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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月26日 (Tue)
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2009年05月29日 (Fri)

ダルマ柄ハトロン紙と、ロマンス喫茶店アルミ札。

店に同業者が遊びにくると、みんな同じことを言う。
「モノが多すぎ。空間をあけて飾ればかっこよく見えるから、もっと高くつけれるのに。」と、「百円、二百円のものを売ってる場合じゃないだろ?」である。
うん。わかってるけど。
たしかに百円台から二百円台のものいっぱいある。
なんか、「あらかじめお金持ちしか入れない骨董屋」って、なんだかな、って思って。
最近仕入れたダルマのハトロン紙も、色違いを三枚いれて、一袋百円にしたら、スタッフのヘロカとピヨちゃんが、さっそくお買い上げ。しかも袋をあけて、キャーキャー喜びながら色を選んで山分けしたりしていた。
その様子、まるで小学生低学年女子なみでした。
この二人、収入から使えるお小遣いも、小学生女子なみかも。(失礼。)
ロマンス喫茶店、と印刷してあるアルミの丸い札も、内輪でのベストセラー。
ヘロカは、パーツを足してウラにピンをつけて、上手に布バックに飾ってた。
古いモノが、上手に活用されてるのを見るのはすごくうれしい。
例外なくビンボーなうちのスタッフ、そしてたぶんお客様の過半数、を考えると、やっぱりチープ商品もやめられないのです。

sold out

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2009年05月25日 (Mon)

陶器の手榴弾。

いわゆる軍モノを見ると、なんだか複雑な気持ちになる。
あまりに可憐なのだ。
この手榴弾は、金属の代用品。火薬を詰める前なのにずっしり重くて、遠くに投げるのはかなり大変だったろう。
たいていはコロンと転がるかたちだけど、たまにこのように底が平らなのが見つかる。
必要なんかなさそうなのに、なんで底をつけたのかなあ。まさか、残ったら一輪挿しに、なんて思ったんじゃないだろうけど。
昔は、USアーミーものならともかく、日本の軍モノはなんか生々しくてきらいだった。
でもひとつひとつ子細に見ると、ビンボくさくて(私の好きな!)可憐なの。
こんなかわいいものを作る国は、戦争なんかしちゃいけないよ、と思った。
これも「用の美」と言っていいんだろうか?
とりあえず、花を飾れる今に感謝しましょう。

sold out

2009年05月20日 (Wed)
まだ余韻をひきずって、いろいろ思い出している。
あのお爺様。噛み煙草をペッとするのは、「アウトロー」と同じだ。肺病を病むのは「センチメンタル・アドベンチャー」だ。悪態つく偏屈キャラは、「ブロンコビリー」だ。
そうか、イーストウッドは過去の演じてきた主人公に、オマージュをささげているんだ。(頑固偏屈キャラはともかく、噛み煙草と肺病は確信犯だと思う。)
そう思ったら、これで最後だよ、仕上げだよ、お別れだよ、と言われてる気がして、たまらなくなった。マィノリティへの優しさも、総仕上げ。
イーストウッド主演作も、監督作も、いいのもあればつまらないのもあって、イチオシは(イチオシがいっぱい!)、「続・夕日のガンマン」、「恐怖のメロディ」、「ブロンコビリー」、「アウトロー」、「サンダーボルト」、「ダーティハリー」、…書ききれない。「アルカトラズからの脱出」も、「ガントレット」も、B級っぱいけど面白かった。近作の面白さはご存知の通りです。
アメリカ的。
というなかには、いい面も悪い面もあると思うけど、アメリカっていいなと思うことの中には、自分の中では、イーストウッドがいるってことがあるのでした。
2009年05月18日 (Mon)
ぎっくり腰の休日②です。ひさひざに映画館へ。イーストウッド映画はほぼパーフェクトに観ている私としては、もう、ノルマとしてでも観なければ、と思っていた。
前回の「チェンジリング」が面白くなかったし、なにしろご高齢なので、不安はあったが、いや、最高でした。とてもイーストウッドらしい映画。
彼はいつも、マイノリティ、ならず者、被抑圧者の味方だ。「アウトロー」(最高です!)で、旅の途中にどんどんならず者、マイノリティの同行者が増えていって、最後に全員で戦うクライマックスはとても良かった。「許されざる者」で娼婦館の娼婦たちを救出したあと、馬に飛び乗りながら「娼婦を敬え!」とどなったのも忘れられない。
で、「グラントリノ」の結末は。
私は、お爺ちゃんクリントが、ダーティハリー化してくれる!と思って観ていたのだ。映画みて、泣かされるのは、たいへん悔しい。悔しくて腹が立つけど、泣いてしまったので、ムッとしながら映画館を出たのでした。
2009年05月17日 (Sun)

ユーキャンのアメリカンなお部屋。

什器だった重たい家具を市場で売るべく、車に運んだとき、背骨にギクッときた。やばい。何とか動けたので、市場には参加。
問題は3日後の高幡骨董市で、車いっぱいの荷物を載せたり降ろしたりのチョー肉体労働だ。さんざん迷ったけど、今回は欠席することに。無理をするとたいへんな目にあうことは経験でわかってます。
で、入間のユーキャンのアパートへ初めて遊びにいった。ユーキャンとは、音楽やモノ選びの感覚がとても似ていると思ってる。はずなのに。このかっこいい部屋とごちゃごちゃした我が家の違いはどうしたことでしょう!
小物もいちいちかっこいいの。刺激になるな。一番いいなと思うことは、今一番旬なインテリアの傾向(クウネル系とか北欧系とか)にひきずられずに、好みがいつもぶれないことだ。
いつの時代もいろんなインテリアがあっていいのに、どの雑誌もいっせいに同じ傾向になるのはいかがなものかと思う。(90年代、いっせいカントリー系だったときに雑誌をめくっていた小学生娘は、「これみんな、同じおうち?」とマジにきいたものだ。)
ユーキャンはいつも、独自のセンス。ちょい古で、洋風で、でもひとつの傾向にまとめあげないの。(わたしの場合はまとめあげられないの)

市場では、背骨をかばって動いてる私に、おやじたちが「老衰だ」とか「骨粗しょう症だ」とかさんざんな言い方。あんたたちが同じ目にあったときに、倍返ししますから。



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