露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
写真は普段の私物。 なんのへんてつもないですけど。 毎日使用中なので感謝をこめて撮ってみました。 戦時統制品マグの取っ手の穴が気に入ってます…。
先日、知り合いの業者さんが来店されて、店内を見渡し、(「ごちゃごちゃしててすみませんねえ。」と、先に言うことにしている…。) 800円の湯飲みや1000円のコップに売約のシールが貼ってあるのをみて、大笑いしていた。
いっぺんに買えよー、ここどういう客層なのー、って。
わたしもフフフフと笑って、でもね、と思う。
うちのお客様は、他の骨董屋さんや骨董市などに行ってない方が多い気がするの。
で私は、骨董に関する知識はあまりなくて、自分の直感的な判断だけで買ってくださるお客様が好きなの。
そういう方が、今どきは100円でも買えるコップを1000円で買ってくださるって、すごいことじゃないですか。
フトコロさみしい方ならなおさらね。
コレクターや業者の方にはいろいろなことを教わってばかりで、また好きなモノのことで話がはずむのは、とても楽しいことだ、と思う。
でも、数百円のモノを時間をかけて大事に選んでいる、(骨董のことなんか知らない) 人たちを見ているのも同じくらい楽しいことなのです。
そして同じくらい、教わっています。
(知識のない方が駄品を選ぶとは限らない。 すっと選んで、すこぶる目利きの方もいらっしゃっる。 目が曇ってないからね。 私の目は知識が入った分曇ってるから、その方に洗ってもらうの。)
もっとも、店のほうは、昭和の道具、雑貨が多く、焼物などは置いてないから、敷居が低いのだろうと思う。
店をそういう風に育ててしまったのだ。
どっかで、コレクターや業者まみれだけの人にはなりたくない、と思っている、のかも。
こういう気持ちはジャズ喫茶をやってるときも同じだったので、性質なのかなと思う。
ジャズに関する知識は全然なくて、すなおに自分の耳だけで反応する人が、内心でとても大事だった。
そういう方にだけ勝負心?を燃やして、これはどうだ、じゃこれはどうだ、とレコードを回していたような気がする。
(やっぱりいるのです、たまにすごい人が。)
なんで、無知な方とのほうが真剣勝負になっちゃうのか、というと、やっぱり偏見、先入観というものがないことがわかってるからですね。
同じなんです。
何の世界でも、入り口が大事な場所。 そこを忘れちゃいけない、って、無意識だったけど、思っているのかもしれないです。
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