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2024年04月26日 (Fri)
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2013年08月05日 (Mon)


私は俳句の鑑賞の仕方がわからない人間で、
謎かけのような短いことばに評者が 「これはこういう意で」 と謎ときしながら評するのを読んでも、
そんなこと最初からわかったためしがないのです。
禅問答かと思う。
裏読みのできないボケタイプなので、 なんとなく苦手意識がありました。
短歌の鑑賞の仕方はわかるような気がする。
とっても短い小説のようなものだから。

ところが、 この句集は、 音楽を聴くように、 わかる。

そういう鑑賞でいいのかな。
無心に読んで、 感覚に沁みる。

「うしろ手に菫隠してゐたりけり」
の句や、
「鰐を飼ふ青年教師夏休み」
の句は寺山修司を思わせて、 ああいいなあ、 と思いながら読んだのですが、

実は一読して、 どきんとして、 すぐ涙があふれてきた句がありました。  自分でびっくりです。

「一代の咎あれば言へ沙羅の花」
(こういう人は多かったのではないでしょうか。
人はみな咎ある身。)

やさしくて、 ものがなしい作風、 と思い込んでいると、
ときどき、 激しい句にぶちあたったりします。

音楽を聴くように、 言葉を味わっています。 





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