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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2009年08月08日 (Sat)
「で、いくらで売ったの?」
仕入れたばかりの幻燈機がすぐ売れちゃって悲しい、という話をしたら、業者Hさん(うぶだし屋。市場に卸す人)に訊かれたので、おそるおそる値段を言った。
「このバカ!」
頭頂部にげんこつが。やっぱり。
「お前になんか売ってやんねー!」
…あんたから買ったんじゃないもん。
さすがに自分でも安すぎたと思った。
値付けは、むずかしい。
たいていは、仕入値と、経費(市場の席料とか骨董市の出店料とか家賃とか)と、相場感などで、自然に決まっていく。
幻燈機もあまり悩まず付けた。
ただ、そのとき想定していた買い手というのが、うちの主な客層である、あまりお金のなさそうな、でもこういうものが大好きな、あの人この人あのお兄さんこのお姉さん(名前も知らず会話もしたことなかったりするけど)、であったわけだ。
この人たちに、一瞥してそっぽむかれる値をつけたくない、という気持ちが、自然に働いたわけです。
そうすると、わりと金回りのよさそうないちげんさんに、さっと売れちゃって、あっというまに消えてしまったんだよ。
店なんだから、誰に売れてもいいわけなんだけど。
心のなかでは。
あのさ、あんたたちに買ってほしくて店としてすごく苦しい値段つけてるんだからさ、好きなら頑張って買いなよ、わたしたちビンボーをシェアリングしてんだよ。
あ、情けなくなってきた。
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