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露地裏骨董。 気になる商品がございましたら、「商品の問い合わせ」欄からご連絡ください。詳細説明、追加写真などをお送りします。                                                  国分寺市本町2-25-15     ℡ 090-1400-7141   12:00〜20:00(日曜13:00〜19:00)

2024年11月24日 (Sun)
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2010年09月13日 (Mon)

和紙の顔と薄いパラフィン紙の羽根の、小鳥のぶんまわし。 絶対ぶんまわす気になれない。

sold out

またまた骨董市会話。
谷啓さんの訃報から、みんなクレージーキャッツが大好きだった、という話になって。
K田さん。「クレージー・キャッツの、あの歌、すごいよな。
『金のないやつぁ俺んとこへ来い。』だよ。
『俺もないけど心配すんな。』だよ。
そんで、『そのうちなんとかなるだろう!』だからな。」
「これって絶対、道具屋の歌だよなあ。」
…ほんとに。

K田さんという人が、また、人によってはみけんにしわがよるような苦労を、軽い笑い話にかえてしまうようなお人柄で、「人の気を楽にさせてくれる」天才なのだ。
だから霊にも好かれちゃうんだよ。

でも、高度成長期にさしかかったときの歌だね。



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2010年08月21日 (Sat)
青年A (プライバシーにかかわるので、特別に匿名。) のお金の使い方は、とてもきれいだ、といつも思う。
アートだ、とすら思う。
フリーターの彼は、とても貧乏ぐらし。 風呂なし、エアコンなしのアパートで、ちょっと前までは布団もなかった。(今はもらったらしい。)
そういうものをほしいとも思わないらしい。
でも、店や骨董市でピンときたものは、いくらだろうが、ポンと買う。
(それが、たいていは非実用品の、生活には無用の長物ときている。)
「相場はいくらくらいか」 とか 「ほかでもっといいものがあるかも」 とか 「値切れたら買おう」 とかは全く考えてない。 「惚れた一点ものに相場なし。」 である。
 あくまでも目の前のモノと、自分の関係。

先日も、ごはんを誘ったら、お金がない、というので、どうしたの?ときくと、「青山のギャルソンで、シャツと革靴を買った。」とのこと。
おお!やったね。 たぶん月収分だね。 ギャルソンというのが納得だね。 そうか、それなら仕方がない、と思う。
(ギャルソンの方に、Aがどれだけ貧乏か、教えてやりたいと思った…。)
そういえば、私は久しく、こんなお金の使い方をしてないなあ、と反省(?)した。

お金の使い方が対照的なのが、私の親族…母とその姉妹たちで、商店街などに買い物に行っては、目に留まったものを、「安かったから。」 というだけの理由で、山ほど買い込んでくる。
ただ買いたかっただけで、もともと必要のないものだから、そのうち私とか親戚の子などに、どかんと小包で送ってくる。 (未開封のものとか賞味期限切れのお菓子とか。)

「安かったから。」 がキーワードの、ゴミの山である。
おそるべき、ダダもれのお金使いです。
人生でのその膨大なムダ使いを計算すると、いったいいくらになることか。
私も似たようなことしてないか?と、ドキッとする。

私も、消費者であり、仕入れもする立場だから経験上思うのだけど、金額の上限をもうけて、その範囲内だけで買う、ということを繰り返していると、いつまでたっても 「ゴミ」 しか買えないものなのです。
無心にモノを見て、これは絶対ほしい!と惚れ込んだものを、(いつもじゃなくてもね)、買いたいものだ、と思う。
そうやって買ったものは、結局、上乗せして売れる値段じゃなかったり、下手すると最初から買値を割った値段をつけちゃったりするんだけどね。
特に古陶などは、いくら見て歩いても、人の売り物を触らせてもらっても、自分の身につかない。
一度手元に置き、好きなときに触り、使い、眺めなくては、良さも隠れたダメさも本当にはわからないと思う。
きりがないですけどね、たまにはね。
そうやってたまに思い切った仕入れ(買い物?)をすると、「へえ、お金あるねー。」とか茶々が入ったりするけどね、そういうこと言う人のほとんどは、私より生活に困ってなくて、そして絶対 「青年Aより金持ち」 なんですよ。
2010年08月16日 (Mon)
ある骨董市では私は奥の場所に出店しているので、入口近くの業者さんから大きなものを買うと、奥まで抱えて歩くので全業者にバレバレだ。
それ買ったの、とか、あーまた買ってるよーとか、いくらだった?、とか、お声を浴びながら戻る。
またうちの店でなんか大きなものが売れると、今度はお客さんがそれを抱えて通るので、入口近くの業者さんに、あれ、売れたねー!とか、若手さんに、「よかったですねー、心配してました。」 とか言われたり。(ありがとうよ。)
なんか、売り買いがバレバレで、やりづらいぞ。

