露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
朝日新聞 「東日本大震災を詠む」 より。
原発に近き牛飼い涙ため子牛助産す離農決めし夜 (田川 清)
津波後の瓦礫に佇む老一人息子がいない息子がいない (石島佳子)
同 「朝日歌壇」 より。
春キャベツ七千五百株畑に残し男は自殺す核汚染苦に (喜多 功)
原発の空のしかかるふるさとのここにいるしかなくて水飲む (美原刀子)
簡単に想定外と記者会見きちんと想定すべきあなたが (大久保やそじ)
うちの新聞は、あっという間に 「新聞紙」 になってどこかに行っちゃって、で私の頭もあっという間に 「忘却箱」 になっちゃうので、書き写しておこうと思いました。
読んでるとなんで、怒ったような悔しいような、憮然とするような、やり場ないような、重い石にのしかかれてるような、理不尽極まりない感情に包まれるのだろう。
「かなしい」 という、シンプルな感情だけで泣きたいもんです。
小中学生のときか高校生だったか忘れたけど(たぶんそのずっと)、「戦後民主主義教育」 のなかで育った私は、「戦争の悲惨さ」 や 「戦時の食料難」 や 「苦労話」 を聞くたびに、よく分からないイライラやもやもやした感情を持っていました。
そういう話だけを集めて 「平和教育」 だと思ってるらしい先生にも、違和感持っていました。
思うにそのもやもやは、「戦争は天災じゃなかったのに!」 というところから来ていました。
だから、これでもか、ってくらいに子供が苦労するアニメ映画 「火垂るの墓」 なんてきらいです。
その苦労のおおもとの原因など触れもせず、考える手がかりもあたえていない。
なのに、いまでも小学校で強制的に鑑賞させたりしています。
黙して耐え忍ぶ我慢強さ、なんてある場合には美徳でもなんでもありません。
で、地震、津波は天災だけど、放射能汚染は人災です。
いっしょくたにしてはいけませんでしょう。
原発に近き牛飼い涙ため子牛助産す離農決めし夜 (田川 清)
津波後の瓦礫に佇む老一人息子がいない息子がいない (石島佳子)
同 「朝日歌壇」 より。
春キャベツ七千五百株畑に残し男は自殺す核汚染苦に (喜多 功)
原発の空のしかかるふるさとのここにいるしかなくて水飲む (美原刀子)
簡単に想定外と記者会見きちんと想定すべきあなたが (大久保やそじ)
うちの新聞は、あっという間に 「新聞紙」 になってどこかに行っちゃって、で私の頭もあっという間に 「忘却箱」 になっちゃうので、書き写しておこうと思いました。
読んでるとなんで、怒ったような悔しいような、憮然とするような、やり場ないような、重い石にのしかかれてるような、理不尽極まりない感情に包まれるのだろう。
「かなしい」 という、シンプルな感情だけで泣きたいもんです。
小中学生のときか高校生だったか忘れたけど(たぶんそのずっと)、「戦後民主主義教育」 のなかで育った私は、「戦争の悲惨さ」 や 「戦時の食料難」 や 「苦労話」 を聞くたびに、よく分からないイライラやもやもやした感情を持っていました。
そういう話だけを集めて 「平和教育」 だと思ってるらしい先生にも、違和感持っていました。
思うにそのもやもやは、「戦争は天災じゃなかったのに!」 というところから来ていました。
だから、これでもか、ってくらいに子供が苦労するアニメ映画 「火垂るの墓」 なんてきらいです。
その苦労のおおもとの原因など触れもせず、考える手がかりもあたえていない。
なのに、いまでも小学校で強制的に鑑賞させたりしています。
黙して耐え忍ぶ我慢強さ、なんてある場合には美徳でもなんでもありません。
で、地震、津波は天災だけど、放射能汚染は人災です。
いっしょくたにしてはいけませんでしょう。
ニコニコ通信 ぼやく
長嶋
ペットに癒されたいとあんまり思ったことないし、動物愛護団体に積極的に興味示したこともない。
ですが。
原発待避エリア内に入ったマスコミレポートに違和感。
「首輪を付けた犬たちがいます、腹を空かせているようです、尻尾を振って近づいて来ます、…」ってコメントしなくていいから餌やれよ。そのぐらい予想してドッグフード積んでけ。
