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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2011年10月26日 (Wed)
「ちょっとつきあってくれない?」 とか 「お茶しない?」 とかは即シカトだけど、 「ごはん食べない?」 と言われるとシカトしながらもかなり心が動くもんだ、 という (昔々、 対象年齢だったときに思っていました、) ナンパの話です。
(あったかいもん、 とか豪華スィーツ、 とかならどうか?)

知人の女の子が、 通勤帰りに夜の住宅街で声をかけられるそうな。
違う日に同じ男に三回ナンパされ、 しかもその男は声をかけたのが同じ女の子だと気づいてなかったらしい。
手当たりしだいナンパしているわけね。
繁華街でなら、 煩わしいなあ、 ですむけど、 夜の住宅街ではかなり恐怖だと思います。
道を歩いてるだけの女の子に、 なんの落ち度もないんだし。
どうしたらいいんだろうね、 と一緒に考えました。

まずその、フツーにかわいいファッションがいけない!
あのね、 ナンパ男って、 超ファッショナブルな女とか個性的な女って苦手なのね。
ファッションは普通で、 ちょっとかわいい、 くらいのあんたみたいな子がツボなのよ。
だからね、 レディガガみたいに… 。
(「かぶりものですかあ?」)
いや、 そこまで行かなくても、 男の嫌いなファッションって、 あるでしょ。
コテコテのエスニック、 とかさ。
全身70年代ヒッピー風古着! とかさ。
革命家Tシャツってのもあるんだって。 ネットで買えるんだって。
マルクス、 ホーチミン、 毛沢東、 ローザ・ルクセンブルク。 ローザがほしいんだけど、 さておき。 
相手は絶対ひくと思う。
ゴスもパンクもメタルもたぶん嫌いだ。
上下ジャージみたいなハードなスポーツウェアも嫌いかもしれない。
なんだ、 いっぱいあるじゃん。
(「会社行けないですよ!」)
それもそうだね… 。

なぜ、ハードで個性的なファッションが男受けしないかというと、 それは自分を持っている強い女だということだからね。
せめて、 強い女を演出したほうがいいよ、 と言いたかったんです。
あたりをはらう風情でスタスタ歩くのでもいいと思う。

だいたい女は、 男受けのするファッションがしたいわけではない。
自分が気持ちいい、 というか、 気持ちにストンと落ちる格好をしたいだけで、 男受けなんか眼中にない。 ( と思う。 人による?)

私自身は自分のことをかなりヘタレだと思っているんだけど、 強い女とその女を選んだパートナーは、 尊敬してるのだ。
ビヨンセは、 「男をばかにしていて、 生意気だ。」 と批判され、 
悩んだ末に、 「女が強くて、 何が悪いの?」 と答えた。
ビヨンセは、 かわいくて優しくて品がよい人なのに、 そこがわからないで強いってだけでビビるなんて情けないと思う。
だから、 旦那のジェイ・Zは、 いいやつだなあと私は尊敬している。

ちょっとかわいくておとなしそうな女の子を選んでナンパするのって、 (痴漢に会う確率も高いタイプ。) 自分の気弱さを表明しているだけなんだと思うのですよ。

べつに、 体弱くても気弱でも全然いいんだけど、 その自己認識もなくほかのことに転化しないで、 って思う。
自分よりもっと力の弱い人や体の小さい人や、 年齢の低い人にだけ、 強く出る、 とかね。

レディガガやビヨンセをナンパするような男がいたらほんと、 あっぱれなんだけどね…。。



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2011年10月24日 (Mon)

骨董市では品出しのとき、 車に山ほど積んであるプラスティックのコンテナ箱をランダムに開けていくのですが、 開けるのはいつも全量の三分の一くらいで、 このくらいの量でいいかな、 と思ったところで箱を開けるのを止めます。
全部新聞紙にくるんであるので、 包みを開けるまで何が出てくるか自分でもわからない。 闇鍋みたい。

それで思い出したけど、 あるときの骨董市で隣の業者さんが、 撤収のときの従業員の女の子の箱へのしまい方を怒っていた。
「同じハグチ (傾向) のモノは同じ箱にしまえよ! 」  
隣でそれを聞いて、 わ、 すみません! と謝りそうになっちゃったよ。
私は箱のなかのスペースの効率が第一で、ハグチなんかめちゃくちゃなんですから。
(だから、 一箱開けても統一感がないのだ。 よく言えばバラエティに富んでいる?)

