露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。 国分寺市本町2-25-15 ℡ 090-1400-7141 12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)
猫つながりで、雑誌「新青年」。 表紙がおしゃれでしょ。 裏表紙がなくて状態悪いので、店で五百円で売っています。
子猫で、今までに確認したのは、白に黒少々、黒に白少々、茶トラ、の三匹でした。
昨日のこと。 店の前を通り掛かった中年女性の方に、「おたくの猫、かわいいわね。」と声をかけられた。
「え、飼ってませんけど…。」
「あら、さっき、向かいのビルの間(ここも野良猫ホームグラウンド。)から道路を横断して、まっすぐおたくに入って行ったわよ。 あまり小さいんでネズミかと思っちゃった。」
「いつですか?」
「30分くらいまえに。」
気がつかなかったよ…。
それからまた、はいつくばって子猫探し。
すみずみ懐中電灯で照らしてみる。
鳴き声もしなくて、見つからなかったので、もう出て行ったと思うことにした。
「ちなみに、何色の子猫でした?」ときいてみる。
「ミケ。」
ああ、新色だー! いったい何匹いるんだよ…。
子猫を飼いたいと思ってる方、当店の店内か近所にたくさんおります。
どの子もめちゃくちゃかわいい。
ただし、ご自分で捕獲してください。 むずかしいぞ!
ピカソの額が大きくて重たかったので、2階に運ばないで一階にどーん!と置いておいた。
ガラス入り額の値段だけのつもりで○千円。
なのに、何人も、「ホンモノですか?」 ときいてきた。
……あのね。
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先日店に行ったら、なにやら店番ヒロカがオロオロしている。
子猫が店に入り込んで、什器の大きな家具の奥にいるらしい。
私はおびきだすためのカツオブシパックを買いに走る。 (食べやしなかったけど。)
ヒロカは懐中電灯で探りながら、長い棒で、家具の裏の奥へ奥へと逃げ込む子猫をなんとか手前に来させるようにする。
子猫はバカだから、自分から入り込んで出られなくなったりもするのだ。
もう、人間の子と同じくらいバカな生き物なんです。
ヒロカの奮戦ぷりといったら!
つぎつぎとモノを動かし、スカートが汚れるのも構わず、救出しなきゃ!の一心で、ああーそっちいっちゃだめ、ほらこっちおいでー、とひっきりなしに話しかけながらはいつくばったり、カウンターの上に飛び乗ったり。
やっと家具の裏からは出したが、そのあと見失ってしまった。
じつは、店の入口からすぐのところに隣の建物との通路があり、そこが野良猫一家のホームグラウンドなのです。
だからいれかわりたちかわり、よく迷い込んで来る。
いや別に、閉店時間になったら出ていってくれたらいいんだけどね。 (でないと監禁しちゃう。)
大人猫は追い出すときにわかってくれるけど、子猫は、ほらバカだから。
それにしてもヒロカの奮戦には、見とれてしまいました。 オームを助けるナウシカみたいでした。
「バイトして数年(←自分で忘れてる)、今日が一番疲れましたー。」
以下当店のツッコミ係、バイトMの談。
「猫の世界でさ、ここに入ってくることが、冒険話か、大人になる通過儀礼みたいになってるのかもよ。 あそこのぼーっとした店番の目を盗んで2階でくつろいできたら一人前! みたいな。(そんなのもいた。)
『おまえ、行った?』
『2階まで行ったぞ!』
『わあ、スゲー!』
みたいな。」
古い額って、あそべます。
実はここんとこずっと、ブログ・スランプでした…。
管理人嬢がケータイで自ブログを読めるようにしてくれているけど、iモードのマークがちらちらしてると、早くきらなきゃ!と思ってなかなか読めなかったのでした。
(ほんとはiモードってのが何なのかもよくわかってないのだけど、なんかお金がかかりそうな匂いがするので。)
だからコメント欄だけすばやくチェック入れてたんだけど、ある日ちょっと自分の過去ログを読んでしまったのですね。
そしたら、柱時計の件やこね鉢の件などね、ああ、やだねえ、と思ってしまって。
事実をそのまま書いただけなのに、文にするとなんでちょっといい人っぽくなっちゃうんだろう、と思って。
いい人、なんかいやだし。
違うし。
かといって、悪ぶってこんな悪いことしましたって書いてもね、偽悪趣味もまた、たち悪いしね。
と思ったら、なんかスランプになりました。
もとから私は下町人情モノってのが嫌いで、「フーテンの寅さん」シリーズとか、「三丁目の夕日」(マンガも映画も)とかが、かなりだめなのです。
あの手の人情が、もしほんとにあふれてる地域や時代があったとしても(ないような気がするが)、それはすごくいやなこと(同調圧力とか個の権利侵害とか異質な存在への排他性とか)とセットなんだな、と思ってしまう。
同じ、ハートウォーミングものでも、「スモーク」はOK(夫に、お前はニューヨークの下町ならいいのね、とつっこまれたけど。)、「バグダッド・カフェ」も大好き、でもすごく評価が高い「ニューシネマパラダイス」はダメ、西原理恵子は好きで、「東京タワー」はダメ、と、どういう基準なんだか自分でも分からないけど、わかれている。
いい人、と思われることは、そのちょっとうんざりするほうの人情モノ世界に入れられるようでいやなのかもしれない。
文は、むずかしい…。
地球儀も仲間を呼ぶ。 ウチだけかなあ。
極端に、数学が苦手です。
脳の数字をつかさどる部分に欠陥があるとしか思えない。
計算ができない。
ちょっと前に、骨董市で八千円分まとめ買いのお客様に、三千円も安く言ってしまって、たいへん喜ばれた。
(なんで喜んだんだろう、とあとで計算し直して気付いた。)
まとめ買いのお客様。 これからはちょっとお時間をいただきます…。
「博士の愛した数式」なんてこわい題の本はとても読めない。
その私がですね、骨董市ってもうかってんのかなー、って運転しながら初めて考えてしまったのでした。
おおざっぱにいって、売り上げの二分の一が仕入れ代として、さらに出店料、ガソリン代が売り上げの四分の一として…。
(この時点でもう計算できない。)
家を出てから帰るまで14時間。
重労働。 日に焼ける。 暑い。 寒い。
計算はできないけど、なんかわりに合わない気は、していたな。 ただの勘で。
まあ、純粋の稼ぎはわずかでも、そのわずかずつの積み重ねがなけりゃ、暮らせないからね。
カツカツでもね。
いい言葉だなあ。 「カツカツに暮らす」 って。
関西弁の「ポチボチ」って「カツカツ」とは違うのかしら。
ちなみにウチの店の電話番号は8535(やっとこさっとこ)だ…。
骨董市のメリットも考えてみよう。
こむかいで仕入れができる。
業者さんたちと話ができる。
大勢のお客さんと話ができる。
品物の虫干しができる。(かわりに、急な雨で全部水浸し、というスリルもある。)
ひなたぼっこ。
ほかには…?