露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
業者市場で何気なく (好きなアイテムなのでいつも買おうとするんだけど) 競り落としたこのブルーの琺瑯鍋。
よく見たら、 シールがちょっとすごかった。
1937年の日独尹防共協定を祝した (?) もので、
その名も、「協定鍋」。
なでしこジャパンを祝したような、 野田内閣のどじょう菓子のような、 軽いノリなんでしょうかね…。
なんにしても、 国民的ポピュラリティがないと作られないわけで。
ちょっと簡単におさらいしてみると、
39年、 第二次世界大戦勃発。
ドイツがまたたく間にポーランド、 オランダ、 ベルギー、 フランスを陥落。
(ドイツの強さを思い知ったので) 40年、 この協定は、 日独尹三国軍事同盟となり、
日米開戦へと、 歴史はつづくのでした。
昔、 店に戦争直前から戦後すぐまでのもの限定のコレクターの方がおられまして、
統制陶器などをお買い上げいただいたのですが、 この方、 それより古くても新しくてもダメで、 大正時代の教科書などをご用意しても、 「古すぎる。」 と言われました。
そのころは、 なぜ時代限定なのかわからなかったのですが、 だんだんわかってきたのでした。
私は、モノは実用品としてしか考えていなかったけど、 この方にとっては、 まず歴史の重要参考資料だったのですね。
モノは雄弁です。
そのころのモノを集めてみると、 当時のリアルな庶民感情がよくわかるのでした。
¥6000
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