露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
「J・エドガー」 を観て、 遠くまできたなあ、 と思ったの。
「バード」 あたりから、 なんだかどんどん風格ある映画を作るようになった C・イーストウッド。
今や押しも押されもせぬ巨匠ですね。
「許されざる者」 も 「ミスティック・リバー」 も 「ミリオンダラーベイビー」(これはエンディングがあんまりだと思ったが) も 「グラントリノ」 も 「ヒアアフター」 も、 凡百の映画に比べたらとても面白いし、 大好きなんですけどね…、
イーストウッドの魅力、 って、 もうちょっと違うところにあったんじゃないかなあ? って思っていました。
自分にとってのベストは、 結局、 「ブロンコビリー」 だったり、 「アウトロー」 だったり、 「恐怖のメロディー」 だったり、
主演作では 「サンダーボルト」 だったり、 「ダーティーハリー」 だったり、 「続・夕日のガンマン」 だったりするわけです。
おお、 ベストがいっぱい!
でも、 ほかに駄作もいっぱい。
「ガントレット」 のありえないけど爽快なラスト、 とか
まぶしそうに目を細める表情、 とか、
めちゃ運動神経のよさそうなキレのある動き、 とか、
噛みたばこをペッ、 とか、
皮肉とユーモアのきいた会話、 とか、
そんなのが恋しい。
B級的娯楽のなかでちらっとのぞかせる、 A級のヒューマニズム&センチメンタリズム&ダンディズム。
そういうのが身上じゃないかなあ。
ダーティーハリーのように動けとは言わないから、 監督作品でまたちょっと作ってくれないかな。
めちゃくちゃ楽しくてそのくせセンチな、 B級娯楽作品。
サンフランシスコ市警のオフィスには、 壁に
「ハリー・キャラハン、 ただいま出張中」
という貼紙があるそうです。
これ、 好きな話です。
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「バード」 あたりから、 なんだかどんどん風格ある映画を作るようになった C・イーストウッド。
今や押しも押されもせぬ巨匠ですね。
「許されざる者」 も 「ミスティック・リバー」 も 「ミリオンダラーベイビー」(これはエンディングがあんまりだと思ったが) も 「グラントリノ」 も 「ヒアアフター」 も、 凡百の映画に比べたらとても面白いし、 大好きなんですけどね…、
イーストウッドの魅力、 って、 もうちょっと違うところにあったんじゃないかなあ? って思っていました。
自分にとってのベストは、 結局、 「ブロンコビリー」 だったり、 「アウトロー」 だったり、 「恐怖のメロディー」 だったり、
主演作では 「サンダーボルト」 だったり、 「ダーティーハリー」 だったり、 「続・夕日のガンマン」 だったりするわけです。
おお、 ベストがいっぱい!
でも、 ほかに駄作もいっぱい。
「ガントレット」 のありえないけど爽快なラスト、 とか
まぶしそうに目を細める表情、 とか、
めちゃ運動神経のよさそうなキレのある動き、 とか、
噛みたばこをペッ、 とか、
皮肉とユーモアのきいた会話、 とか、
そんなのが恋しい。
B級的娯楽のなかでちらっとのぞかせる、 A級のヒューマニズム&センチメンタリズム&ダンディズム。
そういうのが身上じゃないかなあ。
ダーティーハリーのように動けとは言わないから、 監督作品でまたちょっと作ってくれないかな。
めちゃくちゃ楽しくてそのくせセンチな、 B級娯楽作品。
サンフランシスコ市警のオフィスには、 壁に
「ハリー・キャラハン、 ただいま出張中」
という貼紙があるそうです。
これ、 好きな話です。
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ほんとに 「あかり関係」 ばっかりだなあ、 と、 今までずっと意識したことがなかったんだけど、 ブログを始めてから気づいて、 その片寄り方にちょっと反省しています…。
これは大正時代のガラス灯明。
三年くらいまえにデッドストック品を木箱で二つ仕入れて、 骨董市でこつこつ売って、 やっと先が見えてきたというか、 残り10個くらいになりました。
二つに分かれるようになっており、 金具をかぶせて芯を立てます。
下のほうにサラダ油を入れて使います。
(アルコールより灯油より、 サラダ油がベスト。)
一般の方より業者の方の心をくすぐるようで、 自分用に、 とよく買っていただきました。
ガラス工場から出たものなので、 金具はついていませんが、 のちに金具だけ少し仕入ることができ、 実用される方には金具付きを、 花を挿したりするには金具なしを、 とご説明しながら売っておりました。
