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2017年05月29日 (Mon)
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2016年04月21日 (Thu)



ナナ・ヴァスコンセロスへの追悼になってしまったジスモンチのライブへ行った。

今はジスモンチだっけ、ギスモンティだっけ (昔はこっちが一般的だった) と、書く前に10秒くらい考えてしまう古い人間です。
アルバムもECMデビュー作「輝く水」('76) からの数枚と、「マジコ」しか聴いてない。
で感動していたかというとそうでもない。
音はきれいでテクは華麗だけど、アフタービートじゃないし…なんて。

今日初めての生ジスモンチを聴いてすぐ思ったのは
ECMダメじゃん!
ということ。
生の音のふくよかさやビビッドさ、ダイナミズム、レコードと全然違うじゃん! と。

どんなに目と耳を集中させてもあの演奏の複雑さのしくみはわからない。
主旋律とリズム、のみならず、主旋律とそれを追いかける主旋律、副旋律、それらが複合してる音。 そして一番凄いのは、全体がグルーブしている!

前半がギター、休憩はさんで後半がピアノだったけど、楽器がいくら変わってもジスモンチはジスモンチ、音楽は変わらない。 ダイナミズムとともにとても繊細。

ただ私にはナナあってのジスモンチ音楽だったので、ナナの不在は寂しかった。
いくらナナの気配はジスモンチに内包されてるのさ、と(その通りなんだけど) 思おうとしても。 生身が欲しい…
でも一番悲しいのは長年の相棒を失ったジスモンチ自身に決まってます。
アンコールでバーチャル共演をした彼は、もうとっくに乗り越えて、ナナの楽しさを会場いっぱいに伝えていました。

終了後思ったのは
「惜しい! これだけの演奏する人ならもうちょっとでフリー行けるのに!」
(いやいや、行きたくないから。)



余談ですが。
ECM憎し、の感情は今も残っていて、仕方なく持っているのもあるのだけど。
なぜって、雑味を削ぎ落としてジャズの醍醐味を消して、どんな人でも「ECMミュージシャン」にしちゃうからね。
ヤン・ガルバレクやキースは合ってるかもしれないが、AEOCやリベレイションミュージックオーケストラを聴いたときには
「ECMに見込まれたら終わる」
と思っていた。
(あ、思い出した。「戦死者たちのバラード」を出したとき「リベレイション」という言葉を使ってはいけない、って言ったんだ、ECMは。)
まあデジタルリマスターCDばかりになった今となっては、もうどうでもいいんですが。








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2016年04月07日 (Thu)



映画の感想の前に、先日の店番Sちゃんとの、親子ほどの年齢差のあるがまあ一応「女子会話」を。
意気投合してるのでどちらがどちらの発言でも構わない。

* 女にいわれなき憧れや幻想を持ってる男っているんだよね
* 女きょうだいのいない人とか男子校出身に多いよね
* そういう人は憧れが裏切られると手のひらを返したように女性蔑視になったりするよね
* そういう人に好きだと言われても、自分が選ばれてる気がしないよね

まだまだ続くのですがあとはオフレコ。
この内容は男と女を入れ替えて「男子話」にもなってるのかな。

でね、この岩井俊二調全開の映画を見た後にこのときの会話を思い出しちゃって。
黒木華の魅力で3時間飽きずに観ましたが。
岩井さん、華ちゃんにあんな服着せたりこんな服着せたりやりたい放題!
でも華ちゃんとCoccoの会話のリアリティのなさには、ちょっとひいちゃいました。

りりィはチョイ役だけど存在感あり。
だけどあの行為の意味がわかんない。
同調する綾野剛、さらにわかんない。
その場で感激してる華ちゃん、わかんない。

岩井さんはもとより少女趣味 (二重の意味で) のひとだけど。 女きょうだいがいらっしゃらないのか男子校出身なのか知らないし、べつに憧れが反転してヘイトにもなっていないのだけど、
いいのかな50男がそれで。だまされるよ。

前半の、華ちゃんと外世界の齟齬、というか、やることが全部裏目に出る感じは好きで、思い入れ出来たのはそこまででした。
ハリウッド映画では定石だけど、最近の日本映画も「ちょっと希望を見せる」のはお約束になってるのかなあと思いました。
「何もかもうまく行かない」のがあってもいいと思うんだけど。





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2016年03月15日 (Tue)
「ヘイトフル・エイト」から一転。想田和弘監督「牡蠣工場」を観てきました。
「選挙2」以来です。
エンタメでもなくドキュメンタリー映画でもなく説明皆無の観察映画は作り手の切り取ったものそのまま。
それで「観せられてしまう」監督はそういるとは思えない。
2時間超えの映画だったけどダレるところなし。
ただ、労働してきた気持でヘトヘトです。

