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2024年04月26日 (Fri)
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2012年08月27日 (Mon)

気をつけて見ていたせいか、  思ったより早く見つかりました。  
金属の代用陶製手榴弾です。
一度に大量に見つかるときは窯場からの未使用のものや、  GHQの追及を怖れて戦後すぐに大量に埋められたもので、  そうでない場合は不発弾として発掘されたもの。 
これも、  かすかに土跡の残る不発弾です。
火薬はカートリッジ式だったので、  抜くのは簡単だったみたいです。
以前何回か売ったのも、 全部不発弾。
釉薬がなく雨や湿気に弱いので、  不発弾もやけに多かったんですね …。

威力もなく、 「煙や爆風がダメージを与える」 (…かもしれない) という程度の武器。
まあ、  命中すればタンコブくらいは …。
戦後、 GHQも何かわからずに首をかしげ、  「湯たんぽだ」  とごまかしたらしいですが、  ほんとのこと言ってもたぶん大丈夫だったと思いますね。   …笑われるだろうけど。
いまでも世界の戦争史に残る珍品 (珍兵器?)、  らしいです。


今回のこれも発掘品なので細かい傷痕が複数ありますが、  水漏れはありません。

代用手榴弾は、  丸型だけじゃなくて平型、  円筒型などいろいろな形があります。  産地も名古屋、 備前、 有田、 波佐見などあちこち。
これは肥前だと思うのですが。

それにしても、  なぜこうしてたまに底付きがあるんでしょう?
ただの成型のときの偶然とはどうしても思えなくて …。


作った人達、  ほんとはこうして平和利用したかったんだ、  と思いたいのですが …。

とにかく、
武器なのにこんな可憐でかわいいものを作っちゃう国は戦争しちゃいけないんだよ、  と、 見るたびに思います。


                                    sold out 

【追記】  肥前28の陸軍椀などと一緒に出たので、  肥前と思っていましたが、  ある方からご指摘をいただきました。 
白磁、  無釉、  統制番号なしは有田だそうです。
有田の陶土は水分を通しにくいので無釉だったとか。
茶色い信楽などのは釉薬ありますね。




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