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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2011年09月23日 (Fri)

業者市場で何気なく (好きなアイテムなのでいつも買おうとするんだけど) 競り落としたこのブルーの琺瑯鍋。
よく見たら、 シールがちょっとすごかった。
1937年の日独尹防共協定を祝した (?) もので、
その名も、「協定鍋」。


なでしこジャパンを祝したような、 野田内閣のどじょう菓子のような、 軽いノリなんでしょうかね…。

なんにしても、 国民的ポピュラリティがないと作られないわけで。

ちょっと簡単におさらいしてみると、
39年、 第二次世界大戦勃発。
ドイツがまたたく間にポーランド、 オランダ、 ベルギー、 フランスを陥落。
(ドイツの強さを思い知ったので) 40年、 この協定は、 日独尹三国軍事同盟となり、
日米開戦へと、 歴史はつづくのでした。

昔、 店に戦争直前から戦後すぐまでのもの限定のコレクターの方がおられまして、
統制陶器などをお買い上げいただいたのですが、 この方、 それより古くても新しくてもダメで、 大正時代の教科書などをご用意しても、 「古すぎる。」 と言われました。

そのころは、 なぜ時代限定なのかわからなかったのですが、 だんだんわかってきたのでした。
私は、モノは実用品としてしか考えていなかったけど、 この方にとっては、 まず歴史の重要参考資料だったのですね。

モノは雄弁です。
そのころのモノを集めてみると、 当時のリアルな庶民感情がよくわかるのでした。

¥6000


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2011年09月13日 (Tue)

コリントゲーム (これは商標名) は、昭和初期にアメリカから輸入され、たちまち大流行したゲーム。
木の棒でパチンコ玉のようなもの (ビー玉もあり。) を突くだけの単純な遊びで、家族や友人たちとやって点数を競います。
昭和三十年代いっぱいまではとても人気がありました。

昔のパチンコ屋にも、これの大型のものでガラス張りの箱があって、それはスマートボールといいました。
少し斜めになった平台に、玉がゆっくり流れてくるのを見るのが、私は大好きでした。
(…札幌の予備校の前でした。)
玉はビリヤードのを少し小さくしたくらい、と記憶しています。
ビリヤードもスマートボールもコリントゲームも、そしてアメリカのピンボールマシンも、ぜんぶ親戚関係なんだそうな。

スマートボール屋、今でも浅草や地方の温泉街などに残っているそうです。
いま、手打ちパチンコやスマートボールなどを集めた 「レトロゲーセン」 があったらいいのにな。
(コンピューターゲームは、初期のUFOだけ許したげる。)
どなたか団塊ねらいで、いかがですか?

コリントゲーム盤は、大流行しただけあってあまり珍しいものでもなく、今までにも何度か売ったことがありました。
小さな数字と鉄釘が打たれただけの、逆U字形の盤面が美しいと思い、クリスマスオーナメントをいくつもぶら下げてツリーがわりにしていたこともあります。

でも、これは初めて。


こーんなに小さいの。
こんなサイズもあったんですね。
まさに携帯サイズ。 (縦23㎝×横15㎝)
書き付けがちょっと笑えます。
子供の字で、
「昭和15・12・28改良  紀元2600年記念 
arai 」

改良、 の書き付けも初めてだな。
開戦の前の年。
この子10歳前後だとしたら、戦地に行かなくてすんだのかな、
でも英字が書かれているということは、15歳くらいだったのかな、
とすばやく計算してしまいました。
全然意味ないんだけどさ。


棒はついていません。 釘は欠落なしです。

                        ¥3500


2011年09月12日 (Mon)

この 「チープもの」、店で静かなブームです。
ガムテープもいいボンドもなかった時代、食器棚や窓などのガラスが割れると、これをじゅずつなぎにして貼りました。

〈 ガラスが割れたらこれを貼ると、「昭和三十年代のビンボーくさいお部屋」 にすることが出来ます。〉

と書いて店に置いてあるけど、はたしてそれがうれしいことなのかどうかは、わかりません。

未使用10枚入り  ¥200


2011年09月07日 (Wed)

船といい、
かもめといい、
青海波 (?) といい、字体といい、
やるなあ、長崎市!

長崎市のマークもかわいい。

                             sold
2011年09月05日 (Mon)
古道具屋の定番、ちゃぶ台や丸イス (南京イス) を仕入れたり売ったりするのにもなんとなく飽きてきて (在庫もあるし…)、市場で出ても声も出さずに見過ごすことが多くなった。
道具屋って、なるべく扱ったことがないものを扱いたいと思っている生きものなのかと思います。
木工のものや、金属、陶器などは、時代や使われ方によって、一つ一つ古色の付き方が違うので、どれも一点もの、と言えるのですが、ある程度生産量の多い商品だったものとは、何度も出会ってしまう。
「これ、買わない?」 「あ、それ、もう前に扱ったから。」 なんて、考えると意味わかんないワガママですね。(私だけ?)
売れるならいいじゃんね。
 (って、誰に言ってんだか?)


そんなとき出会った、ワン&オンリーのこのイス。
複雑な足の作りに、ン? と思いました。
直しじゃなく、最初からこの作り。
デザインなのか、それとも足用の角材がなかったとか?
座面までの高さ40㎝、と低めなので、踏み台兼用かもしれません。
その座面も大きめなので、ちょっとしたサイドテーブルや置き台としても使えそう。


座面はこんな感じ。
色を整えてきれいにすることも簡単に出来そうですが、これはいじりたくないと思いました。

裏に、書き付けが。
昭和27・9・8作 JUNPEI 。
ジュンペイくん (氏?)、腕は確かなようで、六十年後の今でもガタツキなしです。
今の感覚で見ても、とてもスタイリッシュ、だと思います。

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