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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月25日 (Mon)
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2011年09月13日 (Tue)

コリントゲーム (これは商標名) は、昭和初期にアメリカから輸入され、たちまち大流行したゲーム。
木の棒でパチンコ玉のようなもの (ビー玉もあり。) を突くだけの単純な遊びで、家族や友人たちとやって点数を競います。
昭和三十年代いっぱいまではとても人気がありました。

昔のパチンコ屋にも、これの大型のものでガラス張りの箱があって、それはスマートボールといいました。
少し斜めになった平台に、玉がゆっくり流れてくるのを見るのが、私は大好きでした。
(…札幌の予備校の前でした。)
玉はビリヤードのを少し小さくしたくらい、と記憶しています。
ビリヤードもスマートボールもコリントゲームも、そしてアメリカのピンボールマシンも、ぜんぶ親戚関係なんだそうな。

スマートボール屋、今でも浅草や地方の温泉街などに残っているそうです。
いま、手打ちパチンコやスマートボールなどを集めた 「レトロゲーセン」 があったらいいのにな。
(コンピューターゲームは、初期のUFOだけ許したげる。)
どなたか団塊ねらいで、いかがですか?

コリントゲーム盤は、大流行しただけあってあまり珍しいものでもなく、今までにも何度か売ったことがありました。
小さな数字と鉄釘が打たれただけの、逆U字形の盤面が美しいと思い、クリスマスオーナメントをいくつもぶら下げてツリーがわりにしていたこともあります。

でも、これは初めて。


こーんなに小さいの。
こんなサイズもあったんですね。
まさに携帯サイズ。 (縦23㎝×横15㎝)
書き付けがちょっと笑えます。
子供の字で、
「昭和15・12・28改良  紀元2600年記念 
arai 」

改良、 の書き付けも初めてだな。
開戦の前の年。
この子10歳前後だとしたら、戦地に行かなくてすんだのかな、
でも英字が書かれているということは、15歳くらいだったのかな、
とすばやく計算してしまいました。
全然意味ないんだけどさ。


棒はついていません。 釘は欠落なしです。

                        ¥3500


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2011年09月12日 (Mon)

この 「チープもの」、店で静かなブームです。
ガムテープもいいボンドもなかった時代、食器棚や窓などのガラスが割れると、これをじゅずつなぎにして貼りました。

〈 ガラスが割れたらこれを貼ると、「昭和三十年代のビンボーくさいお部屋」 にすることが出来ます。〉

と書いて店に置いてあるけど、はたしてそれがうれしいことなのかどうかは、わかりません。

未使用10枚入り  ¥200


2011年09月09日 (Fri)
長年再版を待っていた、渡辺温作品集 「アンドロギュノスの裔(ちすじ)」 が、なんと文庫で出た。
国書刊行会あたりで、と書いたけど、創元文庫でしたね。
ありがとうー、創元さん、とさっそく国分寺で一番の大型書店に行ってみると、在庫がなくて、「ご注文になります。」 と言われる。
えー、まだ出て数日の文庫なのに…?
他のお目当ての本も、軒並み、ない。
(ここね、ありそうでないの。)
店は、限られたスペースに売れるものを売れそうな分だけ、置かなきゃいけないのだから…、
とはいえ、自分の探してるものって、そんなにマイナーかなあ、となんだか悲しくなる。

別の日。
使っているシルバー磨き用のチューブが残り少なくなったので、行ける限りのホームセンターを全部まわったけど、もうどこにもない。
結局、東急ハンズだけにありました。

数日前、新築住宅のパーツって、パンフを見せられて、 「この中からお選びください。」  なんだ、と書いたけど、
いやいや、世の中なんでも、 「この中からお選びください。」  だったんだ、と思う。

店が売れ筋商品しか置かなくなったのは、80年代にバーコードが導入されてからだと思います。
売れないものは、即生産中止で、その早いこと。

それまでは、店のすみっこで埃をかぶって売れ残ってたものや、
遊んでたりねそべってたりしていたものがかなりあって、
急に特殊なものを買いにくる人のために店がわざと置いておくものもあったと思う。

せちがらくなったな。
効率化って、買う側のほしいものの効率化かも。
だれだって、ピンポイントで特殊なものが必要なときがあるのにね…。

買ったことないのですが、オンラインショップってどうなんでしょう?
いつでも必要なものが手に入るのでしょうか?
でも、その必要とかほしいとかいう気持ちはどこから生まれるんでしょうか?
たまたまお店で目にして喚起されたりするもんじゃないんでしょうか?
おお疑問符四連発だ。
私は、店頭でみたい派なんです。
CDでも本でも生活用品でも。

もう、ものを遊ばせておくという、そんな時代は来ないんだろうなあ…。
2011年09月07日 (Wed)

船といい、
かもめといい、
青海波 (?) といい、字体といい、
やるなあ、長崎市!

長崎市のマークもかわいい。

                             sold
2011年09月05日 (Mon)
古道具屋の定番、ちゃぶ台や丸イス (南京イス) を仕入れたり売ったりするのにもなんとなく飽きてきて (在庫もあるし…)、市場で出ても声も出さずに見過ごすことが多くなった。
道具屋って、なるべく扱ったことがないものを扱いたいと思っている生きものなのかと思います。
木工のものや、金属、陶器などは、時代や使われ方によって、一つ一つ古色の付き方が違うので、どれも一点もの、と言えるのですが、ある程度生産量の多い商品だったものとは、何度も出会ってしまう。
「これ、買わない?」 「あ、それ、もう前に扱ったから。」 なんて、考えると意味わかんないワガママですね。(私だけ?)
売れるならいいじゃんね。
 (って、誰に言ってんだか?)


そんなとき出会った、ワン&オンリーのこのイス。
複雑な足の作りに、ン? と思いました。
直しじゃなく、最初からこの作り。
デザインなのか、それとも足用の角材がなかったとか?
座面までの高さ40㎝、と低めなので、踏み台兼用かもしれません。
その座面も大きめなので、ちょっとしたサイドテーブルや置き台としても使えそう。


座面はこんな感じ。
色を整えてきれいにすることも簡単に出来そうですが、これはいじりたくないと思いました。

裏に、書き付けが。
昭和27・9・8作 JUNPEI 。
ジュンペイくん (氏?)、腕は確かなようで、六十年後の今でもガタツキなしです。
今の感覚で見ても、とてもスタイリッシュ、だと思います。

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