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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年04月27日 (Sat)
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2010年12月08日 (Wed)
「現代美術的視点からの骨董」(よくわからないのだけど、平たく言えば、アート的にかっこいい、ということ? アートとコラボ出来る骨董?)、「自己表現としてのモノ選び」 と言う、若い同業者U君。
「表現、なんて目の前にぶらさげるもんじゃなくて、結果として後ろのほうに勝手にこぼれ落ちていくもの。」 と、私。
彼、「いつも表現を意識してないと、(周囲の人に)かき消されそうで。」
とも言っていたっけ。
(ぜぇーったい、そんなことないんだよ!)

若いって、何かにつけ理由づけが必要らしい…。
でも私は絵に打ち込んでた若い頃だって、絶対自己表現という言葉は使わなかったな。 うさんくさい言葉だと思ってたな。

この業界、百人いれば百通りの、やり方がある。
「生活のための仕事は別にある」 とか、「生活支援がある」 とか、「年金収入がある」 とか、「もともとお金持ち」 とか、「二代目」 とか、バックグラウンドだっていろいろなのだ。
(なんの参考にもなりゃしないので、経営参考物件から除外している。)
生活を成り立たせるための仕事なら、「表現」 とはあさっての方のことばだ、と思う。
というか、「期せずしていやおうなく出来てしまうもの。だから無自覚でいていいもの。」 だと思います。

「自己表現」 と 「自分探し」 って、なんとなく似てるね。
ろくなもん見つけないから、探さないほうが身のためだよ…。

「もの思ふ青年」N君が、以前、(この仕事に関して)「悩まないですか?」 ときいてきた。
「…今は悩まないなあ。」 と答えながら、昔ジャズ喫茶経営時代の終盤は、おおいに悩んでたことを思い出した。
自分が感動的な演奏をしたわけじゃないのに、レコードをただかけるだけなのに、ね、いいでしょ?と客に無言の圧力。 何をエラソーに、と思ったのだった。 へんな商売だよなあ、って。
「桶屋が桶を売るように」(谷川雁)、「八百屋が野菜を売るように」 明快な商売をしたい、と思った。
ので、コーヒーを売ってるのだと思うことにした。

今は、八百屋が野菜を売るように仕事が出来てると思っているので、悩まないのだ。
なんせ、仕入れ値や経費という、自分の思い入れだけじゃない、明快な基準があるのだもの。
私は虚業じゃなくて実業がしたかったのだった。
「表現」 なんて言葉にかかわると、せっかくの(もうかってないけどそれでも。) 実業が…。
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