露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
Kさんの友人のブログでは「Kさん」と書かれていたときいたので、私もそれにならったほうがいいのかしらと、迷いながら、「Kさん」と書きました。
でも今そのブログをみてみたらちゃんと本名で書かれていたので、ああ、いいんだ、と思いました。
実は匿名、仮名というのはとても気持ちがわるいのです。 名前は、その身体と同じだと思う。
なので、本名を書きます。金沢史郎さん。
フラグメント舎主宰。
フリージャズコンサートなどさまざまな企画を行った。
阿部薫さんもリチャード・エイブラムスもデレク・ベイリーもハン・ベニンクも金沢さんの力添えがあったからこそ札幌で実現した。
まちがいなく、札幌の、ある音楽シーンの一翼を担った方でした。
金沢史郎さん。
夕張出身。旭川工専卒業。
いつもおだやかな、方でした。
でも今そのブログをみてみたらちゃんと本名で書かれていたので、ああ、いいんだ、と思いました。
実は匿名、仮名というのはとても気持ちがわるいのです。 名前は、その身体と同じだと思う。
なので、本名を書きます。金沢史郎さん。
フラグメント舎主宰。
フリージャズコンサートなどさまざまな企画を行った。
阿部薫さんもリチャード・エイブラムスもデレク・ベイリーもハン・ベニンクも金沢さんの力添えがあったからこそ札幌で実現した。
まちがいなく、札幌の、ある音楽シーンの一翼を担った方でした。
金沢史郎さん。
夕張出身。旭川工専卒業。
いつもおだやかな、方でした。
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昨夜、共通の友人からメールあり。
闘病していた札幌のジャズ喫茶時代からの友人、K・シローさんが5月6日に亡くなったとのこと。
彼からは、今年の2月に長い手紙をいただいた。
去年から大病を患い、最適の病院、最適の治療法を選び、その副作用も納得して前向きに治療に専念していることが書かれていた。
「全然悲観していません。ワールドカップの観戦を楽しみにしています。」 と結ばれていた。
その、知的プロジェクトをこなすがごとき冷静さと前向きな姿勢に、すごいな、と心を打たれた。
自分だったら? こうはなれないような気がする。
またあのおだやかな、ゆったりした声をきけるもんだと思っていた。
Kさんと一緒にフラグメント舎をやっていたK・トシキさん。 室蘭ディーディーのマスター。GROOVYの野川さん。
みんな若くして亡くなった。
人間はみな等しく死ぬけれど、その順序は不公平だ。
そして、理不尽。
Kさんと会ったとき、話したときの声や表情や言葉の断片を、出来るだけ多く思い出そう。
これからも、思い出すことだろう。 何回も。
そしてKさんに一番ふさわしい 「セシル・テイラー葬」 を一人でしよう。
闘病していた札幌のジャズ喫茶時代からの友人、K・シローさんが5月6日に亡くなったとのこと。
彼からは、今年の2月に長い手紙をいただいた。
去年から大病を患い、最適の病院、最適の治療法を選び、その副作用も納得して前向きに治療に専念していることが書かれていた。
「全然悲観していません。ワールドカップの観戦を楽しみにしています。」 と結ばれていた。
その、知的プロジェクトをこなすがごとき冷静さと前向きな姿勢に、すごいな、と心を打たれた。
自分だったら? こうはなれないような気がする。
またあのおだやかな、ゆったりした声をきけるもんだと思っていた。
Kさんと一緒にフラグメント舎をやっていたK・トシキさん。 室蘭ディーディーのマスター。GROOVYの野川さん。
みんな若くして亡くなった。
人間はみな等しく死ぬけれど、その順序は不公平だ。
そして、理不尽。
Kさんと会ったとき、話したときの声や表情や言葉の断片を、出来るだけ多く思い出そう。
これからも、思い出すことだろう。 何回も。
そしてKさんに一番ふさわしい 「セシル・テイラー葬」 を一人でしよう。
昨日いらしたかなりご高齢のおじいちゃま。
足元がおぼつかなかったので、「よろしかったら二階もどうぞ。」 とは言えなかった。
小さな小さな竹のバスケットと、お花が描かれた木製鉛筆立て、というかわいらしいチョイス。
お会計する前に、店の片隅でそっとお財布を開けて中身をたしかめていらした。
チャリンチャリンと音がした。
「まけます!」といいそうになるのを、がまんした。
かなり安めの設定なもんで…。
ムリです。ごめんなさい。
値切られたわけでもないのに、ひとりでオロオロする。
ありがとうございました、と深々と頭を下げて見送った。
「骨董趣味のこども」(昔いたなあ。小五の男子。)も珍しいけれど、「昭和レトロ趣味のおじいちゃま」 というのもかなり珍しいですね。
反対に、古い話だけど、ちょっと悲しかったお客さま…。
買われた柱時計を気に入って使っていたが、二、三年で動かなくなった、と店に戻しにこられた。
どんな扱いをされてたかわからないけど、機械時計はゼンマイがきれてないかぎり必ず動く。
修理もきく。
でも、持ち続ける気はなかったようでした。
見捨てられた時計は、「ご主人」の気の変わるのを待って、戻ってきたときのままの包装で、今でもカウンターのなかにある。
もう二年たってしまった。
ポートランドのダウンタウンでスタバしてたら、ノードストロームという高級デパートの前に、長ーいリムジンが停まった。 (縦列駐車!)
デパートから車椅子のおばあちゃまが出てきて乗り込み、店員が見送りをしてたよ。
こういう人もいれば、ここらへんは昔はいなかったホームレスもいっぱいいたりもする。 (ポートランドの失業率は10%超えてるそうです。)
個人商店がどんどんなくなっていて、チェーン店だらけになったのも、日本とおんなじだ。
おいしかったパン屋さんも好きだったクラフトショップも消えていた。
でも、目的だったパウエルズという大型本屋には行けた。
ここは、古本も新刊も売っている全米屈指の大型本屋で、ポートランドでは必見だと思います。
コーナーごとに関連グッズも売っていてビレッジバンガードみたいですが、グッズの質が高い。 写真集や画集も充実していて、一日中でもいたいくらいです。
観光客が必ず行くパイオニアプレイスというショッピングビルは、私にはまったく関係ない一流ブランドショップばかりだけど、サンリオがあったのがおかしかったな。
ひやかしのつもりで「クレアーズ」に入ったら、以外にかわいいアクセサリーが充実してて、日本のようにギャル向けじゃなくてずっと楽しい!
はまってしまいました。 あれもこれもいいなと思いながら、ロックテイストなペンダントを買う。
あとは、特に行きたいところがないのでスタバで人や車の行き交いを見ていた。
買い付けに関しては、いつもながら「とてもわりに合わない仕入れ」 になりそうです。
アンティークショップでは仕入れ値というわけにはいかないし、たまたまスリフトショップなどで安いものを見つけても、郵送費が段ボール一箱で万単位のお金がかかる。
(いつからだったか船便というものが無くなったので。)
しかも、どんなに厳重に梱包しても、勝手に開けてチェックされるので、必ず三、四個は割れてる。 (またガラスものが好きときてるんだ。)
割れて消えた仕入れ品も、経費なのです。
それでも、「古きよきアメリカ」 を思いださせるもの ―手刺繍のリネンとかキルトとかオールドパイレックスとかキッチンツールとか― を少し買うことが出来たので、店でさらっと売ってから、(店ではレイアウトするスペースがないので)骨董市のほうに並べようと思ってます。
よかったら見にいらしてください。