露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
ユーキャンのアメリカンなお部屋。
什器だった重たい家具を市場で売るべく、車に運んだとき、背骨にギクッときた。やばい。何とか動けたので、市場には参加。
問題は3日後の高幡骨董市で、車いっぱいの荷物を載せたり降ろしたりのチョー肉体労働だ。さんざん迷ったけど、今回は欠席することに。無理をするとたいへんな目にあうことは経験でわかってます。
で、入間のユーキャンのアパートへ初めて遊びにいった。ユーキャンとは、音楽やモノ選びの感覚がとても似ていると思ってる。はずなのに。このかっこいい部屋とごちゃごちゃした我が家の違いはどうしたことでしょう!
小物もいちいちかっこいいの。刺激になるな。一番いいなと思うことは、今一番旬なインテリアの傾向(クウネル系とか北欧系とか)にひきずられずに、好みがいつもぶれないことだ。
いつの時代もいろんなインテリアがあっていいのに、どの雑誌もいっせいに同じ傾向になるのはいかがなものかと思う。(90年代、いっせいカントリー系だったときに雑誌をめくっていた小学生娘は、「これみんな、同じおうち?」とマジにきいたものだ。)
ユーキャンはいつも、独自のセンス。ちょい古で、洋風で、でもひとつの傾向にまとめあげないの。(わたしの場合はまとめあげられないの)
市場では、背骨をかばって動いてる私に、おやじたちが「老衰だ」とか「骨粗しょう症だ」とかさんざんな言い方。あんたたちが同じ目にあったときに、倍返ししますから。
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今回の収穫のシーガラス
千葉県館山の海岸へ行ってきた。家族で何度も行ってるところなので、勝手知ったる収穫ポイント。 拾うのは、波が作った磨りガラスの破片、印判や伊万里の陶片、タイルなど。 三時間休憩なしで、時間が許せばいったい何時間拾ってたことでしょう。 拾ったものを何にするかというと、何にもならない。ただ眺める。そのまま箸置きに、細かいのは金魚鉢の小石がわりになるくらい。シーガラスつなげてシェードを作ったこともあったけど売るわけにいかない(値段つけられないし)。 山は山で木の実や葉っぱを拾いまくるし、砂利道で陶片を拾うこともある。自分が太古の女とつながってるなと思うのは、こうして採集しまくってる時と出産の時くらいだ。 ちなみに息子は、幼児の時から、海岸で穴ばかり掘っていた。一心不乱。西武球場の外野席でも掘り出してあせった。これもなんかあるのかもしれない。(夫は掘りません)
この業界では、骨董商のことを、単に「業者」と呼ぶ。「この人、業者。」とか、「業者ですか。」とか。まるで世の中この業種しかないみたいな言い方で、ちょっとタカピーだよね。(ちなみに、解体現場とか買い取り現場のことを、単に「現場」という。)
で、この人、業者になるしかないでしょ、と思ったのが、ルオーだった。
彼は、国際文化という学校で美容師の卵だったときからの、お客さんだ。卒業して、美容師になり、やめて今は絵を描きながらフリーターをしている。
という人は、今までにもたくさんいたような気がするが、ルオーが持ってきた作品ファイルを見て、ああ、この人は描くしかないでしょ、と思ったのだった。なんというか、ひさびさにファインアートを見た、と思ったのだ。技術はまだまだで、作品の出来不出来もばらばらなんだけど、ルオーには描く動機がある、と思った。
フリーターなんだけど、あまり働かないので、彼はビンボーである。ビンボーなので生活必需品がないくせに、店で「趣味のクスリビン」とか買っていく。ちょっと心配になって、「業者になって、絵も描く生活をしたらどうか」と、提案したのだった。ルオー乗り気。 でも、一人前の業者になるまで、目の前の暮らしと戦わなくては。さて…。
で、この人、業者になるしかないでしょ、と思ったのが、ルオーだった。