新たに非難勧告出たエリアの牛。 「酪農家の保証はどうなるのでしょう!」 そりゃ当然のコメント、もひとつ声に出して付け加えてあえて声高に (こんなときこそ声高に) 「牛は餓死させることになります!」 とはっきり言いなさい、金と手間かけて救う気やせめて訴える気もないんだったら。
火事なら多少火傷の危険侵しても動物助けにいく勇気あるひともいるだろう、ヘリコプターまで動員して一匹の犬を救出することに感動し記事にもなる、一方で人間の都合で作った放射能物質の害にはあっさり死んでもらおう、と言うわけだ、後ろめたいからはっきり言うのやめて。 金で保証して「新しい牛」で代替えしてすまそうと。
能無しやぶれる政府は取り替えきくが、置き去りにされる牛や犬の個体 (癒しやグルメで政治家よりずっと世話になってるが) の価値は話題になるヒーローの動物たちとどこが違うのだろう、せめて報道の力点、感受性にバカばかりだなーと思わせないで欲しいなー、私もかなり日頃バカだし、「お前が助けりゃいいだろ」ってことだが。
長嶋
ペットに癒されたいとあんまり思ったことないし、動物愛護団体に積極的に興味示したこともない。
ですが。
原発待避エリア内に入ったマスコミレポートに違和感。
「首輪を付けた犬たちがいます、腹を空かせているようです、尻尾を振って近づいて来ます、…」ってコメントしなくていいから餌やれよ。そのぐらい予想してドッグフード積んでけ。
新たに非難勧告出たエリアの牛。 「酪農家の保証はどうなるのでしょう!」 そりゃ当然のコメント、もひとつ声に出して付け加えてあえて声高に (こんなときこそ声高に) 「牛は餓死させることになります!」 とはっきり言いなさい、金と手間かけて救う気やせめて訴える気もないんだったら。
火事なら多少火傷の危険侵しても動物助けにいく勇気あるひともいるだろう、ヘリコプターまで動員して一匹の犬を救出することに感動し記事にもなる、一方で人間の都合で作った放射能物質の害にはあっさり死んでもらおう、と言うわけだ、後ろめたいからはっきり言うのやめて。 金で保証して「新しい牛」で代替えしてすまそうと。
能無しやぶれる政府は取り替えきくが、置き去りにされる牛や犬の個体 (癒しやグルメで政治家よりずっと世話になってるが) の価値は話題になるヒーローの動物たちとどこが違うのだろう、せめて報道の力点、感受性にバカばかりだなーと思わせないで欲しいなー、私もかなり日頃バカだし、「お前が助けりゃいいだろ」ってことだが。
大地震のあと、JーWaveが使い物にならなかったので、(地震直後からしばらくどうでもいいBGMを流しっぱなしで、人の声の放送をしなかった。 局ごと避難しちゃったのかなと思った。 ダメじゃん、ラジオとして。)
店では、折々にニュースが入る民放に切り替えて毎日聴いていた。
でも。 DJの 「日本はひとつ」 「日本人はすばらしい」 のかけ声や、「応援ソング」 のオンパレードにちょっとイライラしてきてね…。
こういう放送に元気づけられる被災地の方々も現にたくさんいらっしゃるだろうから、全然文句を言う筋合いじゃなくて、自分がスイッチを切ればいいだけの話です。
で、もやもやした欲求不満を解消すべく、ひさびさに大々音量で聴いたのが、セシル・テイラーのピアノソロ、「インデント」。
店のBGMとしてはあるまじきアルバムですが、今日は雨だからいいやと思った。(けど、二人の方が入口て帰られた。)
昔は過激だと思っていた同じC・テイラーの「コンキスタドール」 や 「カフェ・モンマルトル」 などを今聴くと、全然フリージャズに聴こえなくて、きわめてオーソドックスな主流派ジャズに聴こえて、あれっと思ってしまう。
それは 「かつてのアバンギャルドが古くなりました」 ということなのでしょうか。
でも、いまでも十分過激で古さを感じさせないのが、この 「インデント」 です。
フリーで、かつスウィングしているなんて。
聴いていくにつれ、どんどんハイになっていくのでした。
特に後半 (LPでいえばB面) は、恍惚。
聴き終わるとなんてスカッとしてること!