言葉がわからない新人中国人労働者。
目で見て覚えようと隣の船のベテランさんの所作をじっと見ている。
それを想田氏が見ている。
それをまた観る自分。
面白い構造だと思いました。

「見る」ほど大事なことはたぶんないのです。

仕事を教える南三陸出身の職人。
研修を受ける新人中国人たち。
どちらの表情も息を詰めて見てしまう。
鍋に殻のままぶっこんで火を通しただけの牡蠣 (おいしそうだった!) を食べてみて、おいしい、と研修生たちが笑顔になったところでああよかったと思う。
「観察映画での人の表情、口調ほどスリリングなものはない」と思いました。
実生活もそうだね。

それにしても、牡蠣を育ててパックがスーパーに並ぶまであんなに行程があり、あんなに人手がいるなんて思ってもいなかった。

今夜はカキフライにしようかな。




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2016年03月04日 (Fri)



ごめんなさい。って謝ることないんだけど。
観終わってしばらくクスクス笑いがとまらなかった。
めちゃくちゃ楽しいじゃん。
もう、最初の黄色に赤の立体文字のタイトルや雪原を走る馬車のシーンから、自分の「映画快楽細胞」みたいのが喜んでるのがわかる。
何ていうかな。タランティーノの他の映画でも感じるのはいつも、まず「映画を観ること」そのものへの喜びなのだ。
たぶん、タラさんも私も、「あまり良くない映画育ち」なんだろうと思う。
でなければこんなに冒頭のシーンだけで「水面下の過去の楽しかった映画の記憶」が押し寄せてくる感覚にはならない。

吹雪を避けるため山の洋品店(何でも屋) に居合わせるろくでもない8人。
そこで憶測と答え合わせが始まるのだけど、そのこと自体がサスペンスではない。
この映画のサスペンスは別のところにあるの。
会話とか表情とかしぐさとかね。
最高にヒップ。
「レザボア」のように寓話的であり、同じようにすくみ合う。
暴力シーンはタラさんとしては別に大したことありません。

この映画がよく出来てるのか、失敗作なのかなんて知らない。
ただ楽しくてクスクス笑いが止まらないだけ。

あとね、ジェニファー・ジェイソン・リーがギターで歌う歌がすてきでした。
ピアノのあの曲も、使い方が上手だった。 モリコーネのお仕事かな。





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2016年02月19日 (Fri)



ここ数年、札幌の古い友人と「昨年聴いてよかったもの縛り」でCD交換をしている。
と言っても今まで頂くだけだったのが去年から自分もお返し出来るようになったのだけど。
私からは「みるくゆ」と高柳と…何だったけ。
(ローランド・カークがダブっていて、それもまたおかしい)

これはいただいた中の一枚。
気になっていたのだけど買いそびれていた。
うんうん、いいね! 3回リピートしてしまった。
ビョビョビョビョ、という不穏な音にプーさん (菊池雅章) の緊張感のある、内省的な音が絡んで。
ドラムが引っ込んでる気味なのもいい。
私は出来れば富樫雅彦さんだけがよかったのだけど。 もしくはペデルセンとポール・プレイのようにDUOとか。
プーさんのメロディラインがすごくきれいなんだもの。

これを聴く前、やたらリチャード・ディヴィスが聴きたくて、リーダー作がないからサイド作特集をやっていたのだった。
で、私はミンガス型の、アタックが強くて、音程が正確な (そしてアルコが上手な) ベースがほんとに好きだなあと思ったのでした。
考えてみるとピアノもエリントンやセシル・テイラーやモンクのような打楽器タイプが好きで、鍵盤を滑るようなのはあまり好きじゃない。
ジェームズ・ブラウンが伝記映画の中で「全ての楽器はドラムだ!」と言っていて、同感だ!と思ったものでした。

そして長年、G・ピーコックとロン・カーターは (好きですけど) 「音程悪いんでないの? フラット気味じゃない?」と思っていたのです。 でもそれだったらマイルスが使わないよね…

音程云々はともかく、暗めの情熱と余情溢れるビョビョビョピーコックオリジナルスタイルを聴いて、
ああいいなあ、好きだなあ、と思い、あれ結局どっちでもいいんじゃん、と思い、
そもそもタイプで好き嫌いは言えないのだと思いましたよ。
最初から分けてたわけじゃなくて、聴きつつなぜこんなに好きなんだろう、を分析した結果だったんですけどね、
いつのまにか本末転倒に。








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