忍者ブログ
2024.11│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2012年05月12日 (Sat)

大きめで存在感があって、金味もよかったので、 ぜひにと請うて譲っていただいたブリキのヘリコプター。
その業者さん、   女がそんなの買うんじゃないよ、 なんかがっかりしちゃうよ、   だって。
どんな女性観なんだか ……と思いましたが、

かく言う私も、
最近はDIYショップであまり売ってないペンダントライト用の 「ソケット付きコード」 や 「シェードホルダー」 を見つけたときに買いだめしてお客さんに原価でおわけしたりしているのですけど、
コードが短いだの長いだの白いのをだの黒いのをだの、  イロイロおっしゃるので、 
あのさ、 部品を自分で選んできて自分で作ればー?   そのほうがずっと安上がりだよ、
男ならできるでしょ、 
と思ったりする。
これもリッパな偏見ですね …。
女なら料理できるでしょ、  といわれたらイヤだもんね。

「安くあげたい」  という強い動機があれば、 男女に関係なく、 電気部品だって料理だって服だって作れるようになるもんです。

話それたけど、 このヘリ、 プロペラがなく、  バルサで作んなさい、  と言われたんですが、
古い木片かブリキがいいかな、 と思っていた。
でも、 毎日見ているうちに、  なくてもかっこいいじゃん …、 と思えてきたの。
少なくともヘタなのがついてるよりはいいと思う。
タイヤは黒ゴムです。


         プロペラのないブリキのヘリコプター   全長26㎝  
sold out





≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


PR
2012年05月10日 (Thu)
Ⅰ「ドラゴンタトゥーの女」、 2「火と戯れる女」、 3「眠れる女と狂卓の騎士」、  各2時間半を一気に観ました。
(しかし、 このハリーポッター風の邦題、 なんとかならなかったのかな。)
二作目と三作目は 「つづく。」 のかたちで繋がっているので一気に観ないわけにはいかないのです。

スェーデンのニールス・アルデン・オブレヴ監督作品。
「ミレニアム」 という名の小さな左翼雑誌の出版社をベースとして、 奇々怪々な事件を解決する記者の男と、 天才ハッカーのパンクな女の話。
おもしろかったです。
「リンチとタランティーノを足して北欧ムードをかけて二で割った」 感じ?

近親相姦、 少女強姦、 レズ、 DV、 S、 となんでもありでかなりエグイです。
最近はオシャレデザインの国としてしかイメージになかったスエーデンだけど、 そういえば、 ハードコアポルノってのがあったんだっけと思い出した。
北欧パンクの過激さはハンパないしね…。

ヒロインのリスベット (ノオミ・ラバス)、
これが、 めちゃくちゃキレのある女なんだな! 
これで新人だって。
お人よしで女好きでちょっとボケの記者ミカエル (ミカエル・ニクヴィスト) も (原作とはイメージが違うらしいけど) 地味だけど名演で、 とてもよかった。
女編集長は、 出ているあいだずっと 「カトリーヌ・ドヌーヴがびっくりしたみたいな顔」 だと思って観ていた。
カタルシスは、 三作目です。

リスベット、 だれかに似てるなあ、 とずっと思って観ていて、
二作目のパンクメイクじゃない顔を見て思い出した。
同業者のヨシミちゃんだ。
それからは心のなかで ヨシミちゃんあぶない! とか ヨシミちゃんいいよ! とか思いながら観てしまった。
今度ヨシミちゃんにあったら 「めちゃ強かったねー!」 と言ってしまいそう …。



≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
2012年05月07日 (Mon)

五年くらいバイトしてくれていたピヨちゃんが、 この4月いっぱいで辞めて郷里に帰ることになりました。
(去年の震災以降、 ずっと考えていたそうです …。)
で、 昨日はほかのバイト総参加で、 送別会。 (店の2階での恒例持ち寄り格安パーティでした。)

ビヨちゃんは駆け出しの少女マンガ家。
今まで読み切り二作が雑誌に掲載されたけど、 どちらもとてもよかった。
決して身内ボメじゃありません。
高野文子氏を思い出させる繊細さ。  ナイーブでせつない感情描写。

このピヨちゃんがどうしてこんな作品を?  と思うくらい、 店ではポカミスというかボケミスをかまし続けていたんですが。
私、 しまいにはそのポケミスの大ファンになっちゃったんですよ、  あまりにもユニークで。

ミスを隠そうとか軽くみせようとかいいわけしようとか、 そういう自己保身がいっさいない。
ただオロオロする。
考えてみてください。
人間なかなかできることじゃないと思う。

ピヨちゃん、  その素直さが 「武器」 なんだからね。
忘れないで。
それをなくすとあんた何も残んないんだからね。

この店にいると知らぬまに年月がたってしまうので、 「年齢泥棒」 と言われたりする。
今いてくれるヒロカもマキもバイト歴はもっと長い。
週一回とか月一回とか月二回とかの働き方だからだと思うけど、 それだけでもないような気がする。
「かわりばえのしない古いモノ」  に囲まれていると、 時間が止まっているような錯覚をおこしてしまう、 ということも理由にありそうです。
少しずつ少しずつ、 浦島タロ子ちゃんになっちゃうんだよね。


