露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
火曜日、国立の「ハーバーライト」というジャズバーで、トラッドのライブがあるから、と同業の友人、蓮井さんから誘われた。
ピアノとクラリネットのデュオ。
今までも、トラッド好きの彼女から何度も誘われたけど、乗り気じゃなかった。
トラッドを生で聴くって?
CDでジョージ・ルイス聴いてた方がいいよ。なんか、一級品の骨董の、レプリカを観賞するみたいじゃん。
ずっとそう思ってた。
でもこの日は気が向いて出掛けたら、いや、充分に創造的でした。
よく考えてみたら、トラッドに限らず、バップも、モダンも、フリージャズでさえ、スタイルというものがあるのだ。
そのスタイルのなかで演奏するのだから、トラッドだけに抵抗があるというのも、ヘンかも。
そのなかで、いかに刺激的で、新鮮で、イマジネーションを感じられるか、だよね。
リクエストをうけてたので、私は「アレキサンダーズ・ラグタイムバンド」をリクエスト。(これのベッシー・スミス版が好きなのです。)
とても誠実な、いい演奏だった。
とはいえ、やっぱり次の日、店で一日中、ジョージ・ルイス、シドニー・ベシェ、J・R・モートンなどを聴いてしまっていたのでした。
ピアノとクラリネットのデュオ。
今までも、トラッド好きの彼女から何度も誘われたけど、乗り気じゃなかった。
トラッドを生で聴くって?
CDでジョージ・ルイス聴いてた方がいいよ。なんか、一級品の骨董の、レプリカを観賞するみたいじゃん。
ずっとそう思ってた。
でもこの日は気が向いて出掛けたら、いや、充分に創造的でした。
よく考えてみたら、トラッドに限らず、バップも、モダンも、フリージャズでさえ、スタイルというものがあるのだ。
そのスタイルのなかで演奏するのだから、トラッドだけに抵抗があるというのも、ヘンかも。
そのなかで、いかに刺激的で、新鮮で、イマジネーションを感じられるか、だよね。
リクエストをうけてたので、私は「アレキサンダーズ・ラグタイムバンド」をリクエスト。(これのベッシー・スミス版が好きなのです。)
とても誠実な、いい演奏だった。
とはいえ、やっぱり次の日、店で一日中、ジョージ・ルイス、シドニー・ベシェ、J・R・モートンなどを聴いてしまっていたのでした。
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十年くらいまえのバイトだった、妻木良三くんが、和歌山から突然店にきてくれた。
キューピーのコレクターで、実家の寺の跡を継ぐお坊さんで、くわえて現代美術のホープです。
ちっとも変わっていなかった。
先日はやはり昔のバイト、鈴木一平くんが浜松から突然きてくれて、長くやってるとこういうのが一番うれしい。
一平くんは、ちょっと変わって、大人っぽくなった。思索的な、大人の男、という感じだな。
昨日初めて来店された、おじいちゃま。
78才。本多五丁目在住。山形県出身。写真と合唱が趣味。奥様はやきもちやき。昨日まで江戸東京たてもの館で写真を展示してた。
で、お決まりの「上海帰りのリル」と、ロシア民謡「黒い瞳」と、「バイカル湖のほとり」を、ロシア語で歌いだし、私が題を言い当てると、喜んでいらした。
その間、五分。
五分でこれだけの情報を残して立ち去られたおじいちゃまでした。
店に来る若い方たちは、一時間くらいいても、なんの情報も残さないよ。
キューピーのコレクターで、実家の寺の跡を継ぐお坊さんで、くわえて現代美術のホープです。
ちっとも変わっていなかった。
先日はやはり昔のバイト、鈴木一平くんが浜松から突然きてくれて、長くやってるとこういうのが一番うれしい。
一平くんは、ちょっと変わって、大人っぽくなった。思索的な、大人の男、という感じだな。
昨日初めて来店された、おじいちゃま。
78才。本多五丁目在住。山形県出身。写真と合唱が趣味。奥様はやきもちやき。昨日まで江戸東京たてもの館で写真を展示してた。
で、お決まりの「上海帰りのリル」と、ロシア民謡「黒い瞳」と、「バイカル湖のほとり」を、ロシア語で歌いだし、私が題を言い当てると、喜んでいらした。
その間、五分。
五分でこれだけの情報を残して立ち去られたおじいちゃまでした。
店に来る若い方たちは、一時間くらいいても、なんの情報も残さないよ。
なんだか最近、追悼ブログのような観があるけど、先日の三沢光晴でまいってたところに、今日は、マイケル・ジャクソンまでも。
なんで、たてつづけに、大好きなひとが…。
三沢は、現役プロレスラーでは、一番好きだった。試合も、人間も。
マイケルは、最近は「フリークス扱い」だったけど、もっともっともっとリスペクトされていいひとだ。
コンサートする体力がなくなってたというけど、いくらでも曲づくりやアレンジでやっていけるひとなのに。
あの強迫的な整形繰り返しは、リストカットと同じような自損行為のように思えてならない。
小さいときからもっともっと周囲から大事にされ、愛されていたら、と思っても、せんないこと。
マイケルの出生や環境や、子供のときからの音楽ビジネス、その大成功、お金をたかる人たち、といったすべてが、「フリークス」なのだ。
マイケルじゃない。
なんで、たてつづけに、大好きなひとが…。
三沢は、現役プロレスラーでは、一番好きだった。試合も、人間も。
マイケルは、最近は「フリークス扱い」だったけど、もっともっともっとリスペクトされていいひとだ。
コンサートする体力がなくなってたというけど、いくらでも曲づくりやアレンジでやっていけるひとなのに。
あの強迫的な整形繰り返しは、リストカットと同じような自損行為のように思えてならない。
小さいときからもっともっと周囲から大事にされ、愛されていたら、と思っても、せんないこと。
マイケルの出生や環境や、子供のときからの音楽ビジネス、その大成功、お金をたかる人たち、といったすべてが、「フリークス」なのだ。
マイケルじゃない。
鉄のつり灯り。
骨董市で、「灯り専門?」と訊かれるほど、気がつけば「灯り関係」が集まってしまった。
瀬戸のタンコロ、燭台、油壺に油皿、ガラス灯明、などなど。
これは、昔の人が自家用に作ったもの。(売り物用だったら、こんなにゆがんだりしていない。)
業者は「江戸だ」と言って譲ってくれたけど、江戸はないと思った。でも逆らわす。
手仕事の実用品、に弱いのだ。
私の祖父は、「北の国から」の五郎さんなみに、何でも作る人だった。大正時代に身体ひとつで北海道に入植したら、そりゃ何でも作るしかなかったろう。
私の古いモノ好きを、夫は「おじいちゃんコンプレックス」だという。
この鉄の灯りは、鋳物職人の余技の自家用なのか、それとも昔の男の人は誰でもこれくらいのものは自作したのか、知りたいところだ。
鉄灯明台 ¥15000