露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
気になる人のコンサートは、借金してでも行った方がいい、というのが、私の信念です。
ジェームス・ブラウンが、公演に行った何ヶ月後かに亡くなったとき、つくづく行って良かったと思った。人間はいつ亡くなるかわからないし、コンサート体験はその後ずっと人生の財産になるんだもの。 借金ならあとで返せる。
くたくたにゃん氏が、一週間前の札幌公演がよかった、と書いていたので、すごく楽しみにしていた。
昨日から、「ワークタイム」 (これ、一番好きなんです) などを店でかけて予習 (復習?) する。
二曲目のカリプソから乗ってきたようで、目をつぶって聴くとまるで壮年の現役バリバリのミュージシャンの音でした。
じつはここが問題なわけで、おい、ジャズテナー界、八十歳に現役はらすなよ、と思う。
音の太さでは、ピーク時にかなわないけど、こんなに 「歌を歌ってる」 テナーは、ロリンズのほかにはいない。
ロリンズの特徴だなあ、と思うのは、音に溜めがあるといったらいいのか、ドラムやベースが刻む 「拍」 に、ちょっとだけ遅れて音を出すことで、(こういうのを何ていうのかなあ。 シンコペーションとも違う気がするし。) そのため、ねちっこくて重たく感じるのだ。
何ていったらいいのかな。
ロリンズは、「音を、重たいものとして扱っている」 るのです。
それで 「歌う」 のだから、すごい。
それと、くねくねと、終わりたくなさそうに終わるエンディングもロリンズの醍醐味。
これは 「イン・ナ・センチメンタル・ムード」 というバラードの最後で聴けた。
ああこれが聴きたかったんだなと思ったら、なんか泣けてきた。
サイドメンは、ウェス・モンゴメリばりのオクターブ奏法をやってたラッセル・マローン(g)が良かったかな。
ドラムはお粗末で、ここはマックス・ローチでしょ…と何度も思ってしまった。
アルバム 「プレイズ・コールポーター」 でのチャーリー・パーカーが、音に艶もはりもなくなっても 「歌ってる」 ように、ロリンズも、きっと最後の最後まで 「歌う」 のでしょう。
ジャズは、やっぱり人間二代くらいで聴き手をなくしてしまうには惜しい音楽だよなあ、と平均年齢のやたら高い客層を見て思った。
「ジャズってちょっと…(よくわからない)」 というのを聞くけど、そういう人の思い浮かべてるジャズって、カフェやバーのBGMだったり、ジャズテイストのイージーリスニングだったり、へたくそなボーカルだったり、というのが多いんじゃないかなと思う。
そんな泡みたいなもん、どこがいいのか、わからなくて当然。
ロリンズでもマイルスでもモンクでもコルトレーンでも、ちょっとでもいいなと思ったビッグネームの人のピーク時の演奏を、何度も聴きこんでみる、ということしか、魅力がわかるとっかかりはない、と思う。
ロリンズは、Mr.ジャズ です。
…今日は、ジャズ宣伝普及員でした。
ジェームス・ブラウンが、公演に行った何ヶ月後かに亡くなったとき、つくづく行って良かったと思った。人間はいつ亡くなるかわからないし、コンサート体験はその後ずっと人生の財産になるんだもの。 借金ならあとで返せる。
くたくたにゃん氏が、一週間前の札幌公演がよかった、と書いていたので、すごく楽しみにしていた。
昨日から、「ワークタイム」 (これ、一番好きなんです) などを店でかけて予習 (復習?) する。
二曲目のカリプソから乗ってきたようで、目をつぶって聴くとまるで壮年の現役バリバリのミュージシャンの音でした。
じつはここが問題なわけで、おい、ジャズテナー界、八十歳に現役はらすなよ、と思う。
音の太さでは、ピーク時にかなわないけど、こんなに 「歌を歌ってる」 テナーは、ロリンズのほかにはいない。
ロリンズの特徴だなあ、と思うのは、音に溜めがあるといったらいいのか、ドラムやベースが刻む 「拍」 に、ちょっとだけ遅れて音を出すことで、(こういうのを何ていうのかなあ。 シンコペーションとも違う気がするし。) そのため、ねちっこくて重たく感じるのだ。
何ていったらいいのかな。
ロリンズは、「音を、重たいものとして扱っている」 るのです。
それで 「歌う」 のだから、すごい。
それと、くねくねと、終わりたくなさそうに終わるエンディングもロリンズの醍醐味。
これは 「イン・ナ・センチメンタル・ムード」 というバラードの最後で聴けた。
ああこれが聴きたかったんだなと思ったら、なんか泣けてきた。
サイドメンは、ウェス・モンゴメリばりのオクターブ奏法をやってたラッセル・マローン(g)が良かったかな。
ドラムはお粗末で、ここはマックス・ローチでしょ…と何度も思ってしまった。
アルバム 「プレイズ・コールポーター」 でのチャーリー・パーカーが、音に艶もはりもなくなっても 「歌ってる」 ように、ロリンズも、きっと最後の最後まで 「歌う」 のでしょう。
ジャズは、やっぱり人間二代くらいで聴き手をなくしてしまうには惜しい音楽だよなあ、と平均年齢のやたら高い客層を見て思った。
「ジャズってちょっと…(よくわからない)」 というのを聞くけど、そういう人の思い浮かべてるジャズって、カフェやバーのBGMだったり、ジャズテイストのイージーリスニングだったり、へたくそなボーカルだったり、というのが多いんじゃないかなと思う。
そんな泡みたいなもん、どこがいいのか、わからなくて当然。
ロリンズでもマイルスでもモンクでもコルトレーンでも、ちょっとでもいいなと思ったビッグネームの人のピーク時の演奏を、何度も聴きこんでみる、ということしか、魅力がわかるとっかかりはない、と思う。
ロリンズは、Mr.ジャズ です。
…今日は、ジャズ宣伝普及員でした。
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