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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2009年05月05日 (Tue)
この業界では、骨董商のことを、単に「業者」と呼ぶ。「この人、業者。」とか、「業者ですか。」とか。まるで世の中この業種しかないみたいな言い方で、ちょっとタカピーだよね。(ちなみに、解体現場とか買い取り現場のことを、単に「現場」という。)
で、この人、業者になるしかないでしょ、と思ったのが、ルオーだった。
彼は、国際文化という学校で美容師の卵だったときからの、お客さんだ。卒業して、美容師になり、やめて今は絵を描きながらフリーターをしている。
という人は、今までにもたくさんいたような気がするが、ルオーが持ってきた作品ファイルを見て、ああ、この人は描くしかないでしょ、と思ったのだった。なんというか、ひさびさにファインアートを見た、と思ったのだ。技術はまだまだで、作品の出来不出来もばらばらなんだけど、ルオーには描く動機がある、と思った。
フリーターなんだけど、あまり働かないので、彼はビンボーである。ビンボーなので生活必需品がないくせに、店で「趣味のクスリビン」とか買っていく。ちょっと心配になって、「業者になって、絵も描く生活をしたらどうか」と、提案したのだった。ルオー乗り気。 でも、一人前の業者になるまで、目の前の暮らしと戦わなくては。さて…。
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