露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
チビお父さんの機嫌を取ってるの図。
ホワイト家のCMを見ながら、急に、思い出した。
私のお父さんも、犬だったことを。
私は北海道帯広の、母の実家で10歳まで育った。
母はシングルマザーだったので、祖父と犬チビが、父親的存在だったのでした。
祖父は、いろいろな動物を飼うのが好きな、ミニムツゴローみたいな人だったので、庭に( といっても庭と畑の境がわからない)、やぎ、ひつじ、うさぎ、豚、あひる、にわとり、鷹、いたち、ミンク、犬三匹などがだいたい放し飼いになっていた。
祖父がすごく動物好きだったかというとそういうことでもなさそうで、にわとりがある日突然鶏鍋に変身したりしてた。(私はにわとりの首がひねられるところから鍋になるまで、じっとそばで見ていた。)
いたち(テン?)やミンクは利殖目的、だろうな。
幼児の私も、動物たちにまじって毎日放し飼い。
で、私のお守り兼見張り役が、このみすぼらしい雑種犬、チビだったのでした。
私が敷地から道路に飛び出したりすると、激しく吠えて怒る。
その頃の私の天敵はにわとりで、私が走りまわってると後ろから追っかけてきて足をつつくのですが、キャーと泣き叫ぶ私に駆け付けてくれるのも、チビだったのでした。
チビはしっぼをさわると 「ウォン!」 と本気で怒る気難しい犬でした。
ちなみに祖父も口数少ない気難しい人でしたが、子供心にも 「理不尽な怒り方をしない人 」 と分かっていたので、私はこの二人?が大好きでした。
他の犬はバカ犬ばかり。
チビは、ヨボヨボの老犬だったけど、ある日、敷地内に侵入してきた野良犬と、テリトリーを守るべく闘って、喉を噛み切られて死んだのでした。
だから私は今でも犬を見ると、好き、とか、かわいい、とか思う前に、「 頭が上がらない」 と思ってしまうのです。
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