忍者ブログ
2024.11│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月25日 (Mon)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2010年09月06日 (Mon)
その後、「戦死者たちのバラッド」を繰り返し聴いて、やっぱり、ECMってすごくおかしいよ、とあらためて思ったのでした。
ずっと昔から(キースのケルン・コンサートとか、デイブ・リーブマンのルックアウト・ファームとか。)ひっかかっていたので、世界中にいるECMファン(すごく多い、たぶん。)を敵に回す覚悟で言うけど、ここまで「ありえない音」にしてしまっていいのか、と思います。
レーベル特有の音作り、というのは、他だってもちろんあるんだけど。
たとえばブルーノート。
ピアノはたいてい、ブルージーで、沈鬱で、みんな 「パウエルの息子」 みたいになる。
同じ技術者によるESP。→暗くて哲学的な雰囲気に加工。 ここでやる人はみんな頭良さげ。
インパルス。→骨太。
だけど、これらの歪みは、「付け加える」歪みなので気にならなかったんだと思う。
ECMは、そぎおとすの。
黒人くささや、汗くささや、息づかいや、雑味などを。
そして、ピュアで、衛生的な、やせ細った音に加工する。
結果、とてもきれいで聴きやすい音楽に。
マル・ウォルドロンの 「フリー・アット・ラスト」 とか、すぐ聞き飽きがするので、なんでだろうと思っていると、そういうことなんだな、と。

でも結局、個人的な好みの問題になっちゃうのでしょうね。
私はやっぱり、ダメです。オーディオ・マニアの方々は、ECMファンなのでしょうか? クラシックを聴く方々は?
こんな音のデューイ・レッドマンなんていないよ!と思ったので、つい書いてしまいました。
PR
2010年09月03日 (Fri)

上高地のサル。 かみつきもなつきもせず、距離をおいて無関心。 正しい野生動物の態度でした。


岐阜県下呂市の友人宅へ、今年も遊びにいってまいりました。
たしか、1979年から、毎夏恒例。 (って、自分でびっくりです。 お世話になりっぱなしです。)
その間お互いに、ちいさい子持ちだったり、子供達が育って独立したり、いろいろありましたっけ…。
下呂市のまわりは自然ふれあいスポット (あ、いやな言い方だなあ。なんかないかしら。)がたくさんなので、年に一度の私のアウトドアライフも、もれなくついてくる、のです。
今年は上高地に連れていっていただきました。
野鳥は、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、(あと忘れた)
野草は、キンミズヒキソウ、……(あと忘れた)
木は、ダケカンバ、イチイ、カツラ、……。
(忘れないうちに書いとこうと思ったのにもう忘れてる。教えがいのないヒトですみません。)
今年も、ありがとう…。


※ で、気をとりなおして、9月の骨董市出店

4日 (土)   阿佐ヶ谷神明宮 (阿佐ヶ谷駅北口)
12日(日)   調布布多天神 (調布駅北口) 
19日(日)   高幡不動尊 (高幡不動駅)
25日(土)   浦和調神社 (浦和駅)
26日(日)   立川諏訪神社 (モノレール立川南) (←考え中…。)

遊びにいらしてください。


2010年08月26日 (Thu)

スペイン市民戦争に捧げた(というか、インスパイアされたというか)、チャーリー・ヘイデンの 「リベレーション・ミュージック・オーケストラ」 は、今でもときどき思い出したように聴いている息の長い愛聴盤です。
一作目のは、スペイン市民革命の、組織化されてない、自然発生的な、自己管理下での闘い、という史実を反映しているように、さまざまな曲想とスペイン民謡などがからみ、それが全体としてまとまっていて、絶妙なのです。
まとめたのは、才女カーラ・ブレイ。
チャーリー・ヘイデンはその後、何度もこのオーケストラを再結成して演奏する。

先日初めて、二作目「戦死者たちのバラッド」 を買ってみました。
なんで今まで聴く気にならなかったかというと、ECMだからね。
いや、いいんだけどね、べつに。 ミュージシャンによってはね。
聴いてみたら、曲想は一作目と同じだけど、やっぱりどこかヨーロッパのりっぱなサロンで、「リベラルな」 観衆に向けて演奏している感じがつきまとっているのでした。

一作目のほうは、統制されてない民兵や、世界中から志願してきた国際義勇軍がスペインの田舎道を歩く、その砂ぼこりが舞ってるような音楽なのに。
録音されたのが、黒人人権運動やベトナム反戦で騒然としていた時代なのも反映されてるのかもしれません。
二つの 「リベレーション・ミュージック」 の違いは、レーベルの違いか、時代の違いか、考えてしまいました。


