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2024年04月25日 (Thu)
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2012年01月03日 (Tue)

年々縮小合理化されていくわが家のお節。
もう長いこと三段の陶重は使わず、 パイレックス角容器に…。


子供をだます、 って、 子育ての最大の愉しみだと思いませんか?
吉本ばななさんという方は、 ご両親 (吉本隆明夫妻) のだまし方がとても上手だったらしくて、 高校生の時まで 「サンタさんはいる」 と信じていたそうだ。
それを知ったとき、 よし、 私も高校生まではだますぞ、 と固く決意したのでした。
それはそれはエネルギーを使いました。
イヴの夜は、 子供たちが寝たあとに、 飲みかけのティーカップや食べかけのクッキーなどをセットしたり、 ベランダに足跡などをつけたり。
フィンランド発 「サンタからの手紙」 を頼んだり。 (これはきいたようです。)
一番気を使ったのは、 新聞やテレビなどの 「サンタって本当にいるの?」 とか 「心の中にいるよ」 とかいう記事からガードすることでした。
よけいな特集しないでー、 って思っていました。
まことしやかに、
「サンタさんは世界中からの寄付で暮らしていて、 クリスマス以外はおもちゃやモノの修理 (道具屋か!) をしていて…」
なんて説明もした。
それがばれたのは… 。
プレゼントを包んだ近くのダイエーの包装紙からだったのでした。
サンタさんは下請けに頼んでるから、 そこらへんで調達するのよ、 と言っても、 もう疑惑は消えない。
結局、 小学校中学年まででしたね、 だませたのは。
(と思ってたのは間違いで、 ほんとは低学年で気づいてたけど、 せっかく頑張ってるから知らないふりしてたんだって。 それじゃ逆だましだよ。 あなどりがたし、 こども!)

代わりに、 といってはなんですが、  だましていたことがあります。
写真にも写っている、 ゆで卵を半分に切って、 黄身を出してマヨネーズと塩少々であえ、 また白身につめて、 いくらをトッピングしたもの。 
これは昔おもいつきで作った料理なんですが、 はなやかなのでお正月のたびに作ってたのね。
すると娘はすっかり 「一般的なお節料理の一つ」 と思い込み、 高校生のときに友人達とお節の話題で話が合わなくて、 気づいたとのこと。 
サンタでは失敗したけど、 これはやったね、
以外と簡単なのです。
お正月には必ず作ること。
お正月以外には作らないこと。
この二つです。

ちなみに私の知り合いの男性は、 小さいときから親に 「バナナはとてもまずい」 と教えられて育ち、(昔バナナはとても高価だったのです) 小学高学年で友達の家で初めて食べて、 その後とても親を恨んだそうです。
恨みを残すだましはよくないと思います。





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お写真、すごく優しいにおいがしました

お店に伺ったときも感じましたけど、あったかくてかなしいふしぎなにおい



うん、なんてゆうか...
ちっとも上手な言葉で出てきませんが、スキです

けむり 2012/01/04(Wed)04:53:03 編集
けむりさん。
コメントありがとうございます。
新年からとてもすてきなプレゼントをいただいた気持ちです。
「あったかくてかなしい」
「あったかくてかなしい」 
反芻してしまいました。
なんてすてきな表現をいただいてしまったんでしょう!
いとおしいとか、すてきだとか、かなしいとか、はかないとか、複合的な意味を持つ 「あはれ」 となんか似ていますね。
子供が大きくなるのも、親が年老いていくのも、生別も死別も、ひとが生きて暮らしていくということは、基本、かなしいことだと思います。
その中で使われてきたモノたち、「あはれ」 でないはずはありません。
できるだけそう思うものを扱えたらな、と思います。
(結局、ビンボーくさいものってこと?)
「ナニコレ系」もありますが、愛嬌ってことで・・。
またいつでもいらしてくださいね。
リルコ 2012/01/04(Wed)09:33:35 編集
無題

うわあ
こんなにテイネイに汲み取ってもらえて、ウレシイ

散った花の残り香がとかゆっても基本的に「ハア?」みたいなリアクションばかりなのでホントにウレシイ

どれだけ暖かい春の景色もやがて枯れ野原になるとゆう、その無常さ

でもその枯れた花から漂う、薄目になれば満開の花が見えるくらい生々しい残り香

満開の花(の幻想)がみせる暖かさ


そういった、陰と陽の感覚を同時に突きつけられたときの高揚感

わたし、そのときのかんじをノスタルジーとゆうふうに呼ぶのだと思っているのですけれど


なんでしょう
まとまらない!



こんど、話しかけてもいいでしょうか?
けむり 2012/01/08(Sun)02:03:50 編集
無題

あの
言い訳みたいになりますが
とゆうか言い訳なんですが

よぱらっていまして、すごく変な文になってたらごめんなさい...

けむり 2012/01/08(Sun)02:29:51 編集
再びけむりさん。
そういえば、時間帯がすごいなと思っていたら、よばらていらしたのですか。
人生を長くやってると失われていくものもいっぱいあるのですから、「無常感
を感じやすくなるのですが、
いくら若くても、子供でも、
失われてしまった幼児の時間や、毎日失われつつあるものごとの中で生きているのですから、
「さみしい」という感覚は誰でもいつもつきまとっいる気がするのね。
夏の終わりにかすかな秋の気配を感じただけでも、そうですものね。
想像ですけど、けむりさんは、幼児期や年少期にしあわせな記憶がたくさんおありなのではないかと思います。
言葉の感覚もよくわかります。
けむり、というネームからしてすてきだな、と思いました。
(むかーし、店の屋号を変えるときに、当時のバイトにいくつか候補を考えてもらったことがありました。
そのときに、「くもり」とか、「あさって」とか、案を出した人がいて、売れなさそうな名前だから採用しなかったけど、私はめちゃくちゃ面白いなあ、と思いました。
その人を思い出しました。)
店なんだから、いいですか?なんておっしゃらないで、どんどんお声をかけてください。
あまりよぱらわれないように。




リルコ 2012/01/09(Mon)10:14:52 編集
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