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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2009年07月29日 (Wed)

古いものにも懐かしいものとべつに懐かしくないものがあって、幻燈機は、すごく懐かしい。
幼いころ、高校生だった叔父が家族、居候学生(昔はよくいて今いなくなったものに、居候というものがあったのを思い出した。子供の友だちとか、知り合いの子供とか。いい風習だったね。)を集めて、白い漆喰の壁に上映?した。
漫画のさるかに合戦とか、桃太郎とかである。
幼いこどもには楽しかったけど、大人にはいかがなものだったでしょう。
幻燈機で楽しんだ、その頃こそが、まさに幻燈のよう。

まだ仕入れたばかりなので、しばらく眺めていられるかなと思ったら、年輩の男性が即決買い。
こんなとき、顔では平然として、心では「あっ、まだだめ」オーラを発している。
バイトのひろかちゃんは、お気に入りのブリキの大型絵の具箱(革の持ち手がついて、中身もつまっていた)を、買おうとされたお客様に、絵の具箱ならこっちにいろいろありますよ、筆ならこっちにありますよ、とそれとなく阻止しようとしたが、買われちゃったそうだ。
古いものは一点物だから、気持ちはよくわかる。(店としては問題だね。)

sold out

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2009年07月22日 (Wed)

看板ずきなので、こんなものまでせりおとしてしまった。
どこかの先生たちの、手作り得点ボード。
かなり大きい。
「運動会するひと。」と書いて店に置いたが、ニーズというか、ターゲットというか、極端にせまいことに気づく。
買った瞬間に気づいた。
運動会するひと、いないかな。

                             処分済

2009年07月18日 (Sat)

仕入れたばかりの風力計が、店頭に置いてある。
昨日の夕方店のそとで、「フー!、フーッ!」と激しい息の音がするので、そっとのぞくと、学校帰りのちっちゃな体の中学生の男の子が、しゃがみこんで風力計に必死に息を吹きかけていた。
とちゅう咳き込んだりしちゃって、苦しそうなのにもう夢中。
ときどきちらっと店のなかを見て気にしている。
くそ暑いのにずっと続けてるので、見かねて近づいていった。
「あのねー、こうやって手で回してもメーターは動くんだよ。ほら。」
「あ、そうか。」
これおもしろいですねー、と言って去っていったけど、あとで考えると、あの子自分の息の風力を計りたかったのか?

                                 ¥8500

2009年07月15日 (Wed)

今一番気に入ってる売り物のホーロープレート。「はい、すみません!」という気持ちになる。

だいぶ前になるけど、田舎の小屋の壁からひっぺがしてきたような、巨大サイズの「金鳥蚊取り線香」の看板が、コレクターの方に売れたときは心底ホッとした。
店じゃなくて骨董市で売るべく、ワゴン車の横の窓から、巨大なニワトリをのぞかせて、いつも走ってたんだもの。
それ以来なるべく小さいものを、とこころがけてるけど、相変わらず看板好きです。

店のバイト、ルオーが某有名写真家に古いクスリビンをあげた件は、「小さい男の子が、ボクのタカラモノ、といってセミのぬけがらなどをプレゼントするのと、同じようなもんだな、と思った。
誰にでも通用しない。
セミのぬけがらを気に入ってくれるか、その気持ちがうれしいと思ってくれるか、どっちかじゃないと。

sold out

2009年06月19日 (Fri)

鉄のつり灯り。

骨董市で、「灯り専門?」と訊かれるほど、気がつけば「灯り関係」が集まってしまった。
瀬戸のタンコロ、燭台、油壺に油皿、ガラス灯明、などなど。
これは、昔の人が自家用に作ったもの。(売り物用だったら、こんなにゆがんだりしていない。)
業者は「江戸だ」と言って譲ってくれたけど、江戸はないと思った。でも逆らわす。
手仕事の実用品、に弱いのだ。
私の祖父は、「北の国から」の五郎さんなみに、何でも作る人だった。大正時代に身体ひとつで北海道に入植したら、そりゃ何でも作るしかなかったろう。
私の古いモノ好きを、夫は「おじいちゃんコンプレックス」だという。
この鉄の灯りは、鋳物職人の余技の自家用なのか、それとも昔の男の人は誰でもこれくらいのものは自作したのか、知りたいところだ。

                        鉄灯明台 ¥15000

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