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2024年05月01日 (Wed)
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2012年05月04日 (Fri)
うーん…。
この方の (ブログ「徘徊中年日乗」) ディープなエリア徘徊趣味に比べたら、 自分の 「下町趣味」 や 「やさぐれ愛好」 なんてかわいいもんだなあ、 と思わされます。

東京に生まれ育ったなら、 用事でもないかぎりわざわざ行かないだろうエリア。
新宿ションベン横町 (今はおもいで横町っていうんだっけ) くらいかなあ、 かぶってるのは。

「その町の住人は、 その町の魅力に気がつかない。」
と書いてたのは、 劇作家鴻上尚史氏でした。
だから、 町の観光事業 (映画のロケ地として推すとか) には、 外部の人、 旅行者の眼が必要なんである、 と。 
大林宣彦が 「転校生」 を撮るまで尾道の方たちはその魅力がわかっていなかった、 と。

『 生まれ育った人たちが見慣れすぎていて、 ちょっと恥ずかしいと思っていて、 観光客の眼からできれば隠したいと思っているところ 』、
そここそが外部の眼からみたら一番魅力的なところなんだ、 と。
その感覚がわからない人だけでなりたってる 「市の観光課」 などは、 的外れの観光策をやっている、 と。

ほんとだね、 と思いました。

自分の田舎でいえば、 小樽運河の 「観光地化の惨状」 …。
(ちょっと意味ちがうけど、 倉本聡氏の 「北の国から」 。
あれは、 べつに住人が隠したいと思ってるところを撮っていたわけじゃないんだけど、 
北海道の住人にしてみれば、 「なんかヘン。」 と思うようなドラマでしたね。
どこがどうヘンなのか、 ずっとうまく言えないでいる。)

ときどき遠くからお見えになる中年男性のお客様。 先日初めて名刺をいただき、 建築士でアーバンデザイン専門の方だと知った。
で私はここぞとばかりお尋ねしました。
震災以降、 木造密集地域が眼の敵になってますが、 住民の安全上なくしていかなけりゃならないのですか?  と。

ほんとはね、 木造が一番地震に強いんだよ。
昔は 「修繕」 ということをやってきたからね。
法隆寺をみてごらん。
本郷三丁目あたり、 例の下宿だけでなくて、 まだまだいい建物が残っていてね、
そういうのこそ文化遺産、 ひいては観光資源、 という捉え方がないんだよね。

で、 ひとしきりスカイツリーの悪口と、 その裾野エリアの心配をお話になって帰られたのでした。





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2012年04月20日 (Fri)
母の大勢の妹たちにまみれて (というかまぎれこんでというか) 育ったせいか、 ものごころついたときから懐メロ歌謡曲好きで、
歌に関しては二十歳くらい年上の方と話が合うのです。
でも叔母たちと違って、 私が好んだのは 「憧れのハワイ航路」 とかの明るい歌ではなく、
「星の流れに」 とか 「カスバの女」 とかの、 なんというか、 やさぐれた歌だったんでした。
「こんな女に誰がしたー。」 って歌う幼児で。
「明日はチュニスかモロッコか」 とかね。  意味わかってない。
これは先天性というもんでしょうね。
コドモ期のやさぐれ歌謡好きは、 のちのジャズのブルーノート音にとりつかれる前兆だったのかもしれません。

美空ひばりのマドロスものも、
「風に吹かれて逆立ちすれば… 」 の 「越後獅子の唄」 も、
「右のポッケにゃ夢がある。 左のポッケにゃチュウインガム。」 の 「東京キッド」 も、
「車屋さん」 も、 大好きでした。
あと、 ばかばかしい歌もね。
少しあとの坂本九 「すてきなタイミング」 も 森山加代子 「月影のナポリ」 もおおいにばかばかしかったね。
ちなみに、 ばかばかしさナンバーワンの歌って、
小林旭の 「あのコをペットにしたくって…」 ってやつだと思うわ。
ひばりも旭ものちに人生を歌うようになって、 私はうけつけなくなってしまった。

カラオケに行こうといわれても、 歌いたい歌がないから、 って言う。
そんなことはない、 たいていの歌はあるから、 っていうんで行ってみると、
ほんとにないのだよ、 私の歌える口承歌のたぐいって。
発売されてないのだからあるわけがない。
(口承歌って、 世代も時代も関係なくって、 ヒミツの感じがするので、 ひそかに愛好してきたのでした。)

私の知っているのは少なくて、 
「ひとつ、 昼もする炭鉱の××よ、 ふたつ、 舟でする船頭さんの××よ、…」 の、 ××の数え歌とか、
吉田日出子が 「日本春歌考」 で歌った 「雨のショボショボ降る晩に~」 の歌とか、
「身から出ましたサビゆえに…」 の、 ネリカンブルースとか、
状況劇場の ジョン・シルバーの唄、 とか、
ワルシャワ労働歌とか。
(これを口承歌と言っていいのかわからないけど、 実態はそうですよね。 これ、 超々スローで歌うとやさぐれ歌謡なんですよ。 ギターはアルぺジオで。)
ほら、 だからないっていったでしょ。

