露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
※ 先日のネコ親子、その後お客さんとリンクしながら出入りを繰り返していた。
閉店時間になったので、出ていったことを確かめて、戸締まりして、電気を消して、さあ帰ろうとしたときに、なんか、不安がよぎったのですね。
もう一度電気をつけて二階に確かめにいったら、いました、親ネコが。
家具を積んだ最上段で、まったりくつろいでた。
なんとか追い出したけど、(一苦労でした!)あのまま閉めて帰っていたら、ネコには恐怖のわけわかんない一夜になったことでしょう。
「ナンパしたうえに拉致」 しちゃうところだったよ。
スタッフのみなさん、ネコ指さし確認! へんな業務ばかりですみません。
※ 写真は毎年ちびちび仕入れてたデッドストックのモールサンタ。
仕入れ先の古い浅草の問屋さんも僅少在庫を卸してたから、毎年仕入値が上がっていった。
高くても買えるうちはよかったけど、とうとう在庫がなくなったとかで、(製造元は高齢化でとっくにやめている) もう売ってない。
買えなくなったのは実は二、三年前からだが、ひょっとして少しくらい残ってるかなとあきらめ悪くて行ってみたけどだめだった。
昔は、サンタといえばこれでした。
超有名サンタ。
小人みたいな妖精みたいなサンタ。
簡略化のデフォルメだろうけど、それだけじゃなく、昔の日本人には、サンタのリアリティーというものが分かってなかったんじゃないかしら。
「うちのじいさん」をモデルにしたとしか思えない。
そうだよね、こんな手間かかって単価安いもの、作ってられないよね、と思いながら、絶滅種をなす術なく見守ってるみたいで、さみしい。
ちびちび、店にあるだけ売ります。
1P ¥500
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じつは前からそうじゃないか、と疑ってたんだけど、骨董市で若い方が何人も、売り物のトランクを開けようとして悪戦苦闘してるのを目撃してしまって、確信しました。
今の若者は、どうやらトランクの開け方がわからない!
軽くショックをうける。
訊いてくれればホイホイ教えるのですが。
というわけで、今日は講習です。
古いトランクに多い写真のタイプは、丸い鍵穴の部分を、右側についてる方は右に、左側についてる方は左にずらすと、バネの部分がパチンと上にあがって開きます。
70年代以降に多い長方形型も、真ん中の部分か下の部分(デザインによって違う) を、右側のは右に、左側のは左にずらす。
そして、ここからが肝心!閉めるときは、はねあがってるフタを片手で力で押し込んで閉めないこと。 故障の原因になります。
両手を使い、片手でずれる部分をまたずらしながら、上のフタをさげ、ずらしていた手を離す。
開けるときは片手で出来るけど、閉めるときは両手で。
力まかせ厳禁です。
時代変わったなあ、と思います、ほんと。
古いガラスのシェードなんかも、「自分のとこは天井そなえつけのライトだし。」 と思ってあきらめてる人も多いんじゃないかなあ、と疑ってしまいました。
あれはドライバー一本で簡単にはずせ、引っ越すときなどはちゃんと元通りに出来るんだよー。
ぐちる 3
長嶋 康郎
1リットル入りコーヒー牛乳の飲みかけのパックが気になって、籐製の乳母車に乗せた子供達や皆を先に行かせ一人戻った。途中、普通の牛乳パックを持った若い男と落ち葉の積もった林の中ですれ違った。牛乳パックの開け口は少し汚れていたがコーヒー牛乳は3分の1くらい残っていた。皆に追い付く為に牛乳を飲みながら急いだ。山道を降り、アスファルト道に出、少し広い道を渡り、雨に濡れた誰もいない街路を抜け向かった。だんだん歩調が速くなり走り始めた。もう、周回遅れのマラソン走者の感じで焦っていた。そこを通るのは初めてではない、という記憶があった。居合わせた男がコースはこっちだ、と迂回するような登り坂の街路を差し示した。息が詰まってこんなに走って大丈夫かなと自分を思った。西欧風のその建物を回り込めばゴールかと思ったらそこは切り立った山の山頂の前だった。一本残った前歯のような突端に登ると360度の景観があった。そこから歯の裏側を一気に駆け降りると、薄暗い巨大な大理石の柱が並ぶ美術館のような建物に着いた。中
の一部屋に入ると数人の人が最終点呼をしていた。そこにかつて私の彼女を奪ったことのあるTがいて、此処じゃないよ、と別の部屋に私を案内した。そこにAと誰かがいた。それから私の傍らに愛しい人の気配があった。私は胸が一杯になるのを感じた。
と、そこで目が覚め、自分は一人だと気が付いた。胸が一杯になる愛しい人という存在が無いことはとても寂しいことなんだなぁ~。
長嶋 康郎
1リットル入りコーヒー牛乳の飲みかけのパックが気になって、籐製の乳母車に乗せた子供達や皆を先に行かせ一人戻った。途中、普通の牛乳パックを持った若い男と落ち葉の積もった林の中ですれ違った。牛乳パックの開け口は少し汚れていたがコーヒー牛乳は3分の1くらい残っていた。皆に追い付く為に牛乳を飲みながら急いだ。山道を降り、アスファルト道に出、少し広い道を渡り、雨に濡れた誰もいない街路を抜け向かった。だんだん歩調が速くなり走り始めた。もう、周回遅れのマラソン走者の感じで焦っていた。そこを通るのは初めてではない、という記憶があった。居合わせた男がコースはこっちだ、と迂回するような登り坂の街路を差し示した。息が詰まってこんなに走って大丈夫かなと自分を思った。西欧風のその建物を回り込めばゴールかと思ったらそこは切り立った山の山頂の前だった。一本残った前歯のような突端に登ると360度の景観があった。そこから歯の裏側を一気に駆け降りると、薄暗い巨大な大理石の柱が並ぶ美術館のような建物に着いた。中
の一部屋に入ると数人の人が最終点呼をしていた。そこにかつて私の彼女を奪ったことのあるTがいて、此処じゃないよ、と別の部屋に私を案内した。そこにAと誰かがいた。それから私の傍らに愛しい人の気配があった。私は胸が一杯になるのを感じた。
と、そこで目が覚め、自分は一人だと気が付いた。胸が一杯になる愛しい人という存在が無いことはとても寂しいことなんだなぁ~。
寒くなってきたので、目下冬物衣類が売れ筋です。
冬物は実際に寒くならないと売れないので、みんなけっこう泥縄で生きてるのね。
店は、一応メンズとレディスでラックを分けているのだけど、昔からレディスしか見ようとしない男の子も、多い。
特にここ数年は小さめサイズが旬なことだし、コート、ジャケットなどはユニセックスなデザインが多いからそれもわかるのだけど、今年の男子はさらにエスカレートしてて、いかにも昭和の少女的なピンクの衿付きカーディガンや花柄ブラウス、チェックの七分丈パンツなどをお買い上げくださいます。
試着すると、ヘンにお似合いなのがニクイ。
「ここ、一番古着っぽいのありますね。」 と、なんかわかんないことも言われた。 (だって古着だもの…。)
このところたてつづけだったので、こういう男子をなんていったらいいのかしら、森ガールならぬ森ボーイでもないし昭和ガールならぬ昭和ボーイでもないし、昭和ガールボーイ?
わけわかんなくなってきたけど、中年男性の方は、サイズ、デザイン気に入っても「ボタンの打ち合わせが女用」だというだけでダメみたいなので、自由でいいな、とひそかに思ってます。
出来ればおじさん達もキヨシローみたいになってほしいなあ。