最近、ある紙モノを市場で仕入れ、骨董市で並べたら、これは○○さん(業者)が買いそうだな、とか、ネットで売ればいいのに、(たしかにネット向きだと思った) とか言われました。
結局ネットもやってる違う業者さんが買ってくれたのだけど、後日、「あれが○万円で出てたよ」 と追跡調査までしてくださる方がいたり…、買ってくれた業者さんも、さぞかしやりづらいだろうな。
この業界、売り買いはかなりバレバレです。

いつも 「ネットやったら?」 とアドバイスしてくださる業者Yさん。 気持ちはありがたいけど、私がいつまでたってもやんないもんだから、「やらないのは、生活に困ってないからだな!」 って。
それはとんでもない言いがかりというもんだわ。
自慢じゃないけど、困ってます、じゅうぶん!
(自分では、忙しさでその「ネット利益」?をカバーしてるつもりでいるんですが。 私ほど忙しい思いをしている人はちょっといないんじゃないかと思う。)

自分がサクサク出来るもんだから、私がどれだけパソコンが苦手かわかんないのね。
とにかくコンセントついてるもんは全部嫌いなの。
コンセントもんでも特に、パソコンと、テレビの下にある、HDDとかDVDとか予約録画とか外部入力とか書いてある機械(なんていうんだっけ?)が嫌いなの!
(単に、操作できないからということですが、操作しようと思う前に、用語の意味がわからないからです。 外部って何の外部?)
でも、このままだといつか体持たなくなると思うし、いやいやでもいいかげん覚えなきゃなる時がくるかも…、ともやもや考えてしまいました。
うちの子供達は、(私のわからんちんぶりを知ってるものだから) 教える役目、パス、といってます。
2010年08月06日 (Fri)
夕刊を見てたら、懐かしくて慕わしい名前を見つけて、食い入るように読んでしまった。
木幡和枝さん。
どういういきさつだったか、札幌でジャズ喫茶をやっていたときに、松岡正剛氏とともに来店された。(札幌にいらしたのは、イベントのためだったと思う。私はイベントの一環として阿部薫ライブを入れてほしいと申し入れたのだった。今思い出した。)
 それは実現しなかったが、その縁で工作舎の雑誌 「遊」 に一度だけ書かせていただいた。
上京したら編集部に遊びにいらっしゃいとお言葉をいただいたが、一度もお伺いせずにいた。
その後芸大教授になられたのは知っていた。。
お会いしたときに、まとまった話をしたわけでもない (と思う。忘れました。) のに、なぜ慕わしいお名前なのかというと、ちょっとした会話、態度での 「ああ私、この方、わかるなあ。」 という直感だけなのでした。
その後ずっと、正直、セイゴオ氏より気になっておりました。
夕刊では、スーザン・ソンタグ女史と写真に写っていた。
スーザン・ソンタグは、よく知られている通り、9・11テロへの報復としてのイラク攻撃に、国をあげての愛国ムードのなかで、果敢に抗議の声を上げた作家です。
このお二人が、友人だった、ということを初めて知った。
別々に好きだった人同士が、友人だったことを知るなんて、嬉しいことじゃないですか?
2010年08月04日 (Wed)
先月のニュースだったか。ペットボトルを組んで作られた船が太平洋横断に成功した、というニュースを何気なく見ていた。
インタビューされてたキャプテンらしき人が、赤いニット帽をかぶっていたので、もしや!と思って身を乗り出した。
カメラがひかれたら、乗組員全員、かぶってるじゃないの、赤いニット帽!
これは確信犯だー!と一人で嬉しくなる。

何が嬉しいのかお分かりにならない方は、拙ブログ「ライフ・アクアティック」の項をご覧ください。
(はりつけ、ということが出来ないので…。)
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