おまえはあんまり暗い 〉―
―〈 エリアン おまえは此の世に生きられない  おまえは他人を喜ばすことが出来ない 〉―
―〈 エリアン おまえは此の世に生きられない  おまえの言葉は熊の毛のように傷つける 〉―
―〈 エリアン おまえは此の世に生きられない  おまえは醜く愛せられないから 〉―
―〈 エリアン おまえは此の世に生きられない  おまえは平和が堪えられないのだから 〉―

この 「エリアンの手記と詩」 は、彼の起点、と思う。

いつも、いつだって、吉本さんが分かってくれている、という気持ちでいっぱいでした。
と、いう人たちが、多分自分のほかにもおおぜいいて、それが吉本主義者とか信者とかやゆされるゆえんでしょうね。 いいの、べつに。
吉本自身は、こういうふうに依拠されるのは心外だと思う。

こういう 「負号感覚」 を抱いてしまうのは、まあ、青年期特有のナルシズムです。
ナルシズムではあるけれど、こういう心性を通過していない思想家を私は信用していない。

大衆からの極度の疎外感と、大衆性への憧憬美化のアンビバレンツ。
彼の膨大な思想体系は、そのうえに成り立っているのだと思う。
後年の彼の状況への発言は、違ってるなとか、とんちんかんだなと思うところもあったりするのだけど、でも。
彼の仕事を部分的に批判する人たちの言葉が、(私には) 痛くもかゆくもないのは、その人が 「青年吉本の負号の心性」 に共鳴したことがあるとは感じられないからだと思う。

そして、このところ、繰り返し思い出しているのは。

〈 ぼくはでていく
  冬の圧力の真むこうへ  ひとりつきりで耐えられないから
  たくさんのひとと手をつなぐといふのは嘘だから(略)  
  ぼくの孤独はほとんど極限に耐えられる
  ぼくの肉体はほとんど過酷に耐えられる
  ぼくがたふれたらひとつの直接性がたふれる
  もたれあふことをきらつた反抗がたふれる 〉 (ちひさな群への挨拶)

ちょっとね、最近、ガソリン不足(解消してきました)や物不足や停電やの現実的なちょっとした困難などと比べられないくらい、ある雰囲気に呼吸がくるしくなってきたので…。
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