露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
最近4個入荷した、これ。
私は最初、神社などの屋根の残欠か建材の部品かなと思いました。
これは、大正から昭和初期の、「懐中時計置き」。
木の厚みだけで自立し、正面に手彫りでアールヌーボー風のつる草のような柄が入ってます。
それだけだったら、べつに感動もの?じゃないんだけど。
これをじーっと見ていて、ああ、そうか! と最近気がつきました。
なぜこんなにおおげさで無駄に場所をとるかたちをしてるのか。
これは、ガラスの枠の置き時計のかたちにそっくりだったのでした。
つまりこれは、「懐中時計をここにかけてる間は、置き時計になるよ、という台」 だったのです。
お父さんが出かけたら、時間わからなくなっちゃう?
だいじょうぶ、柱時計があるから。(たぶん。)
懐中時計は、当時とても高価なものだったはず。
なのにこのビンボーくさい発想はどうでしょう。
いかにも日本的だとおもいませんか?
シャーロック・ホームズが、おお、これは便利! と使ったとは考えにくい。
真ん中に写真とレンズガラスを置けば、このようにも使えます。
台に角度がついているので、押さえがなくてもガラスが落ちることはありません。
あ、 一番発想がビンボーくさいのは、私かも…。
在庫 1P
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