震災のあと、 実用として買っていかれる方が多かったです。
ガラスもあわあわでゆがんでいて、 昔の庶民の暮らし用ですね。
こんなのいくつあっても、 暗かったでしょうね…。
私、 山買いって好きなのね。
「いっぱいある様子」 が好きなのですね。
「タイムスリップしている昔の店屋」 を仮想したいのかもしれません。
写真の右に写ってるのは、伊万里の発掘品。 祭器でしょうか。
すごく小さい。
これも山で買って残り少なになった。
小さな一輪挿しになります。
ガラス灯明 金具なし ¥2000
金具は残り少ないですが 金具つき sold
発掘伊万里祭器 1P ¥1000
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私はハイテンションな演技というものがかなり苦手で、 NHKの朝ドラとか民放ドラマとかで主役がそういうタイプだと、 まず観ないのです。
人が、 いつも明るく元気に怒鳴ってるようなやつ、 ね。
この映画も、 出てくる人のハイテンションぶりが気になって仕方なかった。
特に茶沢さん (二階堂ふみ)。
それから河原に住み着いている人達。
あの話し方と、 詩のフレーズを大声でそらんじたりするところは、 まるで昔のアングラ劇団の芝居のようで、
本当に芝居だったら、 その気分だからいいんだけど。
中学生くらいの子を扱った映画というと、 私は、
岩井俊二 「リリィ・シュシュのすべて」 が、 一つの基準なのです。
これを超えてるかどうか、 で観てしまう。
(「告白」 もそうでした。)
「リリィ・シュシュ」 は、 甘い少女マンガ的ファンタジーに包まれており (岩井俊二のはすべてそうですが)、
この映画もあまりありえない境遇の設定とか暴力の多用とかで同じくらいファンタジーかと思うんだけど、
いずれにせよ、 心情がリアルに感じられたらそれでいいわけで、
私には、 「リリィ・シュシュ」 のほうが、 ずっとずっと痛い。
被災地のガレキの映像、 いらないと思いました。
それと、 冗長すぎる。
主人公の住田君 (染谷将太) はとてもいい雰囲気を持ってます。
あ、 久しぶりに見た窪塚洋介が光ってたなあ。
ラストシーンの 「住田ガンバレ」 は、 被災地への、 原発事故後の日本に生きるすべての人間への 「ガンバレ」 とリンクしています。
私にはダメでした、 けど。
泣いてる方もいっぱいいらした感じでした。
ヘンかもしれないけど、
私はそういう人が好きで、 心底 「いい人だなあ」 と思って、
そっちのほうに感動した映画、 でありました。
屈折してるね。
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人が、 いつも明るく元気に怒鳴ってるようなやつ、 ね。
この映画も、 出てくる人のハイテンションぶりが気になって仕方なかった。
特に茶沢さん (二階堂ふみ)。
それから河原に住み着いている人達。
あの話し方と、 詩のフレーズを大声でそらんじたりするところは、 まるで昔のアングラ劇団の芝居のようで、
本当に芝居だったら、 その気分だからいいんだけど。
中学生くらいの子を扱った映画というと、 私は、
岩井俊二 「リリィ・シュシュのすべて」 が、 一つの基準なのです。
これを超えてるかどうか、 で観てしまう。
(「告白」 もそうでした。)
「リリィ・シュシュ」 は、 甘い少女マンガ的ファンタジーに包まれており (岩井俊二のはすべてそうですが)、
この映画もあまりありえない境遇の設定とか暴力の多用とかで同じくらいファンタジーかと思うんだけど、
いずれにせよ、 心情がリアルに感じられたらそれでいいわけで、
私には、 「リリィ・シュシュ」 のほうが、 ずっとずっと痛い。
被災地のガレキの映像、 いらないと思いました。
それと、 冗長すぎる。
主人公の住田君 (染谷将太) はとてもいい雰囲気を持ってます。
あ、 久しぶりに見た窪塚洋介が光ってたなあ。
ラストシーンの 「住田ガンバレ」 は、 被災地への、 原発事故後の日本に生きるすべての人間への 「ガンバレ」 とリンクしています。
私にはダメでした、 けど。
泣いてる方もいっぱいいらした感じでした。
ヘンかもしれないけど、
私はそういう人が好きで、 心底 「いい人だなあ」 と思って、
そっちのほうに感動した映画、 でありました。
屈折してるね。
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「原発事故による放射能被害は、 町の人達の関係も分断してしまった。
