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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2009年10月02日 (Fri)

LPしか持っていなくて聴けなかったけど、タワレコでCDが安かったので買った。
これは、すごくゴージャスな音楽です。
まず音が厚い。
二十人にみたない人数でやってるのに、「百人でやってるような」(これはある人の感想。それはオーバーだな。)かんじがする。
音が厚いというのは、傑作の条件だ。
次に、曲想の豊かさ。まさにアラベスク。
そしてソロイストの力量。
それらがまぜまぜになって、こんな豊かな、ゴージャスな音楽になるのだ。
エリントンは、セシル・テイラーやモンクのお父さん、といわれてるけど、もっともっと色々な人のお父さんじゃないかな、と思った。
これ一枚を聴いて、ミンガス「メキシコの思い出」、ギル・エバンス「スブェンガリ」、ウェーザー・リポート「ブラックマーケット」、マイルスの「アガルタ」「パンゲア」まで思ってしまうのは、わたしだけでしょうか?



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2009年09月24日 (Thu)

鉄人28号シリーズ④ おしゃれです。ユニクロさん、Tシャツにしないかな。


おととい引き出し箱を車で配達したら、ほんの二、三分駐車してる間にしっかり駐車違反のシールを貼られてしまった。
あとで違反金の請求がくるらしいのです。
えーと。三千円で仕入れた引き出しを、五千五百円で売って一万円の罰金を払ったらいくらの損になるのか。
と運転しながら考えても計算できなかったので、とりあえずこのことは「なんかいやな思い出」として忘れることにする。
(でも月末のもろもろの支払い時期になると、なんでこんなに金ないんだろう、と思い出すことになるのだ。)

待望の、B,E,Pさいたまスーパーアリーナ公演に行ってきた。
一時は太りすぎだったウィルが少しやせて体が締まってたので、まぁ良かったじゃないの、と、「遠くに住んでるお母さん」みたいなことを、まず思う。
それから、PAが悪いなと思う。声が割れてる。
大会場ということもあって、新譜の曲と今までのヒットパレードの「お祭り」、という感じだった。
音楽的には三年前の武道館のときのほうが、ずっとよかった。
気合い入れてていねいに歌ってたし、彼らの「黒人音楽の遺産」の継承みたいなのも、びんびん感じたし、ウィルがしっとり歌ったB,マーリーの「ノーウーマン、ノークライ」は絶品だった。
今回は、完成度というよりもショービズだったね。
でもかっこよかったし可愛かったし楽しかったから、いいや。大満足。
ウィルは根っからの「音楽おたく」みたいな人だ。
これからもいい仕事をして楽しませてくれると信じている。
そして来日公演するたびに出かけるんだ、きっと。



2009年09月16日 (Wed)

鉄人28号シリーズ② デフォルメ抜群。


本は読みちらかし屋で、ソファでテレビ観ながら読む本、ベッドの中で読む本、電車で読む用の文庫、新書などいつも3、4冊同時進行だ。
読み終わったらたいてい忘れる。
タイトル、著者まで忘れたりする。
で、本が出ると必ず買って読んでしまう人が何人かいて、一人は、内田樹さん。
この方は、深い哲学的な問題や社会問題などを、かみ砕いてやさしく解説する名手なのだ。名人芸といっていい。
そして本人のご意見はいつも私にとって、「わが意を得たり。」か、「目からうろこ。」のどっちかなのです。
もう一人は、ジャズ喫茶「いーぐる」のマスター後藤雅洋さんの、ジャズ本。
とても誠実で、偏見がない方です。
(たとえば、頭ごなしに「フリージャズはダメ」という方は山ほどいるけど、後藤さんはそのなかのいいもの、だめなものをちゃんと見極めていらっしゃる。)
私の実感では、長年よく聴き込んでいる方こそ、偏見から自由なのだ。
昨日お店のホームページを見つけ過去ブログを読んでいたら、「内田樹ブログを読んでいる。」と書いてあって、私の中でこのお二人がつながった。
さらに、故アルト奏者阿部薫さん(阿部さんの本を作るときに存じ上げていたなら、すぐインタビューか原稿いただきに駆けつけていただろう!)、劇団駒場の芥正彦さん(いろいろ示唆していただいた)のことも書かれていて、さらに円になってつながった。
考えてみたらたまたま同世代で、同じ都市をウロウロしてたらどこかでニアミスしていても不思議はないけれど。
「団塊の世代」はいつもカタマリで見られ、なぜかそのすぐ下の年代から激しく嫌われていたりする。
でも私の好きなこの方々は、それぞれがそれぞれの仕事をそれぞれの居場所でやってきただけで、なにひとつ「しめしあわせて」生きてきたわけじゃないのだ。
「団塊の世代」がみんなジャズやアングラ演劇にしたしみ、学生運動していたわけでもないし。
(全体からみれば激しく少数派です。また飲み屋でその思い出話などを語ったりしてるのは、運動の中枢にいたわけじゃなくて周辺で見物していただけの人と思っていい。)
世代でまとめて何かわかるのでしょうか。
私の知ってる人は皆まったく個人的に、理不尽と闘い暮らしてきただけで、つるんでなどいないのに。と思う今日このごろでした。



