忍者ブログ
2024.04│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年04月19日 (Fri)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009年12月23日 (Wed)
最終日の一日前に駆け込みで観にいった。
なんて久しぶりの芝居だろう!
最後に見たのは、80年代の、風の旅団。
80年代以降の、第三世代といわれてる劇団は、何も観ていない。
70年代の演劇団、天井桟敷、曲馬館、状況劇場などを観ていたので、それらを越える体験は出来ないだろう、と思っていたから…。
今回は、でも、観たかったのだ。 (「田園に死す」だし。)
で、見終わって、一番最初に思ったこと。
「うすい…。」

時代だよ、と言ってしまえばそれまでだけど。
あえて、言わせていただきます…。
役者の動きの(=情念の)、過剰さが、ない。
舞台美術の過剰さが、ない。
言葉の過剰さが、ない。
観客を異界のはるか遠くまで連れ去ってくれる、力ずくさが、ない。
「全裸に赤い腰巻き一つ」で、何かが憑依したように演技する女が、いない。(これは別に、いつもいなければいけないというものじゃない)
観客への挑発が、ない。
「いわゆる河原乞食」の特権が、ない。

また同時に、合わせ鏡のような、観客の 「切実な、観念の飢え」 が、ない。

これは、誰のせいでもないのだ。(誰のせいでもないから、時代性というのだろう…。)
むしろ昔のほうが、技術的には未熟だったと思うし、そんな「嵐が吹き荒れる」 みたいなほうが、いい時代だったというわけでもないし。
だから、リアルタイムでその「過剰な文化」 をしらない人たちに、何かを言いたいのではない。

いったい私は、今回、何を欲して行ったのだろう…? とだけ、思ったのだ。

過去に、飢えを満たされた記憶があるならば、それでいいのではないか?

たぶん、演劇でなくても、なんの世界でもいいのだ。
時代の「うすさ」に関係なく、「過剰な表現」 と、それを欲情する飢えた人たちとの、現場が、いつの世も、あるに違いない、と思いたかったのだ。
そういう種類の人間は、いつの時代でも、いる、と…。

それが、今回は、感じることができなくて、さみしくなっただけです…。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
←No.96No.95No.94No.93No.92No.91No.90No.89No.88No.87No.86
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[06/13 リルコ]
[06/12 徘徊中年]
[04/25 リルコ]
[04/22 くたくたにゃん]
[04/11 リルコ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R