2010年08月21日 (Sat)
青年A (プライバシーにかかわるので、特別に匿名。) のお金の使い方は、とてもきれいだ、といつも思う。
アートだ、とすら思う。
フリーターの彼は、とても貧乏ぐらし。 風呂なし、エアコンなしのアパートで、ちょっと前までは布団もなかった。(今はもらったらしい。)
そういうものをほしいとも思わないらしい。
でも、店や骨董市でピンときたものは、いくらだろうが、ポンと買う。
(それが、たいていは非実用品の、生活には無用の長物ときている。)
「相場はいくらくらいか」 とか 「ほかでもっといいものがあるかも」 とか 「値切れたら買おう」 とかは全く考えてない。 「惚れた一点ものに相場なし。」 である。
 あくまでも目の前のモノと、自分の関係。

先日も、ごはんを誘ったら、お金がない、というので、どうしたの?ときくと、「青山のギャルソンで、シャツと革靴を買った。」とのこと。
おお!やったね。 たぶん月収分だね。 ギャルソンというのが納得だね。 そうか、それなら仕方がない、と思う。
(ギャルソンの方に、Aがどれだけ貧乏か、教えてやりたいと思った…。)
そういえば、私は久しく、こんなお金の使い方をしてないなあ、と反省(?)した。

お金の使い方が対照的なのが、私の親族…母とその姉妹たちで、商店街などに買い物に行っては、目に留まったものを、「安かったから。」 というだけの理由で、山ほど買い込んでくる。
ただ買いたかっただけで、もともと必要のないものだから、そのうち私とか親戚の子などに、どかんと小包で送ってくる。 (未開封のものとか賞味期限切れのお菓子とか。)

「安かったから。」 がキーワードの、ゴミの山である。
おそるべき、ダダもれのお金使いです。
人生でのその膨大なムダ使いを計算すると、いったいいくらになることか。
私も似たようなことしてないか?と、ドキッとする。

私も、消費者であり、仕入れもする立場だから経験上思うのだけど、金額の上限をもうけて、その範囲内だけで買う、ということを繰り返していると、いつまでたっても 「ゴミ」 しか買えないものなのです。
無心にモノを見て、これは絶対ほしい!と惚れ込んだものを、(いつもじゃなくてもね)、買いたいものだ、と思う。
そうやって買ったものは、結局、上乗せして売れる値段じゃなかったり、下手すると最初から買値を割った値段をつけちゃったりするんだけどね。
特に古陶などは、いくら見て歩いても、人の売り物を触らせてもらっても、自分の身につかない。
一度手元に置き、好きなときに触り、使い、眺めなくては、良さも隠れたダメさも本当にはわからないと思う。
きりがないですけどね、たまにはね。
そうやってたまに思い切った仕入れ(買い物?)をすると、「へえ、お金あるねー。」とか茶々が入ったりするけどね、そういうこと言う人のほとんどは、私より生活に困ってなくて、そして絶対 「青年Aより金持ち」 なんですよ。
2010年08月18日 (Wed)

昭和30年代日本製のステレオ型蓄音機、入荷しました。
ウソです。
外見上は本物そっくりの、小さいオルゴール。
プレーヤーのフタと、下の二つのレコード入れ部分が開きます。
ターンテーブルにはソノシート風のレコードが置かれていて、アームをその上に置くとターンテーブルが回って曲が流れ、アームを戻すと止まる、という懲りよう。

オルゴールと言えば、当時小学生高学年から中学生くらいの女の子が、友達の誕生日プレゼントなどに選んだりしたもの、というイメージがあります。
つまり、がんばれば子供のお小遣いで買えるような値段のもの。
これを見たとき、精巧さに感心すると同時に、バカだねえ…と、少しあきれてしまいました。
どこの工場のおじさんが考えたか知らないけれど、この手作業の技術と情熱を、もっとほかの高額商品にむけられなかったのかなあ、って…。
でもだからこそ、こうして大事にされ続けて残ってきたんですけどね。
後世に愛されるなんて思ってなかったにちがいない、かわいい、日本のモノ作りのおじさんたち、です。


(この文を送信する前にSOLD-OUTしちゃいました。 ちょっと残念…。)

sold out

Prev86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96  →Next
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/13 リルコ]
[06/12 徘徊中年]
[04/25 リルコ]
[04/22 くたくたにゃん]
[04/11 リルコ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R