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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月29日 (Fri)
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2010年05月12日 (Wed)

昨日いらしたかなりご高齢のおじいちゃま。
足元がおぼつかなかったので、「よろしかったら二階もどうぞ。」 とは言えなかった。
小さな小さな竹のバスケットと、お花が描かれた木製鉛筆立て、というかわいらしいチョイス。
お会計する前に、店の片隅でそっとお財布を開けて中身をたしかめていらした。
チャリンチャリンと音がした。
「まけます!」といいそうになるのを、がまんした。
かなり安めの設定なもんで…。
ムリです。ごめんなさい。
値切られたわけでもないのに、ひとりでオロオロする。
ありがとうございました、と深々と頭を下げて見送った。
「骨董趣味のこども」(昔いたなあ。小五の男子。)も珍しいけれど、「昭和レトロ趣味のおじいちゃま」 というのもかなり珍しいですね。

反対に、古い話だけど、ちょっと悲しかったお客さま…。
買われた柱時計を気に入って使っていたが、二、三年で動かなくなった、と店に戻しにこられた。
どんな扱いをされてたかわからないけど、機械時計はゼンマイがきれてないかぎり必ず動く。
修理もきく。
でも、持ち続ける気はなかったようでした。
見捨てられた時計は、「ご主人」の気の変わるのを待って、戻ってきたときのままの包装で、今でもカウンターのなかにある。
もう二年たってしまった。



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2010年05月10日 (Mon)

ケータイでもこんなにブレブレで、アングルも悪くて、我ながらへたくそな写真だと思うのに、こむかい( ほんとにむかい。 )で、オリンパスの35㎜カメラをつい買ってしまった。
カメラと時計ばかり売ってる業者さんです。
これはね、自分用。
たまにはね。
もうシャッタースピードと露出の関係なんかすっかり忘れたよ。

昨日の布多天神はとてもいい陽気。
いっぱいの緑のなかで、モノも幸せそうに陳列されてる。
古いモノは半分自然に返ったようなものだから、樹木と相性がいいのかもしれない。

またこむかいでいっぱい買ってしまった…。



2010年05月07日 (Fri)

こいつです。 とても気に入って、セリ台に乗る前から落とそうと思ってました。


うちの店は、ものがあふれて通路はせまいけど、一階も2階もなんとか横歩きで回遊できる。(できていた。)
業者市場で先月仕入れたひじ掛けイスを、自宅に待機させといたんだけど、狭いリビング、店に納めたくてしようがない。
後先考えない仕入れ過剰体質。
( 年頭の決心はどこへやら、です。)
こむかい(骨董市で他の業者さんから分けてもらうこと)でも、その日売れた分量以上買ってるし…。

以下、バイトMとの会話。「 よし、店に運んでくるぞ。」
「 どこに置くの?」
「 2階。 回遊できなくなるけど。」
「 回遊できないって…。やめときなさい。 そのうち、『中に入れない店』になっちゃいそうだ! 外からご覧ください、っていうつもり?」
…それは、もはや店ではないし。

というわけで、市場禁止令が出てしまいました。



2010年05月05日 (Wed)

写真は販促灰皿。
なんて親切な自動車学校!


昨日の8ミリ映画祭の文章が胸にせまったのは、古いツールを新しいものに衣がえして当然、という高度成長期のクセがいまだに抜けてないのが、ちょっとね、納得いかないからです。
かえって、もうそんな時代じゃないと思うんだけどな。
りょうは今一眼レフの白黒写真に凝っているのですが、「印画紙があぶない」 とのこと。
コダックはもう製造打ち切りだそうで、愛用していた写真家が頭かかえてたらしい。
一眼レフとデジカメは、違う。
8ミリとビデオも、違う。何が違うって、表現されたものが違う。
消しちゃいけないよと思うのはただの感傷じゃないと思う。

一方でポラロイドが復活したり、アナログレコードや真空管アンプが生き残ってたり、需要が根強くあれば未来への希望もありそうだけど、そのかわりめちゃくちゃお金かかるんだろうなあと思う。

私はつねに機器に乗り遅れてる人で、オフセット印刷が主流の時代に和文タイプをやり、パソコンが普及した頃にワープロをやり、熟練した頃にはインクリボンが手に入らない、という人生を送ってきた。
だから新しいものほどいいという向きの方には、全然説得力ないかもね…。

でもね、暗室ないもんだからアパートの部屋全体を暗室がわりにして、パットのなかの印画紙に画像が浮かび上がってくる、その瞬間のわくわく感が忘れられないのです。
これからの人が、その醍醐味が味わえなくなるなんて、かわいそうすぎる。
やっぱり余計なお世話かな。



2010年05月04日 (Tue)

※ neoneo坐 8mm映画祭
巻頭言にぐっときたので、ご紹介します。
『 2010年5月。
フジフィルムが製造・現像していたシングル8の高感度カラーフィルム、RT200Nがこの世から消える。

ささやかなメディアの小さな死。
たぶん、このように、
われわれはこれまでも多くの表現媒体を失ってきたのだろう。
8ミリフィルムは狂おしいほどに愛しいメディアだということを、いったいこの先、何人の人間が記憶し続けることができるのだろう。
地球上に湧いて出た生物の一種である人間が、
ほんのわずかな繁栄の時期の、
さらにわずかな時期だけもてあそんだ8ミリフィルムは、
まさにピクシー(小妖精)・オウ゛・メディア。

ささやかで小さく、
今年もまた8ミリフィルム映画祭2010年春を開催いたします。』

5月29日(土) 15時   山崎幹夫
         17時   関根博之
         19時   山崎幹夫  大西健児  片岡けんいち
5月30日(日) 13時   緑川珠見  森永憲彦
         15時   大川戸洋介  山崎幹夫
         17時   大谷高美  内村茂太  山田勇男&山崎幹夫
場所  千代田区神田小川町2ー10ー13ー1F スペースneo  
ワンプロ ¥1000


※ 5月の骨董市

1日(土)  阿佐ヶ谷神明宮  
9日(日)  調布布多天神
16(日)  高幡不動
22(土)  浦和調神社

いい季節になりました。 遊びにいらしてください。



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