露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
以前にご紹介したスポング社のミル、全部売切れてなんとなくさびしい思いをしていたのですが。
某デザイナー氏がご自宅で使われていたのを譲り受けました。
木製の赤のハンドルだったので 「ん?」 と思った。
このミルに関してはすっかり把握しているつもりでいたので、初めて見るタイプにびっくり。
英国内だけで流通したもので、日本には輸入されていなかった、ということでした。
赤プラハンドルになって初めて、日本への輸出が始まったようです。
無塗装の木製ハンドルは英サルター社。
で、この赤い塗装の木製ハンドルといえば、ユニオン製の現行品と同じですが、スポングのは骨太で横から見たラインもストレートなので、あまりカントリー調という感じがしません。 (無骨な男のミル、という感じです。)
コーヒー豆を入れる部分の白い塗装に剥げがありますが、古いものに珍しく、トモの粉受けトレイつき。
異国の古いものの持つ力でしょうか。
店内でかなりな存在感を放っています。
¥20000
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今イチ押しの 「チープもの」 商品。
真鍮の指輪です。
裏が割れてるので男性もOKなフリーサイズ。
一個ずつ違うナンバーが刻印されてます。
と書くと、ほんとの指輪みたいですけど、実の正体はね、なんかの工業製品の、出荷前のタグ。
廃業した金物工場から、松竹錠といっしょに買いました。
指輪にしたらかっこいいなと、一個はめてしばらく暮らしてみましたが、ひっかかることがないのでとても具合がいい。
市販品の指輪よりおしゃれ、と思います。 (いつも指先にペンキやニスのとれないのがくっついてる私がいうのもなんですけど…。)
半分くらい売れちゃったんですが、皆さん、数字にこだわりがあるのが面白い。
人それぞれ好きな数字っていうのを持っているのね。
私は素数 (算数出来ないわりには知ってるでしょ。 最近覚えたの。) が好きです。
割り切れないところが、とんがっていてめちゃくちゃパンクだと思う。
sold out
ひさびさに一目でグッときたメンズシャツです。
ロシア軍が防護服の中に着たもので、オイルコーティングされてたのをクリーニングしました。
(まだちょっと油くさい。)
何にグッときたかといえば、綿の色(ムラムラのベージュ)と風合いかな。
袖口の先に、手の甲を被うカバーがついてて、使わないときはボタンでとめておくようになっています。
冬にジャケットの袖からのぞかせて手袋がわりにすると面白いかも。
軍モノは、十年くらい前までは積極的に仕入れてましたが、今はよっぽどカッコイイと思ったモノ以外は仕入れません。
USやイタリーの弾丸ケースなんかも売ったなあ。
フランス軍のアルミ鍋、とかも。
なんかね、そのあとアフガン攻撃やイラク攻撃などか現実に起こって、軍モノが 「都会っ子のシャレ」 じゃなくなってしまった気がしたんだよね…。
このシャツ、女の子が着ても似合います。
五枚入荷して、いま在庫二枚です。
1P ¥4500
前に何度か売ったおぼえがありますが、このシリーズ、じつに私のツボなのです。
これはお茶碗ですが、小皿も大鉢も小鉢もあり、見込に文字なしもあります。
このシリーズが手に入るたびに、あ、自分がほしいな、どうしようかなあ、でも売らないとな、と心が千々に乱れる…。(安物なんですけどね。 悩む自分が情けない。)
清々しいブルーグリーンの線柄の見込に、福の印字。
弱々しくて、あまり大きな福が来そうもない、福の字。
何の高望みもしてなさそうな福の字。
昔は、いわゆる 「おめでた柄」(吉祥柄) というものが色々あったけど、それは、戦争や飢餓や天災や病気やらで、今より生き延びるということが大変だった時代の、人々の祈りがこめられていたのだと思います。
でも、今だって、ね…。
この、ささやかな福でいいから…、と思いますね。
sold