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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月26日 (Tue)
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2009年07月18日 (Sat)

仕入れたばかりの風力計が、店頭に置いてある。
昨日の夕方店のそとで、「フー!、フーッ!」と激しい息の音がするので、そっとのぞくと、学校帰りのちっちゃな体の中学生の男の子が、しゃがみこんで風力計に必死に息を吹きかけていた。
とちゅう咳き込んだりしちゃって、苦しそうなのにもう夢中。
ときどきちらっと店のなかを見て気にしている。
くそ暑いのにずっと続けてるので、見かねて近づいていった。
「あのねー、こうやって手で回してもメーターは動くんだよ。ほら。」
「あ、そうか。」
これおもしろいですねー、と言って去っていったけど、あとで考えると、あの子自分の息の風力を計りたかったのか?

                                 ¥8500

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2009年07月15日 (Wed)

今一番気に入ってる売り物のホーロープレート。「はい、すみません!」という気持ちになる。

だいぶ前になるけど、田舎の小屋の壁からひっぺがしてきたような、巨大サイズの「金鳥蚊取り線香」の看板が、コレクターの方に売れたときは心底ホッとした。
店じゃなくて骨董市で売るべく、ワゴン車の横の窓から、巨大なニワトリをのぞかせて、いつも走ってたんだもの。
それ以来なるべく小さいものを、とこころがけてるけど、相変わらず看板好きです。

店のバイト、ルオーが某有名写真家に古いクスリビンをあげた件は、「小さい男の子が、ボクのタカラモノ、といってセミのぬけがらなどをプレゼントするのと、同じようなもんだな、と思った。
誰にでも通用しない。
セミのぬけがらを気に入ってくれるか、その気持ちがうれしいと思ってくれるか、どっちかじゃないと。

sold out

2009年07月13日 (Mon)
ルオーと最初に話をしたとき、なんか昔の自分と似てる気がしたので、長谷川利行の画集を貸した。
案の定、気に入ってくれた。
ジャズは聴いたことないらしかったけど、バド・パウエル(私の背後霊のような人です)を勧めたら、やはり大変気に入って、「他にもクライのないですか?」と言ったので、やっぱり似てる、と思った。
むかしむかし私が高校生のとき、長谷川利行と並んで木田金次郎という画家の絵が大好きだった。
ある日の朝、いつものようにバス通学してる途中、急に木田金次郎のいた町に行きたくなり、バスを長距離バスに乗り換えて三時間ほどの、岩内という小さな漁港町に行ってしまった。
警察に行って家をきいて、いきなり、ごめんください、絵をみせてください、と家まで行ってしまった。
木田はもう故人で、ご家族しかいないことはしってたけど、私も有島武郎「生まれいづる悩み」の主人公(木田がモデルです)のように、絵を描く、ということに主観的にはせっぱつまっていた頃だったのだ。
のちにご家族から学校にばれ、怒られはしなかったけど知らない先生にも顔を見にこられたり。

なぜ今そんなことを思い出したのかといえば、ルオーが最近同じような「アポなし突撃訪問」をやらかしたからです。
お相手は、某人気写真家。ルオーは、自分の絵と、うちの店で買った古いゆがんだクスリビンを渡したらしい。
どっちも気に入ってもらえたらしく、それぞれ写真にとり、展示されたそうだ。
その写真家は私も大好きなので、そうか、クスリビンが行ったのか、と思うと、たいへんうれしいのだけれど。
っていうか、思い詰めた若者ってのは、なんだってするなー、とあらためて思ったのでした。
2009年07月08日 (Wed)

ずっとCD化を待ち続けて、やっと出た、プーさんの「イン・コンサート」。
これのA面「ダンシング・ミスト」を、ジャズ喫茶時代によくリクエストしてた佐藤敏行くん、元気かーい?
出たという喜びよりも、なんで今まで出さなかったの、という怒りのほうが…。
今ならいくらでもデジタル処理でできそうなことを、ツーエレピとツードラムでファンクな味をだしている。1970年だもん、すごいよ。
CG使わずにセル画でアニメ作るようなものかしら。
今聴くと、峰厚介のソプラノサックスが、線が細いなと感じるのは、CDだからだろうか。
昔のように、ラックスの真空管アンプとアルティックA7で大々々音量で聴きたい、と思った。
そのかわりといったらなんだけど、昔はほとんどくぐもった音で聞き取れなかった、ベースラインがとてもクリアで、いい演奏だということが初めてわかったりして。
アルティックA7ってそんなもんだ。(かな?)



2009年07月07日 (Tue)

CDショップ珍屋の看板猫。通行人にさわられまくり。

駅ビルに入ってる某CDショップが、とてもつまらないので(探し求めてるというほどじゃないけど、見かけたらほしいと思ってるのがあったためしがないし、へぇこんなの出てたのか、と思うのに出会ったためしがない)、久しぶりに珍屋へ。
猫ちゃん健在。私もさわりまくる。
店長のなぎちゃんとひさしぶりに話す。
開発から忘れられたような国分寺は、個人商店がまだ多いのが魅力なのに、南口も北口も大型開発がせまっているようだ。
つまんないな。
立川のような街を増やしてどうするんだろう。チェーン店ばかりの街を。
私は、町の魅力は、個人商店が多いことと、お年寄りが元気なことと思ってる。
市が家賃補助をして、若者や脱サラの起業を援助したらいいと思う。
大型開発よりそのほうがよっぽど有効な町づくりだと思うのだけど、まあ、いろいろな業界といろいろあっての開発計画なんでしょう。
珍屋で、ジョージ・ルイス「オハイオユニオン」、スタンリー・カウエル「幻想組曲」、マービン・ゲイ「レッツ・ゲット・イット・オン」、ジェイ・Z「キングダム・カム」を購入。
われながらめちゃくちゃなセレクトだと思った。



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