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2024年11月23日 (Sat)
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2013年02月26日 (Tue)

昔観たジャック・ニコルソンのはひどくつまらなかったけど、
最近観たベニシオ・デル・トロのはもの悲しくて好きだったな。  傑作ではないけれど。
コンパクトで素晴らしいのはやっぱりマイケル・ジャクソン。

今夜は満月。
そろそろ変身の準備を!







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2013年02月26日 (Tue)
平岡正明さんの文章が好きでした。
彼は個人的な  「日付のある感動」  を語るのです。  (これってジャズっぽい。)

「俺はジャズ喫茶××の外階段に腰をかけていた。  そのとき店内から漏れ聴こえてきた 『ブルートレーン』。
そのときが今まで聴いたなかで最高の 『ブルートレーン』 だった。」

という具合に。 (出典が手元にないので正確じゃありませんが。)

独特のリズム感と出まかせ感 (=アドリブ感) のある文体が、  またジャズっぽかった。
で話は第三世界から革命まで、  こじつけ気味に、  自由自在に飛んでいくのです。

その彼の感動は捏造かもしれず。
ただ扇動目的かもしれず …。
だとしても、  あんな扇動の名人はいないと思う。
「え、 うそー。」  と思いながらも知らぬ間に心をかすめとられていってる。
そして心ならずも、 以後深層に根付いちゃったりしてる。
つくづく、  人たらし、  もとい、  アジテーターとして名人芸の域だったと思います。
 
昔ある雑誌に拙文を載せていただいたとき、  私は彼の文体を無意識に意識してたんだなあ、  と後でわかったのでした。

《 マイルスはいつから真下を向いて吹くようになったのだろう。
多くの無名の黒人たちと通底するように。
天上のエリントンやパーカーを慕うように。
祈るように。 》

と書いたくだりを、
夫は、   「下を向くのは自分の音がよく聴こえるからだって言ってたぜー。  マイルスがこんなクサイこと思うもんか。」   とコメント。
いいの。  捏造したかったんだから。

彼の忘れられない一文があります。
「連合赤軍リンチ事件」 の新事実が次々とニュースになっていたときのこと。
掲載誌も他の部分も忘れたけど、  悲痛な、  悔しさのにじんだ文でした。
最後に  「自分には、 どんな運動にも赤いバラ一輪が必要なのだ。」  と締めくくっていた。
赤いバラ一輪とは、  一片のロマンチシズム、  の意味だと思う。

そういえばご本人に二度お会いしたことがあったのだった。
一度目はすごく昔、  渋谷山手教会で。
二度目はそれより新しい昔、  札幌で何度か山下洋輔トリオを共催したとき、  司会としていらしたのでした。
私は彼をホテルまで迎えにいく役目をたまわり、  道中あたりさわりのない話をし、  ごく事務的な態度で接しました。
(私は有名人コンプレックスというものがまるでないので、  普通に初対面の人と接するのとまったく同じ態度なんです。  たとえすごくファンだったとしても。)
無愛想な女だなと思った、  とあとで言われましたが、  そんなことなかったんですけどね…。

打ち上げの際に店の壁にサインしていただいた。
殴り書きで、  「ダッタン(変換しません)人風金玉のにぎり方   平岡正明」   と。
ありがたいのかありがたくないのかわからない、  びみょーな気持ちになったのでした。




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2013年02月12日 (Tue)
2月某日。
やっと出来た休日を使って用事を四つ予定し、 クリア出来たのは二つだけ。
欲張ってはいけませんね。

そのうちの一つが、  六本木のギャラリー 「ル・ベイン」 での展示、  「やかん展」。
銅、 鉄、 錫、 アルミ、 ステンレス、 と素材もいろいろ、  生産国もいろいろだけど、
栗辻さんのおめがねにかなったやかんが整然と展示されておりました。
一つ一つに入手経路が書かれており、  いちいち読んでいたのでかなり時間がかかった。

「写真を撮ってもいいですか?」  とお尋ねしたかったんですがどなたもおらず。
いいか、  と勝手に撮っちゃいました。
「このなかでどれがほしい?」  と言われたら、  言われるはずありませんけど絶対これね。



海軍で使われていたという、  厚手アルミの大きなやかん。
このムダのない美しさはどうでしょう! 
無口で無愛想だけど真心のある頼もしい男みたいです。
こんなやかんと添いとげたいです。

一介のやかん好きとして  (参照http://syanhairiru.blog.shinobi.jp/Entry/291/?guid=ON)  至福の時間を過ごさせていただきました。

我が家で目下使用中の工房アイザワのはありませんでしたね。  おめがねにかなわなかったのかな。
(二代目銅やかんは、 まだ半年しか使っていなかったのに激しく空焚きしてしまい、  注ぎ口がポロっと取れて無残な姿に。
未練がましく花鉢をいれたり、  注ぎ口はジョーゴにしたりしています。
飼い猫を若死にさせたときと同じ気分です。)

栗辻さん、  ル・ベインさん、  会期延長くださってほんとうに感謝です。  ありがとうございました。






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2013年01月14日 (Mon)

それまでは写真というものは、  雑誌などに載ってるものを、  撮影者も知らずに漫然と見るものだったと思う。
写真を鑑賞する、  ということを教えてくれたのは、  友達が貸してくれた一冊の写真集だった。
「太陽の鉛筆」。
二十代半ばの頃だった。

沖縄の光と風と海と人と犬。
遠くの小さい人たちと近くの大きい人が一つのフレームに入っていたり、
犬の顔が半分切れていたりした。

この写真集が忘れられず、 ずっと探していたけどずっと手に入れることができないでいる。
ほかのを買ったけど、 「太陽の鉛筆」  にかなわなかったのです。

こんな話もう時効だと思うので。
のちに写真を撮ってる男の子と知り合い、  誰が好き?  ときかれたので、  東松照明、  と答えた。
彼も大好きだったらしく、  びっくりしていた。
彼は重たいギターを弾くブルースマンでもあった。
何度かいろいろな話をしているうちに、
「いいひと、  いてるんか?」
ときかれた。
彼氏じゃなくいいひとという言い方がすてきだったので、
私たちはつきあうことになった。

潜在的に  「死にたい人」  だったので、  酔って豊平橋の欄干の上を歩き、  落ちたら死ねるか、  と言うのである。
「ポンヌフの恋人」  のように、  あらかじめ先のない関係だった。


なんだか人生と関わってしまった、
東松照明さん。
「そんなこと知らないよ。」  とおっしゃるでしょうね。
ご冥福をお祈りします。





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2013年01月06日 (Sun)
去年の夏のNHKの 「ソングス」。
アメリカの草原で、 「歌うたいのバラッド」 を歌っていた。 (この歌いっとう好きです。)
白Tとチェックシャツの重ね着にテンガロンハット。
ギターを抱えてるので全貌は見えてないけど、  白Tの胸に  「NUKE IS OVER!」  の文字。
あまりにもさりげないのでした。
NHKさん、  これをごていねいに年末に再放送したの。 
(紅白のストラップに続く。  これで最初で最後の紅白になったね。)
上層部って、 細かいとこチェックしてないんだね。
チェックしてたらこわいもんね。
自主規制って一番やっかい。

こういうゲリラ戦は、  とってもさじ加減が難しそう。
斎藤和義さん、  そこらへん絶妙でした。







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