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2024年04月20日 (Sat)
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2009年10月22日 (Thu)

昨日古い友人の映像作家、山田勇男さんと電話で一時間以上も話してしまった。
久しぶりだったので話があちこちに飛ぶ。

昔々、山田さんが札幌で初めて八ミリ映画を作りはじめたころのこと。
彼の友人でスタッフとして参加した人たちが、仕事を終えてから夜山田さんのアパートに集まり、打ち合わせをしたり、ラッシュを観たりした。
みんな若くて、お金がなかった。
でも制作の動機と情熱だけはあった。
その時の雰囲気が、制作グループホヲベニの人たちと重なる。
そのときに、食事とともに、食卓に人数分ふせて並んでいたのが、このアンカーコップだった。
グリーンの濃淡のとりどりが、美しいと思った。
打ち合わせのあとこのコップでいただくビールは、とてもとてもおいしかった。
コップがよかったのか、映画づくりが楽しかったのか。 (と言っても、その最中はみんな苦悩していたような…。言い争いもあったり。 でも、底の方で、やっぱり山田さんのために自分の役割を全力で果たすのが楽しかったのだった。)
そう、そもそも、私が古いモノにはまったのは、山田さんのせい。
その時のこのコップからです。

アンカーコップとは、戦前から戦後にかけて食品の容器だったもので、底にCANとかSGFとか山羊のマークとか、それに加えてMADE IN JAPAN (輸出用) とかエンボスが入っていて、縦じま。(しまなしもある。)
SGFは容器だけでなくコップ専用も作っていたので、今はCANより見かけることが多い。
再生ガラスなので無色からグリーン、ブルーまで、濃淡もいろいろある。
最近、SGFのウィスキーグラスのバージョンを箱入りで見つけ、骨董市でちびちび売っている。(店にはもう置けないので。)
このコップ、30年以上前から値段が変わってないのです。
昔も今も、普通サイズで千円台。
限りなくクスリビンに近い雰囲気の、シャープじゃない、できそこないみたいなこのコップ。
ずっと好きで、店を始めて以来切らさず仕入れ続けています。

                          常時在庫あり

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