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2024年04月19日 (Fri)
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2010年06月22日 (Tue)

昔、「岸辺のアルバム」 というTVドラマがありました。
家族の中で色々あってバラバラになりかけていたときに、多摩川の決壊で新築の家が流され、(これは実際にあった話です。) お父さんがアルバムだけを救出しにいく。
これさえあれば、家族は再生できる、という思いで。(しかし、かいつまみ方がへただなあ。)
これを観たとき、そうだよなあ、家よりモノより、大事なのは家族のアルバムだよなあ、と納得した。

ところが。
業者の市では、古いアルバムや、バラバラになった家族写真がよく出てくるのです。
軍隊ものや集合写真、時代の風俗がよく表れているものなどが、人気。
残された家族が持ち続けきれなくなったのか、受け継ぐ人が誰もいなくなったのでしょう。
なんか、せつない気もするけれど、業者というのはドライなもんで、淡々と売り買いする。
それでいい、と思います。
買い出し業者が持ってこなければ、即、消えていたんだもの。
愛着あるモノだって蔵書だって、淡々と処分されるんだもの。
私も、これはと思ったのは買う。
しばし味わう。
そして興味を持ってくださった方のところに行く。

最近買ったこの一群の写真は、裏に書き付けがあって、(そういえば昔の人はよく書いてたっけ。) 昭和21年、とあった。
ごく普通そうな家族。
でも男の子(三歳)の笑顔が輝いている。
戦争が終わったというだけで親子も明るくなれた時代だったんだろうなあ。
このご家族の写真はバラバラにしない。  せめてもの礼儀かと思う。

遠くに住む高齢の叔母が、この春突然、古い写真やアルバムを送ってきた。
母が写ってるのや小さい私が写ってるのも混じってるけど、大半は叔母の個人アルバムである。
叔母には子供がいない。
何を思って送ってきたんだろう、と思うとやっぱりせつない。
見ず知らずの家族写真は売り買いできても、自分の身内のには絶対手をつける気にならない。
そういうもの、でしょう。
それは誰か他人がやればいい。

写真やアルバムも、自己処理してから死なないとね、と思いかけたけど、今の写真は退色して真っ白になっちゃうから、何も考えなくてよさそうです。
昔の写真は、なぜきれいに残ってるのでしょう。
今のと何が違うんでしょう。 不思議です。



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