2009年09月07日 (Mon)

新宿タワレコに探し物に行ったらマル・ウォルドロンの「オール・アローン」があったので、目を疑った。
「昔の人気盤なのになんでCD化されないんだろう」の筆頭だったのだ。
権利の問題だったらしい。
かけてるとりょうが「どういう人なんですか?」ときくので、「マルはね、」といいかけて言葉に詰まった。
系譜的に説明しづらいのだ。
時代的にはハードパップだけど、スタイルはワン&オンリーの人なのです。
内省的で美しいのだけど、でも甘くない。辛口で硬派。
CDはLPと曲順が同じなのでほっとする。(変えてあるとすごくイヤ。)
上のジャケットは同じマルの「あなたと夜と音楽と」。日本制作盤ということだけあって、「ラウンドミッドナイト」、「ジョージア・オン・マイ・マインド」などの日本人好みナンバーがいっぱいつまってる。
でもマルは甘くない。(しつこい。)
表題曲はエバンスの「インタープレイ」のが極めつけだと思ってたけど、マルのもどっこい負けてなくて、こういうやり方もあったか、と思った。
一時期同じように人気があったピアノトリオ盤「フリー・アット・ラスト」は、以外に聞きあきがする。
どうも私はECMレーベルと肌が合わないっていうか、どのミュージシャンのでも、その人の個性よりレーベルの個性のほうが前に出ているのが、苦手です。(ブルーノートもそうだけど、黒人的ってとこがなじめる。ECMはヨーロッパ白人文化的なの。)
りょうの「オールアローン」の感想。
「こういうの好きです。坂本龍一か久石譲みたいで。」って、新鮮な意見。



2009年08月20日 (Thu)
普段は午前3時ころに寝て、週一の骨董市の日だけは午前3時に起きるという、なんかめちゃくちゃなリズムの生活がつづいている。
おとといも寝ようとした頃に、BSで「ミンガスコンサート75'」というのをやりだし、つい3時すぎまで見入ってしまった。
レコードでいえば「チェンジズⅠ、Ⅱ」の頃か。
ちょっとさみしくなった頃のミンガス。
テナーのジョージ・アダムスは「かっこだけブロウテナー」っていうか「なんちゃってフリークトーン」というか、そんなもんだと思うし。
人数分の音しか出てない。
50年代、60年代のミンガスレコードは、一体何人で演ってるのと思わせるような音の厚みがあった。
(確かに菅の数も多かったんだけど、そういう問題じゃなくて。)
ドルフィーもローランド・カークも二人分以上の音出してたし、ミンガス自身の音も超重量級だった。
ジャズに関しては、「人数分以上の厚みのある音」が出てる、というのが、すなわちいい演奏なんだと思ってる。
(ウェザーリポートしかり、電化マイルスしかり。)
でも少々さみしくなっても、ミンガスはミンガス。
ウォーキングベースがブンブンブンとお腹に響くのはミンガスだけです。

昔から、ミンガスが「親戚の叔父さん」だったらいいなと思っていた。(父親だったらやだ。)
面倒見がよくて、説教もして、悪いことしたらすごく怒ってくれて、人生の本音を時々教えてくれる、親戚の叔父さん。
(隣近所じゃなくて離れて住んでいてほしい。)
寝不足だわ。
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