露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
ポートランドのダウンタウンでスタバしてたら、ノードストロームという高級デパートの前に、長ーいリムジンが停まった。 (縦列駐車!)
デパートから車椅子のおばあちゃまが出てきて乗り込み、店員が見送りをしてたよ。
こういう人もいれば、ここらへんは昔はいなかったホームレスもいっぱいいたりもする。 (ポートランドの失業率は10%超えてるそうです。)
個人商店がどんどんなくなっていて、チェーン店だらけになったのも、日本とおんなじだ。
おいしかったパン屋さんも好きだったクラフトショップも消えていた。
でも、目的だったパウエルズという大型本屋には行けた。
ここは、古本も新刊も売っている全米屈指の大型本屋で、ポートランドでは必見だと思います。
コーナーごとに関連グッズも売っていてビレッジバンガードみたいですが、グッズの質が高い。 写真集や画集も充実していて、一日中でもいたいくらいです。
観光客が必ず行くパイオニアプレイスというショッピングビルは、私にはまったく関係ない一流ブランドショップばかりだけど、サンリオがあったのがおかしかったな。
ひやかしのつもりで「クレアーズ」に入ったら、以外にかわいいアクセサリーが充実してて、日本のようにギャル向けじゃなくてずっと楽しい!
はまってしまいました。 あれもこれもいいなと思いながら、ロックテイストなペンダントを買う。
あとは、特に行きたいところがないのでスタバで人や車の行き交いを見ていた。
買い付けに関しては、いつもながら「とてもわりに合わない仕入れ」 になりそうです。
アンティークショップでは仕入れ値というわけにはいかないし、たまたまスリフトショップなどで安いものを見つけても、郵送費が段ボール一箱で万単位のお金がかかる。
(いつからだったか船便というものが無くなったので。)
しかも、どんなに厳重に梱包しても、勝手に開けてチェックされるので、必ず三、四個は割れてる。 (またガラスものが好きときてるんだ。)
割れて消えた仕入れ品も、経費なのです。
それでも、「古きよきアメリカ」 を思いださせるもの ―手刺繍のリネンとかキルトとかオールドパイレックスとかキッチンツールとか― を少し買うことが出来たので、店でさらっと売ってから、(店ではレイアウトするスペースがないので)骨董市のほうに並べようと思ってます。
よかったら見にいらしてください。
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今回滞在した「新興地区」のアパート。 白いテラスとテラスの間に階段と玄関がある。 広い敷地に、五十棟くらい建っているのに、昼間も夜も人影なしで、住人同士、もちろん没交渉。
まるでゴーストタウンのようだ。
きっと、「閑静な住宅地」 といううたい文句がついてる一画だろう。
このうたい文句には気をつけたほうがいい。(日本でも!)
それが望みで住んだとしても、そのうちにいくらでも気持ちがおかしくなりそう。
オタクはいくらでもさらにオタクになりそう。
会社や学校でいくら親しい友人がいても、プライベートでは基本、没干渉なのだ。
ショップの店員は必ず「ハウアーユー、トゥデイ?」とか「いい天気だけどどこか行った?」(たぶん。)とか語りかけて愛想がよくて、昔はそれがなんて気のいいアメリカ人と思ったもんだけど、今はその笑顔の裏の「不機嫌さ」 が透けて見えてしまって「ファイン!」というのも億劫だ。
キキタクモナイクセニ。
不機嫌になっちゃったのは私なのか?
(もちろん、正真正銘「気のいいアメリカ人」 も、たくさんいます。
思い出したけど、クリスマスイルミネーションを観賞しながら、家族四人(ベビーカーの乳児と幼児を含む)夜の住宅地を歩いていたときのこと。 一人の中年男が、歩道の反対側から大通りを横断してまっすぐ私たちのほうにむかってきた。
ほかに人っ子ひとりいなかったので、私はちょっと身構えた。 身構えたとてどうなるものでもないが、ほら子連れの動物は攻撃的なのです。
彼は一言、「メリークリスマス!」 というと、また同じように通りを横切って行ってしまったのでした。
こんな人ばかりだといいのにな。)
環境が、都市型の犯罪や心の病気を生み出すような気がしてしかたがない。
思えば、そんなタイプじゃない「身内」が、いつになく気弱なメールを送ってきたりするのも、この住環境を見れば納得してしまったのでした。
こんなところはアメリカ中にあるにちがいない。 そして、一人きりか、家族単位で孤立している。
それが快適なんだろうか? それでいいのか?アメリカ人。
快適であろうとなかろうと、それが当たり前と思ってるようで。
日本も確実に同じ道を歩んでて、私もそういうもんだと思ってたりして、でもさみしくてたまんなくなっちゃったりもするんだな。
スキップ (は愛称。六十歳。エンジニア) の家に、食事に招待された。 マリオにそっくりのおじさん。
彼は、町外れの山の中腹に広大な土地と、広い一軒家を買い、趣味の果樹園をやりながら、サラリーマンをしている。