お開きのあと、 名残おしそうに写真大会。

ピヨちゃん。  マンガ描き続けてください。
いつでも遊びにくるんだよ。

そういうわけで、 今までなんとか年中無休でやってきましたが、 ピヨちゃんの代わりの方が見つかるまで、 臨時休業の日があるかもしれません。
早めに冒頭の 「おしらせ」 にアップしたいと思います。




≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡



2012年05月04日 (Fri)
うーん…。
この方の (ブログ「徘徊中年日乗」) ディープなエリア徘徊趣味に比べたら、 自分の 「下町趣味」 や 「やさぐれ愛好」 なんてかわいいもんだなあ、 と思わされます。

東京に生まれ育ったなら、 用事でもないかぎりわざわざ行かないだろうエリア。
新宿ションベン横町 (今はおもいで横町っていうんだっけ) くらいかなあ、 かぶってるのは。

「その町の住人は、 その町の魅力に気がつかない。」
と書いてたのは、 劇作家鴻上尚史氏でした。
だから、 町の観光事業 (映画のロケ地として推すとか) には、 外部の人、 旅行者の眼が必要なんである、 と。 
大林宣彦が 「転校生」 を撮るまで尾道の方たちはその魅力がわかっていなかった、 と。

『 生まれ育った人たちが見慣れすぎていて、 ちょっと恥ずかしいと思っていて、 観光客の眼からできれば隠したいと思っているところ 』、
そここそが外部の眼からみたら一番魅力的なところなんだ、 と。
その感覚がわからない人だけでなりたってる 「市の観光課」 などは、 的外れの観光策をやっている、 と。

ほんとだね、 と思いました。

自分の田舎でいえば、 小樽運河の 「観光地化の惨状」 …。
(ちょっと意味ちがうけど、 倉本聡氏の 「北の国から」 。
あれは、 べつに住人が隠したいと思ってるところを撮っていたわけじゃないんだけど、 
北海道の住人にしてみれば、 「なんかヘン。」 と思うようなドラマでしたね。
どこがどうヘンなのか、 ずっとうまく言えないでいる。)

ときどき遠くからお見えになる中年男性のお客様。 先日初めて名刺をいただき、 建築士でアーバンデザイン専門の方だと知った。
で私はここぞとばかりお尋ねしました。
震災以降、 木造密集地域が眼の敵になってますが、 住民の安全上なくしていかなけりゃならないのですか?  と。

ほんとはね、 木造が一番地震に強いんだよ。
昔は 「修繕」 ということをやってきたからね。
法隆寺をみてごらん。
本郷三丁目あたり、 例の下宿だけでなくて、 まだまだいい建物が残っていてね、
そういうのこそ文化遺産、 ひいては観光資源、 という捉え方がないんだよね。

で、 ひとしきりスカイツリーの悪口と、 その裾野エリアの心配をお話になって帰られたのでした。





≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
2012年05月02日 (Wed)
 
あら、 チョーさんだ、 と思いました。
フードをかぶって、 ひざかけをして、 しかめつらをして分厚い本を読んでいる木彫人形。
チョーさんが骨董市でコンロとテーブルと毛布で作ったこたつに入ってるときの風。
このぶ厚い本は 「柳田国男全集」 だな …。
と思ってよくよく見たら、


毛布の下に十字架が。
この本は聖書だったのでした。
「隠れキリシタンもの」 というほど古くはなさそうだし、 なんでしょうか。
家庭内隠れキリシタン?
ほかの家族全員が仏教徒とか?
妄想がふくらんでしまいます。

そのままだと 「ひざかけをして読書している人形」 で、
布をとるととたんに洋モノの雰囲気になり 「説教台で説教している宣教師の上半身人形」 のようです。

ニコニコ堂のチョーさんといえば、 このブログの店子?ですが、
二年くらい前、 尖閣諸島問題で言いたいことあったみたいで、
政治的なことはどんなもんかな、 と悩んでいたことがありました。
どんなもんでしょーね、
といっしょにシナリオ?(第三者の発言ということにして) を考えたりしました。
結局書かなかったけど。

でも、 去年の震災と原発事故のあと、 私はチョーさんにメールしたのです。
「もう自主規制なんてやめよう。 思ったこと何でも書こう。」 と。
(チョーさんは自虐ネタと下ネタ解禁、 と思ったフシがあるね …。)

今年の春先だったか、 チョーさんに真顔で、 「エッセイストになりなさい。」 と言われた。 
非パソコン生活のはずなんだけどなんかちょっと読む機会があったらしい。
面白い本を三冊も出した人に言われて光栄ですけどね、
「あたしゃね、 もう何者にもなりゃしません。」 と、 つい芸者置屋のおかみのような口調でいいましたよ。
(読まれるかも、 と思うと、 こうして心置きなくいじれなくなるからやめてくれ、 と思った。)





隠れキリシタン風木彫人形  高さ20㎝ 幅(台座)8㎝ 奥行11㎝





≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


Prev37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47  →Next
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/13 リルコ]
[06/12 徘徊中年]
[04/25 リルコ]
[04/22 くたくたにゃん]
[04/11 リルコ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R