聴きながら、ふと、「りょう (当店バイト) はこれ好きかなあ。」 と思った。
(以前最初に薦めたバド・パウエルの良さを一発でわかってくれたので。)
(あ、よけいなお世話的店主…。)
後日、薦めてみたら、「おお!気分です!」 と言った。
これ聴きながら絵を描いたらヤバい、と。
ほら、やっぱりね。
年齢でもジャズ歴でもない。 良さが分かる人には分かるんだ。
ジャズピアノで誰が好き?ときかれると、いつも 「バド・パウエルとセシル・テイラー。」 と答えてきた。
この二人、かけ離れているようだけど、共通点いっぱいだと思う。
どちらも、黒人テイストがいっぱい。
そしてどちらも「癒し系」 音楽好きには嫌われてる。
ちなみに、フリージャズのLPは、ずっとCD化を忘れられているものが多い。
この 「インデント」 も、知り合いにLPから作ってもらった。
いつも聴きたいわけじゃないんだけど、無性に聴きたくなるときのために、ドン・チェリーの 「相対性組曲」、AEOCの 「ピープル イン ソロー」 などのCD発売を切に望みます。
店では、折々にニュースが入る民放に切り替えて毎日聴いていた。
でも。 DJの 「日本はひとつ」 「日本人はすばらしい」 のかけ声や、「応援ソング」 のオンパレードにちょっとイライラしてきてね…。
こういう放送に元気づけられる被災地の方々も現にたくさんいらっしゃるだろうから、全然文句を言う筋合いじゃなくて、自分がスイッチを切ればいいだけの話です。
で、もやもやした欲求不満を解消すべく、ひさびさに大々音量で聴いたのが、セシル・テイラーのピアノソロ、「インデント」。
店のBGMとしてはあるまじきアルバムですが、今日は雨だからいいやと思った。(けど、二人の方が入口て帰られた。)
昔は過激だと思っていた同じC・テイラーの「コンキスタドール」 や 「カフェ・モンマルトル」 などを今聴くと、全然フリージャズに聴こえなくて、きわめてオーソドックスな主流派ジャズに聴こえて、あれっと思ってしまう。
それは 「かつてのアバンギャルドが古くなりました」 ということなのでしょうか。
でも、いまでも十分過激で古さを感じさせないのが、この 「インデント」 です。
フリーで、かつスウィングしているなんて。
聴いていくにつれ、どんどんハイになっていくのでした。
特に後半 (LPでいえばB面) は、恍惚。
聴き終わるとなんてスカッとしてること!
聴きながら、ふと、「りょう (当店バイト) はこれ好きかなあ。」 と思った。
(以前最初に薦めたバド・パウエルの良さを一発でわかってくれたので。)
(あ、よけいなお世話的店主…。)
後日、薦めてみたら、「おお!気分です!」 と言った。
これ聴きながら絵を描いたらヤバい、と。
ほら、やっぱりね。
年齢でもジャズ歴でもない。 良さが分かる人には分かるんだ。
ジャズピアノで誰が好き?ときかれると、いつも 「バド・パウエルとセシル・テイラー。」 と答えてきた。
この二人、かけ離れているようだけど、共通点いっぱいだと思う。
どちらも、黒人テイストがいっぱい。
そしてどちらも「癒し系」 音楽好きには嫌われてる。
ちなみに、フリージャズのLPは、ずっとCD化を忘れられているものが多い。
この 「インデント」 も、知り合いにLPから作ってもらった。
いつも聴きたいわけじゃないんだけど、無性に聴きたくなるときのために、ドン・チェリーの 「相対性組曲」、AEOCの 「ピープル イン ソロー」 などのCD発売を切に望みます。