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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2010年08月21日 (Sat)
青年A (プライバシーにかかわるので、特別に匿名。) のお金の使い方は、とてもきれいだ、といつも思う。
アートだ、とすら思う。
フリーターの彼は、とても貧乏ぐらし。 風呂なし、エアコンなしのアパートで、ちょっと前までは布団もなかった。(今はもらったらしい。)
そういうものをほしいとも思わないらしい。
でも、店や骨董市でピンときたものは、いくらだろうが、ポンと買う。
(それが、たいていは非実用品の、生活には無用の長物ときている。)
「相場はいくらくらいか」 とか 「ほかでもっといいものがあるかも」 とか 「値切れたら買おう」 とかは全く考えてない。 「惚れた一点ものに相場なし。」 である。
 あくまでも目の前のモノと、自分の関係。

先日も、ごはんを誘ったら、お金がない、というので、どうしたの?ときくと、「青山のギャルソンで、シャツと革靴を買った。」とのこと。
おお!やったね。 たぶん月収分だね。 ギャルソンというのが納得だね。 そうか、それなら仕方がない、と思う。
(ギャルソンの方に、Aがどれだけ貧乏か、教えてやりたいと思った…。)
そういえば、私は久しく、こんなお金の使い方をしてないなあ、と反省(?)した。

お金の使い方が対照的なのが、私の親族…母とその姉妹たちで、商店街などに買い物に行っては、目に留まったものを、「安かったから。」 というだけの理由で、山ほど買い込んでくる。
ただ買いたかっただけで、もともと必要のないものだから、そのうち私とか親戚の子などに、どかんと小包で送ってくる。 (未開封のものとか賞味期限切れのお菓子とか。)

「安かったから。」 がキーワードの、ゴミの山である。
おそるべき、ダダもれのお金使いです。
人生でのその膨大なムダ使いを計算すると、いったいいくらになることか。
私も似たようなことしてないか?と、ドキッとする。

私も、消費者であり、仕入れもする立場だから経験上思うのだけど、金額の上限をもうけて、その範囲内だけで買う、ということを繰り返していると、いつまでたっても 「ゴミ」 しか買えないものなのです。
無心にモノを見て、これは絶対ほしい!と惚れ込んだものを、(いつもじゃなくてもね)、買いたいものだ、と思う。
そうやって買ったものは、結局、上乗せして売れる値段じゃなかったり、下手すると最初から買値を割った値段をつけちゃったりするんだけどね。
特に古陶などは、いくら見て歩いても、人の売り物を触らせてもらっても、自分の身につかない。
一度手元に置き、好きなときに触り、使い、眺めなくては、良さも隠れたダメさも本当にはわからないと思う。
きりがないですけどね、たまにはね。
そうやってたまに思い切った仕入れ(買い物?)をすると、「へえ、お金あるねー。」とか茶々が入ったりするけどね、そういうこと言う人のほとんどは、私より生活に困ってなくて、そして絶対 「青年Aより金持ち」 なんですよ。
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