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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2011年07月22日 (Fri)
最近こそあまり見てないけど、昔はインテリア雑誌を見るのが好きでした。
内藤ルネが連載していた 「私の部屋」 とか、「ふたりの部屋」(のちに 「ふたりの部屋プラスワン」→「プラスワン」 ) など。
で、私は家の間取りとか構造とかはどうでもいいのね。
そんな 「お金がなければどうにもならないもん」 じゃなくて、私がまじまじと見るのは、たとえばキッチンの細かいものとか、かかってる時計とか、ライトシェードとかで、「お金の問題じゃないよ」 というものにこそ、住人の好みがあらわれている、と思うのでした。
特に、キッチンでは、やかん。
やかんのデザイン、というか見た目は、大事だと思うのです。
毎日使うもんだし、いつも目に見えるところに出ているもんだしね。
私が好きなインテリアの方々は、必ず 「やかんがいい。」 のです。
べつに高価なものじゃなくていいの。
究極の逸品を求めているわけじゃなくて、ただ 「いやじゃない」 ものがほしいという程度なんですけど。
今のたいていの市販品は、つまみと持ち手がぼてっとしているのが一番許せないのです。
あの黒プラスティックの重量感は何だ。 別にぜいたくいわないからもうちょっとつまみを小さくして丸みを取って、持ち手のプラをすっきりさせてくれ、 簡単でしょ! って思います。
高価なブランドものだったら、いやじゃないものも手に入るのでしょうが、安く手に入れたいと思ったら、古道具。
古道具屋って、そのためにあるのですよ。

最近の 「Casa BRUTUS」 に私と同じ 「やかん愛」 の方が載っていました。
栗辻早重さんの、何十個というやかんコレクション。


数年位前に再発されて、買おうかどうしようかさんざん迷ったアンティ・ヌルメスニエミのホーローポットも写っている。 (「かもめ食堂」 でキッチンにずらっと並んでいた、あれね。)

私自身はコレクションこそしてないけど、使ったもの (一個だけど) はなんとなく保存してます。
失敗もしました。
柳宗理やかんを買って、なんか違うなと思って、使わないまますぐ売ったこともあった。

結婚してすぐは、それまで喫茶店で使っていた白いホーローの業務用ポットをそのまま使っていました。
でも、沸くのが遅い。
次のは、工房アイザワのステンレス。(写真の左。目下お休み中。)


その後、ずっと銅やかん。
なんせ、沸くのが早いのです。
初代は十年以上使って、独立する娘に略奪?されたので、今は銅二代目。(写真の右)

使い心地がいいので、銅やかんは常に仕入れ続けて、いつも在庫があります。
今はこんなのが。


一生のうち、せいぜい二、三回しか買う機会がないもの。
そのわりに毎日手に取るもの。
ね、結構大事でしょ。

アルマイトの「らんま」のやかん (宿直室のやかんとも言う) も好き。
定番すぎて誰もほめないけど、日本が世界に誇るやかんデザインって、結局これかなあ、と思ったりして。



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