その家の大きなガラス窓からは、丘や森林や広い空を一望できる。
リスもやっかいものの鹿もくる。
同じ孤独なら、新興住宅地のアパートより、(ほんとに隣家が死ぬほど遠い) こっちのほうがいいなあ、と思った。
木や林や鹿や鳥たちは、深いところで、人間をほんとうには孤独にしないものだと思う。
昔住んでたアパートが、ちゃんと残っていた。 各戸、2階立てです。「中流の下」用、といったところかな。
住んでたのは正確には、オレゴン州から川をはさんだ、ワシントン州バンクーバーという小さな町で、ポートランドのベッドタウンながら、じつに雰囲気のあるかわいい町でした。
今回再訪してみると、古い家並も、古いメイン通りも、農場も森林も、何も変わってなかった。
ということは、発展しなかったんだ、この町は。
住んでたアパートも、オーナーが代わり、色も塗りかえられてたけど、現存していました。
広いロータリーに各戸の玄関が向いているので、住んでいて安全感、というか安心感があった。
行ったことないけど、たぶん中国のフートンと同じつくり。
で今回の新興住宅地のアパートはというと、まるでレオパレス、みたいなんだなあ。
車を停めてから広い敷地を横切り、階段を上がって外からは見えない玄関ドアを開けるまでに「ホールド・アップ!」に会ったら、おしまいだな、と感じるつくりです。
今回再訪してみて、バンクーバーという町の落ち着きと居心地のよさは、大きな針葉樹林がとても多いことにある、と気づきました。
アパートの中庭にも巨大な松の木があって、風の強い朝にはそのざわめきで目が覚めたりしたもんでした。
木は、大事。
人間の心理にとても大事。
骨董市をやる神社でも、どうして居心地のいいところとよくないところがあるのか、と思い返すと、大きい木がたくさんあるかどうかなのでした。
お客さんの心にも絶対影響してると思います。
やっとスーパーで見かけた「いかにもアメ車」
じつはオレゴン州ポートランドに行っておりました。
身内がここで働いていて、マイレージが死ぬほどたまっていたので、旅費も宿泊費もただの安旅行です。
二十年ほど前にちょっと住んでたことがあるので、そのときとの町の変化が目について仕方ない。
まず、昔はどこの駐車場でも見かけた「いかにもアメ車」 を全然見かけないのでした。
日本とおんなじな車風景。
そして、「芝生のアプローチと玄関ポーチと縦長の窓のあるコロニアル風の一軒家」 が少なくなった。
なんだか大和ハウスか積水ハウスが建てたみたいな新しい家並やアパート群。
もっとも、泊まっていたビーバートンという町は新興住宅地で、東京でいえば多摩地区みたいなもんだからかもしれないんだけど。
それにしても 「アメリカ感」 がないなあ、と思いました。
骨董市で外人さんが日本の古いものを買っていくのを(しかもシブいチョイスなんだ。)「なんでだろ?」と不思議に思ってたけど、私ひょっとしてアメリカ人以上にアメリカの古いものがなくなることに感傷的かもしれない、と思ったのでした。
山ピーを二十歳くらいにしたようなかわいい男の子が、店を出ていく前にいきなり、「僕学校卒業で引っ越すんです。」 と言った。
「もっと早くこの店知ってればよかったんですけど、残念で。」
申し訳ないけど覚えのない子でした。(彼は古着しかみなかった。私は古着ジャンルのお客様はなかなか覚えられないのです。雑貨のように用途をきかれたりとかもないので。)
国際文化という美容師学校卒業とか。 原宿で働くことになったという。
原宿すごいじゃない。 よかったね。 こっちにきたらまた寄ってね。
私はすぐさま 「親戚のおばさん」 になっちゃう。
りょうも元美容師。
同業カメちゃんも元美容師。
そしてかなり前、現役美容師の男の子が店でバイトしてたときがあった。(志願兵でした)
美容院休日の火曜日をあてていたので、かなりきつかったんじゃないかと思うけど、二年くらいいてくれたかしら。
彼も高校や専門時代洋服には凝ってて、ウラハラ通いなどしてたそうだ。 男の子って、そういう時期があるんだな。
彼は引っ越したりして音信不通になっちゃったけど、元気かな?布野くん。
今日は思い出しちゃったよ。
「もっと早くこの店知ってればよかったんですけど、残念で。」
申し訳ないけど覚えのない子でした。(彼は古着しかみなかった。私は古着ジャンルのお客様はなかなか覚えられないのです。雑貨のように用途をきかれたりとかもないので。)
国際文化という美容師学校卒業とか。 原宿で働くことになったという。
原宿すごいじゃない。 よかったね。 こっちにきたらまた寄ってね。
私はすぐさま 「親戚のおばさん」 になっちゃう。
りょうも元美容師。
同業カメちゃんも元美容師。
そしてかなり前、現役美容師の男の子が店でバイトしてたときがあった。(志願兵でした)
美容院休日の火曜日をあてていたので、かなりきつかったんじゃないかと思うけど、二年くらいいてくれたかしら。
彼も高校や専門時代洋服には凝ってて、ウラハラ通いなどしてたそうだ。 男の子って、そういう時期があるんだな。
彼は引っ越したりして音信不通になっちゃったけど、元気かな?布野くん。
今日は思い出しちゃったよ。