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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年05月16日 (Thu)
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2013年02月22日 (Fri)

業者市場でのこと。
漆屋さんの道具がセリ台にのったのです。
古いありふれた引き出し箱なんだけど、
全面に漆が飛び散っていて、  ポロックの作品みたい。
もう、  大勢で燃えましたね。
ヤリ (値をつけるかけ声) が飛び交って、  最終的にいくらで落ちたんだったか。
私はムリだと思って早々におりたけど、
普通の引き出し箱の三倍か四倍くらいになったんじゃないかしら。

あーあ、 いくらで売るつもりなんだよとあきれながら、
なんかちょっとだけ嬉しかった。
いまさらだけど、  私はこういうものに一目で惚れて評価する人達と一緒にいるんだよなあ、  としみじみ思ったのでした。
普通の人にとってはただの薄汚い引き出しにすぎないのにね。 
いや、  人口のほとんどは古いものなど好きじゃないから、  ただでもいらないと言うかもしれない。
こういうのって、 「業者好み」  の見本みたいなもんです。
それからのセリは  「はい、  つぎは漆屋の~、」  が枕言葉になって、
みんな笑って。

で、  私が買えたのは、  枕言葉じゃなくてほんとに漆屋の塗り以前の蓋付きの箱三個。
それこそ何の変哲もないけれど、
真面目な真四角の、  静かな箱。
じみだけどなかなか、  と内心思っています。

全3個  各同サイズ  本体 14㎝四方   蓋 15㎝四方
                                1P  ¥2500





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2013年02月19日 (Tue)
国分寺北口の再開発工事がもうすぐ始まる。
当店は再開発にはひっかかってないけど、
これから町の印象はたぶん大きくかわる。

私の大好きな一人呑みオジサンの癒し場、  「養老乃滝」  も近々消える。
意図せずしてレトロインテリアな  「喫茶アミー」  も消える。
町で唯一の小さな手芸材料店も消える。
期限が迫って、  いまさらながらショックをうけている。
ビルが出来たら、  どこにでもあるチェーン店のテナントが入るのでしょう。
30階建てビル二棟なんか、  チョーいらない、  と思う。

玉川上水遊歩道の雑木林が伐採されていた。 
悲しくなるから下を向いて見ないで歩いた。
60年前の計画の府中ー所沢線の36M道路なんか、  チョーいらない、  と思う。

といくら叫んでも、  とてつもない大きな力の開発関係筋には  「すっこんでろ!」  というところなんでしょうね。

私が国分寺の宝だ、  と思っている素晴らしい洋館も、  個人の持ち物なので残るかどうかは結局は地権者様の意志の問題だ。
市が保存建物に指定したとしても、  保存のための援助は維持の役にも立たない雀の涙の金額らしい。
なのでかの本郷館も消えてしまった。
無用のものを残せないのは地権者としては無理からぬことだ。

時価で買い上げるくらいのことをしなければ、  地権者様の気持ちは動かせないだろう。
だからこれは行政の  「本気度」  の問題であると思う。

ハコモノ開発。
大型道路。
建物 (であるとともに文化) の保存に熱心じゃないこと。
どこまでもスクラップ&ビルドの国。

感傷だけで残してほしいのではないのです。
観光資源になるかもしれない将来への財産だと思うからです。

といくら思っても、
たぶん  「とてつもなく大きな力」  なんでしょうね。
目の先の経済効果 (←ほんとに…?  今までのハコモノ作りで経済効果なしと反省し、 誰かが責任取ったことってあるのでしょうか?)、 という怪物の力は。






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2013年02月15日 (Fri)

「お知らせ」 のカテゴリーでお伝えすべきかどうか、  ずっと迷ってたことがあるのです。 
あのね。  長いこと店の2階で一人掛けソファに座らせていた古い子供マネキン人形、
もういませんよ。
去年の秋の終わり頃に売れましたよ。

こわーい! といってバタバタ階段を降りてくるお客様、  けっこういらしたので。 (意外に男子。)
どこがこわいんだ?   と思っていたのですが、  多少ソフトにするために裸だったのを古いボーイズ用セーラー服を着せてみたりしたの。
それでもこわいという。
理科室用人体模型があったときはもっとこわかったんだからねがまんしな、  って内心思ってて。
(ごめんよ、  がまんする筋合いもないんだけど。)

まあ、  古いものは人体に限らずある種のまとわりついてる雰囲気があって、  好きな方にはそこがたまらないし、  苦手な方にはそこが不気味と感じられるのかもしれないですね。


最近仕入れたこれ。
これはこわくないでしょ。  ヴィーナス様だもの。


アバタのヴィーナス石膏像  高さ約43㎝    石川古代彫刻SSのラベルあり。  造型のあまくない美品です。                                       ¥4500






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2013年02月12日 (Tue)
2月某日。
やっと出来た休日を使って用事を四つ予定し、 クリア出来たのは二つだけ。
欲張ってはいけませんね。

そのうちの一つが、  六本木のギャラリー 「ル・ベイン」 での展示、  「やかん展」。
銅、 鉄、 錫、 アルミ、 ステンレス、 と素材もいろいろ、  生産国もいろいろだけど、
栗辻さんのおめがねにかなったやかんが整然と展示されておりました。
一つ一つに入手経路が書かれており、  いちいち読んでいたのでかなり時間がかかった。

「写真を撮ってもいいですか?」  とお尋ねしたかったんですがどなたもおらず。
いいか、  と勝手に撮っちゃいました。
「このなかでどれがほしい?」  と言われたら、  言われるはずありませんけど絶対これね。



海軍で使われていたという、  厚手アルミの大きなやかん。
このムダのない美しさはどうでしょう! 
無口で無愛想だけど真心のある頼もしい男みたいです。
こんなやかんと添いとげたいです。

一介のやかん好きとして  (参照http://syanhairiru.blog.shinobi.jp/Entry/291/?guid=ON)  至福の時間を過ごさせていただきました。

我が家で目下使用中の工房アイザワのはありませんでしたね。  おめがねにかなわなかったのかな。
(二代目銅やかんは、 まだ半年しか使っていなかったのに激しく空焚きしてしまい、  注ぎ口がポロっと取れて無残な姿に。
未練がましく花鉢をいれたり、  注ぎ口はジョーゴにしたりしています。
飼い猫を若死にさせたときと同じ気分です。)

栗辻さん、  ル・ベインさん、  会期延長くださってほんとうに感謝です。  ありがとうございました。






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2013年02月06日 (Wed)


雨の心配がない日だったから、
紙ものや人形など、 雨厳禁のものをたくさん持って行きました。
中原淳一の紙ものコレクションを八十代の方からお預かりしたのですが、 ほとんど売り切れたのでひと安心。
買っていただいたのはなぜか全員男性でした。

江戸期の木仏と並べて置いたボロを着た人形は、  最近のお気に入り。
顔、 手足などはどうみても和人形のつくりなのに、  大きなベレー型のかぶりものと背負った荷物とボロボロのギャルソンみたいな貫頭衣みたいな服で、  砂漠の商人みたいなの。

きかれたら、
「これ?  気に入ってるから高いよ。」  と言おうと思ってたのに、
目を止めた人は一人もいなかったのよ(・_・。)





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