ところで、
単純に考えてみて、
その歌がいい歌かどうかにかかわりなく、
人生である歌を歌うように強制されるシーンがありうるなんて、
なんてシュールな映画みたいな話なんでしょ、 と思ったけど、
「口が動いていない」 でますますシュール感が… 。
未来世紀ジャポン。




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2012年04月16日 (Mon)
「あの女の人は、ワケありでねえ、」
と昨日、 ある業者さんが言った。
彼、最初、 「難ありで… 」 と言い間違えそうになったよ。 (業者用語だもんで。)
(難ありのひと… ね! いいね。 これもインプットされちゃった。)
そのとき、 お、 ワケあり、 っていい言葉だな、 と思ったのでした。
「ワケありで、 安いのです。(高いのです。)」 とか、
「ワケありで、 休みます。」 とか、 ね。


「ワケありの子」 って、 なんか自分もずっと言われてたような気がいたしますの。
(おもにバカ母がワケを増やし続けたんだけど、 20代からは自分で増やした気が… 。)
で思ったんだけど、 夫と結婚してからこの方、 私はすっかりワケありのひとじゃなくなったなあ、 と。
いいことなんだろうな。
特殊感がなくなってちょっとさみしい気もするんだけど。
先月古い友人山田さんに、 「たくましくなったなあ。」
「カゲがあってよかったんだけど。」
と言われてしまった。
ワケ即ちカゲ、 ではないのです。 
(ワケとは事情のこと。 カゲとは、 なんだろうな。 漠然とした罪悪感みたいなもんかなあ。 
そんなナルシスムだか自己憐憫だかわかんないようなもん、 なくなってけっこう。)
で自分の場合、 ワケありとワケなしでだいたい同じ年数分だから、 人生、 帳尻があってるもんだと、 なんか感心してしまった。
(ずっと難ありさ。)
いや、 わからないぞ。
これから、 ワケありの老人になるかもね… 。

母は軽い認知症になってから、 別人のようにかわいくなった。
先日、 病院に会いに行ったとき、 帰りがけに 「じゃ、 帰るね。 また来るね。」 と言ったら、
「アリガトウ。」 と言ったのでびっくりした。
ありがとうとごめんなさいは、 言ったことがない人だったのだ。
やめてよ、 と思った。






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2012年04月06日 (Fri)
初めての子が二歳くらいのとき。
小さな病院の待合室で、 私はひざに子供を乗せて、 退屈させないようにと小さな声でしりとりをしていた。
単語を言うのもだんだん飽きてきて (私が)、 長いセンテンスでのしりとりとなり、
となりの女性が噴き出していた。
そのとき小さな手をぽんぽんともてあそびながら、
私はなぜか、
この手の小ささを覚えておこう、
決して忘れない、
と、 強烈に思ったのだ。
それまでにも毎日何度も触れていたのに… 。
こどもが毎日成長していくのが、 うれしいようなもったいないようなさびしいような感情が、 一気に高まったんだと思う。

昨日、 十年以上前にバイトしてくれていたみほちゃんが、 三歳の男の子をつれて遊びにきてくれた。
みほちゃんは美大をでたあとバッグメーカーに勤め、 結婚して二児のママ。
三歳坊やは当然古道具に興味なしなので、 店内を物色したいママを残して、 近所に散歩に連れ出した。

並んで歩くと、 自然に手をつないでくるのです。
ああ、…この感触だよ。
思いだしちゃった。

どう思い返しても、 やっぱり学齢期前が、 親と子の蜜月。
あのときあーんなに可愛かった! という記憶が、 その後の一筋縄ではいかないこどもとの暮らしを支えてくれたのです。

あの頃、 電車の中でどんなむさ苦しいおじさんなどを見ても、
「この人のお母さんも生まれたとき喜んで、 可愛くて大事にしたんだろうなあ。」
と思うとみんないとおしく可愛く思えたものでした。
今はそんなことない。
一時的な博愛精神? だったんですね。

みほちゃん、 来てくれてありがとう。
今の、 期間限定の、 小さい人たちとの暮らしを、 めいっぱい、 楽しんでください!





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2012年04月03日 (Tue)

寒かったけど、 なんとか天気に恵まれ、 無事に終了しました。
しっかし、 美しくないレイアウトだなあ、 とあらためて写真で思い知る。
この日は「Brocante du monde」のアキちゃんとのコラボ。
(写真の黒い布から左側。)
アキちゃんは着くなり手早くかっこよくレイアウトを決めていて、 (手持ちでグリーンまで持ってくる人ってあまりいなくない?) 
お隣りがこんなでごめんね、 ほんと。

大江戸は手持ちならでの楽しみがあります。
車出店だと片付けはじめてから完全撤収まで3時間はかかる (私は特別。) のに、 1時間もかからないし。
運転しなくていいし。 (きらいなんですよ。)





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