露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
発送時に入れた姿見鏡台分解図。
のっけから結論を言ってしまったけど、日本の中古家具は、とても安いと思う。
先日姿見鏡台が売れて、横浜に配送のため分解した。
買われた方が必要だと思い、下手くそだけど分解図を書いて同封した。
釘もボンドも使ってないからこそ、分解し組み立てられる。
こういう造りだと、傷んだ部分だけつくりなおすことも可能なのだ。
引き出しの奥には隠し箱まで作ってある。
鏡台に限らず昔の家具は、本棚も、引き出し箱も、南京椅子も、全てそう。
釘もボンドも使わず、ホゾ組みや木組みで、いつでも修理可能なように作られていた。昭和30年代までは。
その技術は、継承されるのでしょうか。
技術もさることながら、何より感嘆するのは、使い手の使い勝手と、年月を重ねたときのことまで考えている、という、その心だ。
いつからこういうものが売れなくなって、日本の家具職人が苦しんできたかというと、はっきり1980年代からです。
安いアジア製で価格破壊が起こった。
それまでは日本に大量生産のブームがきても、高くてもいいものを、と思ってる層に支えられて、何とか職人仕事も生き残ってこれた。
今、昔並みに手の込んだ物を望んでも、職人がいないか、手を出しにくい値段になるでしょう。
中古家具は、たいてい一万円前後から手に入る。(まだ。)
で、冒頭の結論です。
って、本当はそういうことを言いたいんじゃなくて、「いい職人がいいものを作って、それで食べていける世の中になってほしい。」ということなんです。
りょう(ルオーあらため)が分解の間ずっとくっついて見てて、「ほら、すごいよねー。」と言い合った。
りょうのお父さんは、内装業を自営していたが、本業で食べていけないそうだ。完全主義の職人らしい。
「完全主義者の内装業」?
食べていけないに決まってるじゃん!
8月いっぱいは、恒例の(と言っても、スタッフ以外に浸透してないけど)、「上海リルサマータイム」として、開店時間を二時間遅らせ、
14時OPEN ー20時CLOSE
です。よろしくお願いします。
8月の骨董市出店
1日(土) 阿佐ヶ谷神明宮
9日(日) 調布布田天神
16日(日) 高幡不動
22日(土) 浦和調神社
遊びにいらしてください。
14時OPEN ー20時CLOSE
です。よろしくお願いします。
8月の骨董市出店
1日(土) 阿佐ヶ谷神明宮
9日(日) 調布布田天神
16日(日) 高幡不動
22日(土) 浦和調神社
遊びにいらしてください。
古いものにも懐かしいものとべつに懐かしくないものがあって、幻燈機は、すごく懐かしい。
幼いころ、高校生だった叔父が家族、居候学生(昔はよくいて今いなくなったものに、居候というものがあったのを思い出した。子供の友だちとか、知り合いの子供とか。いい風習だったね。)を集めて、白い漆喰の壁に上映?した。
漫画のさるかに合戦とか、桃太郎とかである。
幼いこどもには楽しかったけど、大人にはいかがなものだったでしょう。
幻燈機で楽しんだ、その頃こそが、まさに幻燈のよう。
まだ仕入れたばかりなので、しばらく眺めていられるかなと思ったら、年輩の男性が即決買い。
こんなとき、顔では平然として、心では「あっ、まだだめ」オーラを発している。
バイトのひろかちゃんは、お気に入りのブリキの大型絵の具箱(革の持ち手がついて、中身もつまっていた)を、買おうとされたお客様に、絵の具箱ならこっちにいろいろありますよ、筆ならこっちにありますよ、とそれとなく阻止しようとしたが、買われちゃったそうだ。
古いものは一点物だから、気持ちはよくわかる。(店としては問題だね。)
sold out