この李朝壺も、 先日の骨董市で何年かぶりに箱から出てきたので、 新鮮な思いで置きました。

買ったのは十五年くらい前だったと思います。
ずっと家にあって、 骨董市ではニ、三回くらい出したような… 。
(手離したくないような、 手離たいようなモノは、 売り方も煮え切らない… 。)

李朝も後期で、 焼も粗雑ですが。 
陶土を重ね合わせた部分が段状の線になっていて、 それはまあ、 成型としてはよくないことになっているのですが、 そこにも逆に侘びた素朴さが感じられて、 私には魅力的。
野の花などを山盛りにして飾ると、 アバタの白磁の肌によく似合ってそれはそれはかっこいいのです。

ツルツル、 とろとろの提灯壺ももちろん素晴らしいのだけど、 ひょっとしてこっちのほうが好きかもしれないなあ、 と思ってます。
(つくづく、 全ジャンルで 「貧乏くさいもの好き」 なんだと思う。)

¥55000

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2011年10月20日 (Thu)

古道具界?では珍しくないけど、 いつも店にないといけない気がする古いクスリビン。

昔一人暮らしのとき、キッチン用品を全部理科用の道具にしたことがありました。
ビーカー、 フラスコは計量カップやおちょうしに。
ビン類は調味料入れに。
シャーレ、 目皿、 乳鉢、 ピンセット、 消毒器… 。
たいてい何かに使えるのです。
そのときは、 何気なく、 だったけど、 今思い返してみると、
家庭実用品のかもしだす 「わびしい生活臭」、というものがいやだったんだと思う。 
昔はおしゃれなものもなかったし。
粗末なアパートで、 先のない、 夢のない仕事をしていて、 台所で赤いプラ蓋の醤油差しやプラの洗い桶や原色プラの茶碗カゴなど目にするとですね、
 「生活のリアル」 をつきつけられているみたいで、 耐えられないもんなんでした。 
暮らしに、 特に貧しい暮らしに、 ロマンは必要だ。
理科用品がロマンかどうかはともかく、 非日常ではあるのでした。

店にいらっしゃる 「クスリビン好き」 さんは、 昔の私とは違って、 花を挿したり飾ったりされるのでしょうね… 。


先日ブルーのバージョンを業者さんからわけていただいた。
なぜかブルーのだけはびっくりするくらい高いのです。

一年位前だったか、 あちこちの新品の雑貨屋さんにこの手のレプリカが出回っていた。
不思議だったのは、 「食品用には使わないでください。」 というポップが書いてあったこと。
え、 新品のガラスなのに?  なんで?  ガラスって一番クリーンなんじゃないの? と、 知りたい欲求が抑え切れず、 何度目かに目にしたとき、 とうとう店員さんに尋ねてしまいました。
「食品用じゃないからです。」 
というお答えで、 全然疑問の答えになっておりませんでした。
安いもんだし、 レプリカがあっても別にいいんだけど、
この世に食品に使えないガラスっていうものがあるのか、 それが知りたいのです。

                       1P ¥500〜

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2011年10月18日 (Tue)
母の入院先で。
食事を摂ろうとしないので、(全量の一割くらいしか食べない。) 「胃ろうにしますか、 どうしますか?」 と言われる。
とくにどこも悪いところがないのだけど、食欲だけがないのだ。
意識もしっかりしている。
早すぎないか? と思ったので、 今のところは、 と経口での食事介助をお願いしてみる。
 この病院は、 延命治療は積極的に行わないという方針のようで、 先生は 「私にも高齢の親がいますが、 私ならしません。」 とも付け加えたので、 ますます混乱。
胃ろうがどういうことかは知っているけど、
わからないのは、それが延命処置の一種、 ということなのか、
それとも栄養を切らさないための一時的な処置なのか、 ということ。

