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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2009年11月08日 (Sun)

吹き墨柄の瀬戸大皿。見事なゆがみに感激して昔仕入れた。売れてよし売れなくてよし、かな。まだこんなこと言ってるようじゃ半シロートの未熟もんだな…。

sold out

どうやら、焼き物のゆがみ、ひっつき、使い込んで自然に浮かび上がるしみ(雨漏り)、貫入の味、はては欠けの欠け具合、その直しの具合…、といったものをありがたがり、慈しむのは、日本人だけかもしれない。
古い李朝の白磁物のせっかくの雨漏りを、当の朝鮮の人は漂白して消してしまったりするから、アジア人はみな同じ感性ということでもないらしい。
和ガラスでも、ゆがみ、気泡、かしげ具合、むらむらのとろとろ具合、といったものの方が評価が高いのは、暗黙の了解である。(だれとだ?)
この評価基準は西洋アンティークガラスには通用しない。
わびさび美意識が日本の古物好きには行き渡ってるのかもしれないと思う。
人工物のゆがみや欠点や経年の使用感も、どうやら「自然のしわざ」とみなしているみたいなのです。
これから、窯場から出た未使用の越前お歯黒壺を、「使用感なくてすみませんねー」といいながら売るつもり。
お客さんは「ほんとにないねー。」 と言うだろう。
古物好き同志でなければ、けっして理解できない会話だろうな。



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