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2024年11月24日 (Sun)
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2009年05月20日 (Wed)
まだ余韻をひきずって、いろいろ思い出している。
あのお爺様。噛み煙草をペッとするのは、「アウトロー」と同じだ。肺病を病むのは「センチメンタル・アドベンチャー」だ。悪態つく偏屈キャラは、「ブロンコビリー」だ。
そうか、イーストウッドは過去の演じてきた主人公に、オマージュをささげているんだ。(頑固偏屈キャラはともかく、噛み煙草と肺病は確信犯だと思う。)
そう思ったら、これで最後だよ、仕上げだよ、お別れだよ、と言われてる気がして、たまらなくなった。マィノリティへの優しさも、総仕上げ。
イーストウッド主演作も、監督作も、いいのもあればつまらないのもあって、イチオシは(イチオシがいっぱい!)、「続・夕日のガンマン」、「恐怖のメロディ」、「ブロンコビリー」、「アウトロー」、「サンダーボルト」、「ダーティハリー」、…書ききれない。「アルカトラズからの脱出」も、「ガントレット」も、B級っぱいけど面白かった。近作の面白さはご存知の通りです。
アメリカ的。
というなかには、いい面も悪い面もあると思うけど、アメリカっていいなと思うことの中には、自分の中では、イーストウッドがいるってことがあるのでした。
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2009年05月18日 (Mon)
ぎっくり腰の休日②です。ひさひざに映画館へ。イーストウッド映画はほぼパーフェクトに観ている私としては、もう、ノルマとしてでも観なければ、と思っていた。
前回の「チェンジリング」が面白くなかったし、なにしろご高齢なので、不安はあったが、いや、最高でした。とてもイーストウッドらしい映画。
彼はいつも、マイノリティ、ならず者、被抑圧者の味方だ。「アウトロー」(最高です!)で、旅の途中にどんどんならず者、マイノリティの同行者が増えていって、最後に全員で戦うクライマックスはとても良かった。「許されざる者」で娼婦館の娼婦たちを救出したあと、馬に飛び乗りながら「娼婦を敬え!」とどなったのも忘れられない。
で、「グラントリノ」の結末は。
私は、お爺ちゃんクリントが、ダーティハリー化してくれる!と思って観ていたのだ。映画みて、泣かされるのは、たいへん悔しい。悔しくて腹が立つけど、泣いてしまったので、ムッとしながら映画館を出たのでした。
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