彼は、国際文化という学校で美容師の卵だったときからの、お客さんだ。卒業して、美容師になり、やめて今は絵を描きながらフリーターをしている。
という人は、今までにもたくさんいたような気がするが、ルオーが持ってきた作品ファイルを見て、ああ、この人は描くしかないでしょ、と思ったのだった。なんというか、ひさびさにファインアートを見た、と思ったのだ。技術はまだまだで、作品の出来不出来もばらばらなんだけど、ルオーには描く動機がある、と思った。
フリーターなんだけど、あまり働かないので、彼はビンボーである。ビンボーなので生活必需品がないくせに、店で「趣味のクスリビン」とか買っていく。ちょっと心配になって、「業者になって、絵も描く生活をしたらどうか」と、提案したのだった。ルオー乗り気。 でも、一人前の業者になるまで、目の前の暮らしと戦わなくては。さて…。
隣の海鮮丼屋のランチが盛況である。ウチの店の前に自転車が置いてあって、開店支度ができない。ちょっとだけずらして、戸を開け、外置きのものを出し、それからちょっと考えて、また自転車を元どおりにウチの店の前に置いた。よけといたら、イヤミかな、って思って。
しばらくすると、「やあ、すみませんでした」と、おじさんが謝りにきた。ここらへんは初めて来たらしく、店名の由来をきかれ(そのときによってテキトーに答える)、おじさんは、「私、津村謙の上海帰りのリルを毎日聴いてるんです。」と言って、カウンターの前で歌いはじめた。途中で私もつられて、ちょっと合唱になってしまった。何やってんだ。歌い終わると、じゃ、と帰ったおじさん。なんなんだ。
しばらくすると、「やあ、すみませんでした」と、おじさんが謝りにきた。ここらへんは初めて来たらしく、店名の由来をきかれ(そのときによってテキトーに答える)、おじさんは、「私、津村謙の上海帰りのリルを毎日聴いてるんです。」と言って、カウンターの前で歌いはじめた。途中で私もつられて、ちょっと合唱になってしまった。何やってんだ。歌い終わると、じゃ、と帰ったおじさん。なんなんだ。
昨日の高幡国宝祭りで、今月の骨董市が終わった。夜7時に帰宅したあと、すぐ自転車に乗り換えて、新小金井「マイルドカントリー」の、「アイアム・マーケット」というイベントへ。
実は骨董市のあとは、精魂尽き果ててボロボロなんだけど、ひとえにおいしいカレーとコーヒーとビールを味わいたい一心で行きました。店の前に、行列が出来てた。年末のイベント「古くて美しいもの展」的な、のんびりしたものを想像していたので、ちょっとびっくり。どうしようかと思いながらも並んでいると、リルの店番してくれてたルオーと、バイトOBのやっちゃん、じゅんちゃん、狛江で「オウチ」という古道具屋をやってる若いご夫婦がみえた。心地よい古道具に囲まれた店内で、カレーとビールをいただく。だいたいビールのために自転車に乗り換えてきたんだもの。 長居もできないので、ルオー、じゅんちゃん、やっちゃんと、東小金井の店で二次会。ひさしぶりにゆっくりおしゃべりした。ルオーとやっちゃんが見たUFOのはなし。デザイン会社でがんばってるじゅんちゃんのはなし。
というわけで以前からだはボロボロ状態。
実は骨董市のあとは、精魂尽き果ててボロボロなんだけど、ひとえにおいしいカレーとコーヒーとビールを味わいたい一心で行きました。店の前に、行列が出来てた。年末のイベント「古くて美しいもの展」的な、のんびりしたものを想像していたので、ちょっとびっくり。どうしようかと思いながらも並んでいると、リルの店番してくれてたルオーと、バイトOBのやっちゃん、じゅんちゃん、狛江で「オウチ」という古道具屋をやってる若いご夫婦がみえた。心地よい古道具に囲まれた店内で、カレーとビールをいただく。だいたいビールのために自転車に乗り換えてきたんだもの。 長居もできないので、ルオー、じゅんちゃん、やっちゃんと、東小金井の店で二次会。ひさしぶりにゆっくりおしゃべりした。ルオーとやっちゃんが見たUFOのはなし。デザイン会社でがんばってるじゅんちゃんのはなし。
というわけで以前からだはボロボロ状態。