露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
催事用のモノを整理していたら、これが出てきた。
昔、母とひばりが丘という駅に行った。
義父 (母の連れ合い) がそこにある学校に勤めていたので、その学園祭に招かれたのだ。
そこにあった (今でもご健在だと存じます) 骨董屋にいきたかったので、骨董にはまるで趣味のない母を誘って寄った。
そのとき私が買ったのが写真上の捩り紋印判鉢。
つられたのか、母が、「私、これ。」 と選んだのが、写真下の幕末〜明治伊万里染付鉢でした。
引き綱の風景。
大きさが違うように写っているけど、二つとも内径19㎝で同じ。
(母は知識も興味もなかったけれど、くやしいかな私よりずっと財力はあったのだ。)
その後使っているのを見たことがなく、そのうち私があずかってそのまましまい込んでいた。
義父は六年前に亡くなり、母も四年前から車椅子である。
モノの命に比べると、一人の人間の暮らしなんて、ほんの一瞬だなあ、と思う。
モノは流通させるのが自分の役目なんだから、いいかげん売りに出さなくては…。
思うに、新聞紙に包んで、箱にいれちゃう、という行為がいけないんだね。
目につくところにあれば、こいつを何とかしてあげなくちゃ、といつも思わざるをえないと思う。
現金に困っているというコレクター氏の方々に、「じゃコレクション売ればー?」 と言っても、「いやだ!」 とみんなおっしゃる。
「生前整理」 をする気はまるでないらしい。
(私はやる気まんまんなんだけど。)
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