避難する人たちと、 避難したくてもできない人たちがいて、
避難した人たちがその後町に戻ってきても、 関係がぎくしゃくして、 以前のようには仲良くできない。」
という話を、 ある現地の男性から六ヶ月くらい前に聞いた。
今までの住民のつながりや情を、 ズタズタにした、 と。
それを聞いたときはただただ、 大変だな、 つらい話だな、 と思ったけど。
でもね。
その後、 思ったのね… 。
「人それぞれ、 違う事情があり、 よって、 行動もそれぞれ違うのだ。」
ということを受け入れられない、 というのは、
それ以前の、 人情があって仲良く暮らしていたと思っていたときから、 すでに、
そういう関係でしかなかったのだよ、
と。
ある地域だけのことじゃない。
何かおきないと顔を出さないけど、
「普段は成熟した市民社会の顔をしているムラ社会」
というものは、 日本中どこにでも、 身の回りにある。
会社でも、 学校の保護者会でも、 地域の町内会でも、 近代的できれいな大開発分譲地域内でも。
それは、 原発事故とはまた別の問題。
私の出身地の北海道は、 先住民族や、 食いっぱぐれた者や、 無頼、 流れ者、 ヒッピーの元祖の地だったから、 こういう種類の 「前近代性」 は私は全然感じなかった。
(自然との格闘でそれどころじゃなかったのだろう。)
今はどうなのかわからないけど。
いやなものがくっついていない人情が、 いい。
寅さん (寅さんの周辺、 かな) も苦手だし三丁目の夕日も漫画連載時からきらいだった。
と思う私は、 かなり人が悪いのだ、 と思う… 。
「絆」 ということばにも、 じつは何も感じないのです。
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避難する人たちと、 避難したくてもできない人たちがいて、
避難した人たちがその後町に戻ってきても、 関係がぎくしゃくして、 以前のようには仲良くできない。」
という話を、 ある現地の男性から六ヶ月くらい前に聞いた。
今までの住民のつながりや情を、 ズタズタにした、 と。
それを聞いたときはただただ、 大変だな、 つらい話だな、 と思ったけど。
でもね。
その後、 思ったのね… 。
「人それぞれ、 違う事情があり、 よって、 行動もそれぞれ違うのだ。」
ということを受け入れられない、 というのは、
それ以前の、 人情があって仲良く暮らしていたと思っていたときから、 すでに、
そういう関係でしかなかったのだよ、
と。
ある地域だけのことじゃない。
何かおきないと顔を出さないけど、
「普段は成熟した市民社会の顔をしているムラ社会」
というものは、 日本中どこにでも、 身の回りにある。
会社でも、 学校の保護者会でも、 地域の町内会でも、 近代的できれいな大開発分譲地域内でも。
それは、 原発事故とはまた別の問題。
私の出身地の北海道は、 先住民族や、 食いっぱぐれた者や、 無頼、 流れ者、 ヒッピーの元祖の地だったから、 こういう種類の 「前近代性」 は私は全然感じなかった。
(自然との格闘でそれどころじゃなかったのだろう。)
今はどうなのかわからないけど。
いやなものがくっついていない人情が、 いい。
寅さん (寅さんの周辺、 かな) も苦手だし三丁目の夕日も漫画連載時からきらいだった。
と思う私は、 かなり人が悪いのだ、 と思う… 。
「絆」 ということばにも、 じつは何も感じないのです。
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とても懐かしいものに、 また出会ってしまった。
10年くらい前に数モノで仕入れ、 ちびちび売っていたもの。
とても好きだったので、 一個ずついとおしく送り出しておりました。
今回はたった一個。
ふたにアルマイトの押さえがあり、 さらにそれをプラスチックのネジが押さえている。
前売ったのはびんに 「種」 とエンボスが入っていたけど、 これは蓋に 「FANCY FLASK」 の字とパテントナンバー、 つまみに 「NAKAJIMA TOKYO GLASS WORKS」 のエンボスが入っている。
こんなのがずらっと並んでる納屋なんて、 いいな…。
開けるときは、 つまみをゆるめて、 押さえをずらして、 ガラス蓋をとらなきゃいけないので、 日常的に開閉が必要なものを入れるのには向いていない。
やっぱり、
農作物から採った種を、 大事に保管してほしいような気がします。
昭和三十年代 sold
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