露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
のっけからなんですけど、私の涙は、安い。
たいていの映画では、どんなB級でも、どっかで泣く。 (かえって「涙の感動作」と言われてるもののほうが、全然泣けなかったりする。)
どんだけ安いかというと、一度TVドラマを途中から見て、ほんの五秒で泣いてしまったので、子供たちに 「はやっ!」とあきれられたことがあった。 (汽車に乗る出征兵士と、恋人の別れのシーン。 「生きて帰ってくるのですよ。」というセリフを聞いて。 恋人役は木村佳乃だった。)
で、音楽の力の話です。
このCD+DVDは、ユーキャンに教えてもらって、その後ずっと探していた。
四年かけて、世界中のストリートミュージシャンを録音、撮影、編集してつなぎ合わせ、音を重ねたりして一曲ずつ完成させていったもの。
「スタンド・バイ・ミー」と「ワン・ラブ」がいい。最初おずおずと歌い始め、サビのところで歌をたくさん重ねて盛り上がっていくところなど、編集がとてもうまいのです。
音楽は世界を変える、というプロジェクト。
基金はアフリカの学校設立などに使われている。
「ウィ・アー・ザ・ワールド」、「サン・シティ」、「ホープ・フォー・ハイチ」など、同様のプロジェクトがあるけど、(日本の音楽界は初動が遅いね) その主旨は主旨、音楽自体が良くなければ、私は買わないと思う。
ここらへんは、分けたい。
でないと「安い涙をもつ」私などは、ズブズブにはまるからね。
音楽の力って、くせものだと思う。
軍歌は戦意を高揚させるし、唱歌のような反戦歌は感傷を誘うし、肩組んで歌うインターは連帯を錯覚させるし…、ろくなもんじゃないと思うわ。
でも、そういう感情を排除したら、すべての音楽が成り立たない、とも思う。
だから、「これはくせものだよ。」 と思いながら、やっぱり安い涙を流すくらいでいいだろう、と思っているのです。
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