今はどこの病院でも、 入院させた時点で 「延命治療を希望するかどうか」 家族が選択をせまられることになっているのですが、 どこも 「やりませんね。」 という方向性を 微妙に感じさせるのです。
露骨じゃないんですが。
若い人や子供を入院させても同じように聞かれるのだろうか。
考えれば考えるほど、 わからなくなってくる。

「だから普段から、 本人の意思を確認しておくべきだ。」 とはよく言われるのだけれど、
たとえ本人が 「しなくていい」 と言っていたとしても、 それは元気なときの想像上の言葉なので、
私はあまり意味がないと思っているのです。
また、 これも周りからよく言われる言葉だけど、 「これだけ長く生きたからもういいでしょ。」 という問題でもない、 と思っているのです。

でもね… 、これがもし子供だったりしたら、 迷うことなく 「何としても、 延命処置してください!」 と言うだろうなあ、 と思うと、
…矛盾だよね。

で、 胃ろう、 でした… 。


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2011年10月13日 (Thu)
「上海リル」 という楽曲は、 昭和8年の映画、 「フットライト・パレード」 の主題曲です。
翌年日本でも大流行して歌詞が作られ、 昭和15年まで、 競作のオンパレードでした。 
(極めつけはディック・ミネのだと思いますが…。) (あ、リアルタイム体験じゃないからね。 念のため。)
比較的最近のでは吉田日出子が情感豊かにはかなげに歌っていて、 これもとてもいい。

〈  明るいシャンデリア  輝く杯 (さかずき)
   麗しきジャズの音に  踊るは上海リル
   今日はこのお方と  明日はあの方と
   悩ましき姿は  私の上海リル  〉

昔 (2002年だったか)、 屋号を変えようかなと思い立ったとき、 当時高校生の娘に、
「リルさんってね、 横浜のキャバレーの踊り子だったのね。
戦前の軍国主義を嫌って自由な上海に渡った恋人のジャズマン (ホーン奏者だと思う、 たぶん。) を追って、 リルさんも上海に渡ったのね。
で、 戦争のどさくさではなればなれになり…、」
なんて、 見てきたような嘘、 というかでたらめの作り話をして聞かせたけど、 ( 「上海バンスキング」 と 「港のヨーコヨコハマヨコスカ」 が入り混ざってるな。)
ほんとはずっと古い歌だったんでした。

戦後は、 アンサーソングのオンパレード。
リルのその後を心配? して、 昭和26年に作られたのが津村謙の歌う 「上海帰りのリル」 で、 大ヒットしました。
店で歌い出すおじさまは必ずこちらの方です。

その後、 「リルを探してくれないか」 (津村謙)
「心のリルよなぜ遠い」 (津村謙)
はては、
「私がリルよ」 (名前忘れたけど女性歌手)
「私がリルの妹よ」
なんてのまで出た。
妹が出てきてどうすんの。
リルというロマンで、 悪ノリ気味に遊んできたんですね。

で店では、 扱うものが昭和初期から昭和30年代までのものが多いことと、 この 「ずっと想像で遊び継がれてきた」 というところが気に入ってたので屋号にしたんだと思います。 今思うと。

「屋号を 上海リル に変えたよ。」 と当時母に伝えたら、
「え、 ヒキアゲシャじゃない!」 と言った。 (高齢者ゆえ差別的言辞ご容赦下さい。)
笑った。
娘と練り上げたロマンが一瞬でかたなしである。
それを言うなら自分だってニュウショクシャのムスメのくせに。

ちなみに、母に銘仙の着物を見せたら、 即座に 「女中の着物!」 と言った。
こやつに骨董趣味は無理だと思った。



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