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2024年03月29日 (Fri)
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2009年12月01日 (Tue)

モノの紹介というよりも、だんだんモノにまつわる思い出話、みたいになってきてますねー。 ま、いいか。
今回は、イギリスのスポング社の鉄のコーヒーミル。
70年代、一部のおしゃれな?(というかモノにこだわるタイプの?) 若者の間では、このミルを持つことがひとつの憧れだった。
私のまわりでも、当時すでに結婚していた友人、漫画家の湊谷夢吉夫妻が持っていて、いつもこれでガリガリ豆を挽いてコーヒーをいれてくれた。(コーヒーに限らず、奥さんの雪子さんは料理名人。何でも一から手作りする人で、とくにパンは極上品。教わったこと、数知れない。)
その家に出入りする友達仲間は、結婚するたびに、次々とこのミルを買った。
私も結婚したときに、買った。
(このミル、手挽きタイプのなかでは一番使いやすいのです。)
みんなコーヒー好き(ちなみにみんな深煎り好き。シアトル系が上陸するずっと前から、北海道では主流だった。寒いところ系?) ということはあったかもしれないけど、そのように連鎖反応を生むモノって、他にはあまりないですよ。
人生の節目にしか買おうと思わないほど、自分たちにとっては高価だった、ということだろう。
このスポング・ミル現象は、私のまわりだけだったでしょうか。
80年代、スポング社が買収され、このミルは同じイギリスのサルター社(秤で有名な) が販売を続けた。
でも、持ち手が赤い棒状のプラスチックから無塗装の丸みを帯びた木製に変わって、ちょっぴりカントリー調になってしまった。
その後、サルター社がつぶれて製造中止になり、今は日本のあるコーヒー器具専門店が似たようなものを製造している。
ただし持ち手は、赤く塗られた丸い木製。
その店は、ずっとスポング・ミルの代理販売もやっていたので、自分が店を始めたとき、扱いたいと思って相談に伺ったけど、もうすでになかったのだった。
そのお店の方とお話したときに、「やっぱりスポング社の赤いプラスチックがカッコいいですよねー。」  とおっしゃっていた。
(だったらそうしろよ…と思った。)
というわけで、このミルに出会うとつい仕入れてしまうのでした。
目下そのうちの一台を、ギリギリ生活のビンボー青年が売約中。
まったくこういうモノには贅沢なんだから…と思い、でも自分も同じだったなと思う。 ガンバレ。

sold out

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初めまして
ticoRetさんからの流れで、おジャマしています。30日の記事、浦和の調社は23日(水)に変更と聞いたような・・・主催者に確認なさってはいかがでしょう?初コメで、差し出がましいことを言ってゴメンなさい。
ムー 2009/12/01(Tue)17:35:24 編集
ムー様。初めまして。
初耳でしたー。今日はもう遅いので明日確認してみます。ご親切に、ありがとうございました。
浦和にいらっしゃっているのですか?
わかったらまた書き直しますね。
つまんないもんですが(ブログ。)よかったらまた遊びにいらしてください。
リルコ 2009/12/02(Wed)00:30:57 編集
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