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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2012年06月13日 (Wed)
昨日のこと。
大学生風の男性が店の二階に上がっていって、  1時間以上降りてこなかったので、  だんだん不安になったのでした。
寝てるんじゃないか、  とか、 (ソファないはずだけど)
倒れてるんじゃないか、  とか、
住みつかれちゃうんじゃないか、  とか。 (李さん一家 …)
見に行こうかと迷ってたら、  ゆったりと降りてきて、  落ち着きますねえ、  と言った。
そのとき、  あれ、 以前にも聞いた言葉だな、  と思い出したのでした。

こちらはもうかなり前のこと。
店にいらして静かにいろいろ見ていらした若い男の子が、  帰りがけに
「ここ、 落ち着きますね。」
と声をかけてきた。
(え?  モノが多すぎて落ち着かないよわたしは、  と思いながら、)
「そうですか?」
「ええ。  最近彼女と別れて気分が落ち込んでるんで。」 
その後、  ぽつぽつと話しだしたことは… 。

彼は、 東経大の学生。  彼女だったひとはムサビ。
彼女に、 「私には制作し続けるという目標があるのに、 あなたには目標がない。」  と言われたそうな。
(そんな理由で別れるかなあ、 ふつう。)
「ぼくは口下手だし、  面白いことも言えないし …。」  ともいう。

あのね。
学校の先生がよく、  目標を持て、  とか、  自分の適性を見つけろ、  とかいって焦らせるでしょ。
そんな脅し文句みたいなもん、  無視してもいいと思うよ。
彼女だって、  今はあると思い込んでるだけかもしれないじゃない?

世の中には  「目標ひとすじに邁進して、  みごと成就しました。」  という人もいるのかもしれないけど、
私は、  生きていくってのは毎日が突発事故の連続のようなものだと思うから、
毎日、  違う災難の火の粉が降りかかってくるようなもんだから、
アドリブで正しく対処する力を身につけるほうがずっと大事だと思う。
それには、  いま目の前にある難題に全力で立ち向かっていないとね。
口下手って …、 あなた今ちゃんと自分のことをよくわかるように伝えてるじゃないの。
そういうのはね、  口下手、 って言わないの。

… というようなことを、
私もテンション低い人間なもんでひそひそと、  話した覚えがあります。

あの子、 今ちょうど三十くらいだ。
いまだに、  「失恋と古道具」  の関係はよくわからない。
この話を当時のスタッフに話したら、  「リルコさん、  そのうち国分寺の母って言われますよ。」  と言った。
言われたくないやい。

寄り道したり、  間違ってやり直したり。
そういうことが当たり前に出来る世の中であってほしい。
それが、  健全な社会というもんだと思う …。

昔、  ブルースのレコードをを聴きながら、  当時ハタチだった友人の男の子がつぶやいた、。
「俺、 三十になったら、
世界一のハープ吹きになるんだ。」 
(彼はそのときフリーターだった。)
そうかあ、  そういう目標の立て方もあるんだなあ、  それでもいいんだなあ、  と感心した。

ちなみに、  店の二階で長居されてる方。
ボケのスタッフかボケの店主が、  閉じ込めて鍵かけて帰っちゃいますよー。
ノラ猫でやっちゃったんだからね。




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けむり

失恋と古道具

なんとなくわかります

大きな時間の流れ
その中でのたくさんの喜びてやつだったり悲しみてやつだったり

を感じることで、自分にとって今こんなに悲しい重大事件もそんな流れの中の一幕に過ぎない

みたいな気分になって、少し楽になるんじゃ、ないのかなって

楽?ううん
とゆうより、魂の遠近法
みたいなものが働いて、その遠近法の結果の非現実感が、心をたかぶらせる

んじゃないのかなって

相変わらずワケのわからない絡み方してスミマセン



ウチの近所の古道具屋さんも、売り場は一階しかないのに二度ほどお客さま閉じ込めたことあるって、言ってました
NONAME 2012/06/14(Thu)03:09:28 編集
けむり

失恋と古道具

なんとなくわかります

大きな時間の流れ
その中でのたくさんの喜びてやつだったり悲しみてやつだったり

を感じることで、自分にとって今こんなに悲しい重大事件もそんな流れの中の一幕に過ぎない

みたいな気分になって、少し楽になるんじゃ、ないのかなって

楽?ううん
とゆうより、魂の遠近法
みたいなものが働いて、その遠近法の結果の非現実感が、心をたかぶらせる

んじゃないのかなって

相変わらずワケのわからない絡み方してスミマセン



ウチの近所の古道具屋さんも、売り場は一階しかないのに二度ほどお客さま閉じ込めたことあるって、言ってました
NONAME 2012/06/14(Thu)12:30:25 編集
無題
こんばんは。
閉じ込めちゃう古道具屋さん、 あるんですねえ。
きっとウチと同じごっちゃごちゃのタイプですね。
また古いものが好きなお客さまは、 たいてい目立たない渋い色の服がお好みだったり、 ひっそりともの静かな方が多いのですよ。
たまに「つむじ風」のような団体さんもいらっしゃるけど、 長居もリピートもいたしません。

そうか。 長い時間を経てきたものにつらさを癒す力があるのだとすれば、 すごくうれしいことだと思います。
大事にされて残っている古いモノは「えんえんと、人間がつましく生活してきた」ことの証しで、 それがぬくもりをかもし出しているのでしょうね。
自分を思い返してみると、 どんなに侘しい一人暮らしのときでも、 古いモノに囲まれていると 「優しいヒトの気配」 を感じてさみしくなかったのでした。
(でも、 そう感じるのは絶対少数派なんです。
全人口の10%もいないと思ってます。  その中でだけ、 ほそぼその商売をしています。)

リルコ 2012/06/14(Thu)23:45:21 編集
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