露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
昨日の学生さん。 「今お金全額ないんだけど、 これ (顕微鏡) 取っといてもらえますか?」 と。
「はいはい。」 (取り置きしなくてもあると思うよと、 内心。)
あくまでもウチの場合は、 ですけど、
同じ品でも骨董市でのお値段より、 店のほうのを安めにつけている。
なんせ店番ボランティア?が5人もいるので、 値切りには応じられないからはじめから最終価格。
たぶん店番さんたち、 商品説明にも応じられていません(笑)。
でもそのせいだけでもない。 客層のせいもあるのね。
¥1000くらいの品を即買いできず、 手付金払って残りはバイト代が入ってから …、 なんて方が多くてね。
(昔、 ある先輩業者さんに 「センスのあるやつぁ金がない。」 と言われたことをよく思い出す。)
ほんとは出来るだけ安く売りたいと思うのですよ。
でも仕入値と経費というものがあるからね 「しかたのないギリギリ値段」 というものをはじきだす。
また、 もう逆立ちしたって作れない古いモノについては、 値段は敬意でもあるのです。
だから値付けはいつも熟考、 せめぎあい。
¥300じゃ元がとれないと気づいて¥380に変えてみたり、 細かく悩む。
業者さん、 みなさんそうだと思います。
うちのお客様はなぜか、 骨董市にいったり骨董屋めぐりをしたりしてる方は少ないので、 相場感はご存知ない。
でも私は、 ただ好きなものを先入観なくチョイス、 という、 骨董マニア未満の人たちがけっこう好きなもんで、
開店以来そういう客層を育ててきてしまったんだねと思う。
値段って、 ビンボーのシェアリングみたいなもんだなと思う。
単価の安いものを、 とそればかり考えてるとつまらない品揃えになっちゃうので、 まじめな品も買いますよ。
店では何年も売れなかったりするけど。
十年も売れなかったりするけど。
(だから骨董市も必要なんです。)
いつかお金持ちになって、 この店で大人買いするのが夢です、 と昔何人かに言われたりしたけれど (ちっちぇー夢だ)、
お金持ちになりそびれてるのか、
お金持ちになったら嗜好が変わったのか、
いまだかつてそういう人は一人もいませんねえ。
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