露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
たてがみもしっぽもとれて、 背中もむきだしになって。 目だけは優しく、 もはや何の動物だかわからなくなってしまったもの。
これのきわめて状態の良いのを売ったことがありますが (小学生の男の子が誕生日プレゼントにおねだりしていた。 シブイ。)、 これは見た瞬間、 自分のにするしかないと思いました。
自分にはすごく魅力的だけど、 値段つけられないから。
その魅力のぶんだけつけていいんだよ、 と言われたりするけど、 理屈はそうだけど、 むり。
この手のものを、 譲ってくれ、 とたまに言われたりする。
これは売る気がないので、 と言うのだけど、 たまにそれでも引き下がらない方がいらっしゃる。
先方がギリギリ考えて、 「○円までなら、 ほしい。」 と思い、
こっちもギリギリ考えて、 「○円なら、 手離してもよい。」 と思い、
そしてその値段が折り合ったなら、
それが 「骨董の誕生」 というものなんだなあ、 と思う。
「誕生」 に立ち会う瞬間なんだ、 って。
たとえそれが金網のきれはしだとしても。
数あるものなら相場が発生するけど、 ここには相場なんかなくて、
ただ、 気に入ってる分のお値段のみ。
シンプルなお話です。
さいわいにも、 こういう勝負? の場面はめったにないので胃が痛まなくてすんでます。
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無題
こんちは!この馬?をみてなんかジンときてしまいました。しっぽもたてがみもなにもないのに優しい目をしてたたずんでる姿は哀愁が漂ってます。こんな姿になって捨てられても誰も恨んでないよ…みたいな…もう観音像みたいな…いいものをみせてもらいました。